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第七話:修行

 なんか一話の文字数を減らせば続けられるかも。こっちの話は一話を長くしようかとも思ってましたが、やっぱりあっさりときりのいいところで区切って書いていきます。できれば毎日更新したいけど、明日は朝から夜まで仕事入ってるし書けるかな……

「もっと俺を見ろアスカ!

 こう腰をひねって軽く持ってシュッだ!」



「はい師匠!

 軽く持ってシュッ!」



「そうだいい出来だ。

 次はこう、ダーって感じでやってみろ」



「はい!」



 俺はいまアスカと仕事部屋で汗を流しているところだ。もちろん鍛冶仕事でだぞ。


 なんかアスカの飲み込みがいいもんだからから調子に乗って教えまくってたらあっという間に技術を覚えていくのだ。

 俺が鍛冶職人甲子園で作った変態刀もあっさりコピーできるようになりやがった。


 その期間一時間。村に帰ってきてすぐに修行を開始したのだがたった一時間で俺の技術をほとんど覚えやがったのさ。


 だが、まだまだ俺の模倣しかできないあたりは未熟だがな。オリジナルで俺に匹敵する刀が作れれば免許皆伝だろう。



「師匠!

 そろそろ晩御飯の時間なのでお腹がすいたな~、と可愛らしく催促してみたりします♪」



「では食事にしよう。

 俺はこう見えても料理も達人級だったらいいな~、と普段から考えているのできっと旨いものができるはずだ」


 これまで料理なんかしたことないから詳しくはしらないけど、料理って愛情を入れればなんとかなるんじゃね?




 そして料理開始


「全て~は~愛の~ターメリック♪

 ハラハ~ラハラペーニョ♪」


 作るのはカレー。ヒロシマでレトルト食品も色々と買い込んでおいたからな。



「師匠ー!おいしいれふ~♪」



「ふふふ、崇め敬え奉れ。

 俺の愛情がたぷたぷ入った最強のカレー……に見せかけたハヤシライスはどうだ!」



「なにぃ!?こいつはハヤシライスだったのか!

 ちくしょう、気付かなかったぜ!」



 ふふふ、甘いな弟子よ。そんな蓋を開けて放置したサイダーより気が抜けたことでは俺を越えるなんぞ夢のまた夢だ。



「もっと修行を積むんだな」



「はい師匠ー!愛してるッス!」



「ふぁーはははははははは!」

 

 とまぁ、俺とアスカとの師弟関係は極めて良好でこんな時間がずっと続けばいいと思っていたが俺が楽しんでいると必ず邪魔が入ることとなる。


「ずいぶんと仲がよろしいですね。

 私も参加してもよろしいですか?」



 畑仕事を終えたばかりのキヌちゃんが勝手に上がり込んでいた。そして勝手にハヤシライスを食べていた。

 だが驚くのはそこじゃない。この城の罠が発動しなかったことなのだ!



「ば、ばかな!キヌちゃんはなぜ罠にかからずにこうして勝手にカレーに見せかけたハヤシライスをパクついているのだ!?」



 この城の罠は面白そうだからという理由でキヌちゃんだけに作動するようにしてあるだけでなく、これまでの比ではないほど凶悪なものへと改良していたはずなのだ。

 なのに、ここにいるキヌちゃんは全くの無傷だった。



「甘いですわカブラさん。

 私はあなたのその達人の身のこなしを間近で見ることにより自分のものとし、この城の罠程度ならすでに見切っています」



 そんな能力があったとは!てゆーか以前戦闘能力はないっていってたのに。



「前回言った時は確かに戦闘能力はありませんでした。

 ですが今日この瞬間に至ってようやくカブラさんの体捌きを真似することができるようになったのです。

  あ、アスカちゃん、ラッキョを取ってください」



「おう、カレー(ハヤシライス)にはやっぱラッキョだよな!キヌ姉ちゃん」



 なんかアスカとキヌはだいぶ打ち解けているな。

 まぁいい、さらに凄い罠の発明に取りかかればいいだけのことだからな。




 その後はとくにイベントもなく食事を終えたらキヌちゃんは帰って行き、俺とアスカは再び修行を再開することとなった。



「今度の修行は100倍の重力の中で行う。

 これを成功させればお前の戦闘能力はおよそ2倍になると思う」



「了解だ師匠!

 あたしの底力を見せてやる。ウーハー」



「では行くぞ!ハンマー乱れ投げ」


 俺は熱く熱した鉄板に金槌を力の限り叩きつけ、それを一秒間に100回行った。

 そして出来たのは一振りの大剣。全長2m、厚さ5㎝、重さ120kgの大剣で、竜を殺せるだけの破壊力を秘めた剣だった。



「どうだ弟子よ。

 次にお前に作らせる剣はこいつだ。

今の俺の動きを完璧に再現して作ってみろ」


 

「わかった。

 ハンマー乱れ投げ!」

 アスカが投げたハンマーは俺の動きをほぼ完全に再現し、鉄板はどんどん剣の形になっていくが……



「まだまだだな。それではとても剣とは言えないなまくらだ。

 だが炎耐性の上昇率は素晴らしい。これはこれで売り物として明日から店先に並べてもいいだろう」



「師匠、御指導ありがとうございます!」



 うむうむ。さて、弟子もすぐに独り立ちできそうだし、そろそろパソコンをネットにつなげてみるか。

 村の拡張作業の第一歩としてこの村に必要な文明の利器として一番最初に必要になるものだからな。



 そうして一日の修行を終え、俺はまだ箱から出してもいなかったパソコンを取り出しネットに繋げる準備を始めるのだった。

 なんかアイデアがゴワワワゾモモモーっと湧き出たので一気に書きあげちゃいました。やっぱ考えて書いてないと筆も早いなぁ~w

 それと感想、評価、お待ちしています。これからの展開はある程度まとまってきましたので読者の皆様のメッセージお待ちしております。

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