第九話:なにしてくれとんのじゃー!?
毎朝六時の更新に別段深い理由もないので今回はこの時間にw
パソコンをネットに繋ぐためにチウちゃんに会いに行ったらうっかりチウちゃんの館を壊しちゃったので俺の店に住むことになったのだがそれは構わない。
むしろ望むところ!っと思っていたのだが、まさか俺の店までも俺がちょっと留守にしている間に木端微塵に倒壊しているとは夢にも思わなかったよ……
「ここがカブラの家なの?僕は長いひきこもり生活のために体が衰えているからこんな雨風もしのげないような家、だったものに住むのは無理なんだけど」
「いやいや、俺だって肉食系男子を自認しているがこんな瓦礫の山で寝るなんてできないって。
出かける前は普通に建っていたのにな……」
もちろん犯人は分かっている。あのバカ弟子の仕業に違いない。まったくあいつはちょっと眼を離すととんでもないことをしでかすな。
「あ、師匠お帰り。
そっちが手伝ってくれる魔法使いか?
あたしはソウリュー・アスカってんだ。よろしくな!」
アスカは何事もないように瓦礫の山から飛び出してきてチウに握手を求める。こうして比べてみてみるとよくわかるが、チウちゃんは小さいな。アスカが165㎝くらいだからチウちゃんは133㎝くらいか?
ってアスカよ。この状況の説明をまず最初にするべきだろう!!
チウちゃんも何握手に応じてるんだよ。あぁもう、何からツッコムべきか。
「僕はカブラのお嫁さんのザトケ・チウ。
よろしくね」
何やらチウちゃんの目がどす黒いんだがこれはどういうことだろうな。
「ほらほら、とりあえずアスカ、お前が家を壊したんだろ?
だったらお前が修理をするべきじゃないのか」
「師匠~、あたしだけじゃ無理だから師匠が帰ってくるのを待ってたんだぜ~。
それにこの家が脆すぎるんだよ、あたしがちょっと爆発事故起こしたら壁に亀裂が走ってこう、ビシビシってなってグラグラっとなってバキッ、ドカーンってなったんだ。
だからあたしの責任ではない。
つまり弟子の不始末は師匠に任せる」
「駄目よ。
カブラは僕に初めて男というものを教えてくれた大切な人。
それをあんたのミスで僕との愛の語らいの時間を割くわけにはいかないわ」
さっきまで仲良く挨拶してたのに急に口調が変わるチウちゃん。というか俺は別に何かをしたわけではないんだがなぁ。
「と言ってもアスカ一人ではこんなでかい城を修復なんてできないだろうし、お前らはその辺で遊んでろ。
あとは俺がなんとかしといてやるから」
弟子の失敗の後始末だなんて師匠らしくていいかもな。なんか青春してるって感じだぜ♪
その後は特に問題なく10分で城を修復し、チウちゃんのための部屋も新しく用意した。
アスカは一人で鍛冶をするのは危険なので俺がいない時に仕事をすることは禁じておいた。まったく、こんなのがいつかは超一流の刀鍛冶になれるのかねぇ。
「カブラ。
ネットと電話の接続は終了したわ。
でもこの村にはまだ魔力が通ってないし、携帯電話の圏外だから早めになんとかしないといけないわね。
僕の魔力と演算能力を代用して一時間は稼働できるからその間にどこかの業者に依頼した方がいいよ」
「それはすでに完了済みだ。
新しく修復したこの城にはコンセントもあるだろ?
ちゃんと魔力も通ってるからそっちに繋いでくれ」
俺はチウちゃんが作業している間に魔力をこの村に通わせる用意はすでにすませてあり、小型の村用人工衛星も打ち上げているのでこの村はだいぶ発展したと言える。もう圏外じゃないぞ。
さすがに村人は新しく越してきた俺とアスカを加えても14人だけどな。人口に関しては時間をかける必要があるからのんびり行くか。
「さすがは僕のカブラだ。
仕事が早いね。
じゃあ今夜はもう寝ましょう。
僕はいつでも準備できてるから食べてもいいよ。
早くこの村の人口を増やしたいんでしょ?」
「いやいや、チウちゃんはまだ子どもじゃないか。
そういう男女の関係というのは大人になってからだよ」
なんか必要以上に懐かれたな。でもチウちゃんってまだ小学生くらいだし、さすがに手を出しちゃマズイよな。
そして俺はなんとかチウちゃんを説得して自分の部屋に帰って寝ることが出来た。
「明日は観光客集めのために何か作ろうかな。
ではおやスイミング♪」
そうしてゆっくりとスイマーに襲われた。
「おやスイミング」と「スイマー(睡魔)」は私がよくフレに対して言うセリフです。これがお約束になってるなんて変わり者かもしれませんね。




