第19話 錆びたロイス・エイナの鎧戦
もうこれ以上のダメージは受けれない、錆びた騎士との戦いで出た汗の中に冷や汗だけ敏感に感じ取る翔太。騎士がもう一度斬り降ろすが、三人は避けて今の内に騎士との距離を置く。
「こうなるんなら、さっき行った村で買い物を済ませるべきだったな」
「誰かさんのおかげで村を早く出ちゃったけどね」
「はは、すまん」
「来ます。構えて」
騎士はまた錆びた剣に紫色に光りだし、斬撃を翔太、ジル、フィースに向けて飛ばし、隙が生まれた瞬間に素早く動いて突き攻撃をするよう。そしてその矛先はフィースだった。
「え」
剣先とフィースの距離はまだ余裕があるが、身体が硬直してしまい動くに動けなくなってしまう。まるで蛇に睨まれた蛙のよう。
「おいおい、ボーっと、してしまt以上のダメージは受けれない、錆びた騎士との戦いで出た汗の中に冷や汗だけ敏感に感じ取る翔太。騎士がもう一度斬り降ろすが、三人は避けて今の内に騎士との距離を置く。
「こうなるんなら、さっき行った村で買い物を済ませるべきだったな」
「誰かさんのおかげで村を早く出ちゃったけどね」
「はは、すまん」
「来ます。構えて」
騎士はまた錆びた剣に紫色に光りだし、斬撃を翔太、ジル、フィースに向けて飛ばし、隙が生まれた瞬間に素早く動いて突き攻撃をする。そしてその矛先はフィースだった。
「え」
剣先とフィースの距離はまだ余裕があるが、身体が硬直してしまい動くに動けなくなってしまう。まるで蛇に睨まれた蛙のよう。翔太はフィースの危機に察してその人の前に立った時、大きい金属音が辺りに響く。
「おいおい、ボーっと、して、しまったら、死ぬぞ」
その音は騎士の矛先が翔太の持っているブロードソードの樋に当たった音だった。フィースは彼の声で身体の硬直が解けその場から離れる。
「(コイツ、僕たちの中でフィースの体力が弱いのを分かって狙いやがった)」
「離れなさい」
ジルの応戦によって騎士は翔太から離れるも、翔太は騎士を追って攻撃をし続ける。防ぎ、弾かれれ、攻撃するも防御されてしまうが、遠くからフィースの魔術を盾で防いだ事によって騎士が隙を生み出してしまう。
「(今だ!)」
翔太は騎士の右籠手辺りを思いっきり斬り下ろす。錆びの原因なのか意外と脆く、右手は崩れてしまう。騎士の右手があったところに目線を移すとなんと、生身の右手が無かった。
「・・・中に、人がいない」
この騎士、いや錆びた鎧は、左手に装備してある盾を放り投げ、錆びた剣を左手に持つ。
「まだまだ、戦う気があるようね」
「でも、希望が見えてきました。鎧を破壊すれば恐らく動かないと思います」
翔太は呼吸を整えて、剣を両手で持ち錆びた騎士に駆ける。彼と騎士の剣戟の音が辺りに響く。騎士は利き手と逆の手で持っているため、力がさっきよりも弱くなっている。
「(さっきよりも戦いやすくはなった、けど)」
錆びた騎士の戦いは、最強という強さではないにしろ少なからず中堅以上の技術があるが、翔太は剣を持って間もない初級の冒険者。それでもギリギリ戦える理由は、ジルとフィースの存在が大きい。
「あ、ヤバい」
翔太の攻撃が弾かれて体幹が崩れてしまう。
「<魔術 火球>です」
フィースが放った魔術により騎士はよろめき、態勢を整えた後は魔術を放った本人に襲い掛かろうとするも翔太が守る。
「絶対に、行かせねえ」
再び騎士と翔太との剣戟が始まる。翔太は、視界の右端からジルが力いっぱい弓の弦を引く姿が見えたので、バックステップでその場から離れる。
「(あ)」
「・・・フン」
その矢はまっすぐと騎士に向かい腕当を貫通させ、それに出来た罅をさらにジルが横からも、飛びながらも上から狙い撃ちをして見事左腕を破壊させる。鎧への耐久力が減ってしまったのか、錆びついた騎士は膝をつき始めるもまだ翔太達を倒そうと起き上がろうとする。
「しぶといわね」
「二人ともその場から離れてください。わたくしが覚えてる中で一番威力の高い魔術を詠唱します」
翔太とジルは気になってフィースの方へ目を向けると、フィースの周りには風が集まっており徐々に風が強くなっていた。まるで嵐のように。
「これ、踏ん張るだけで精一杯、うわっ」
「キャ」
二人は風の強さに耐え切れずに壁に軽く激突する。集まった風は強さはそのままに、規模が小さくなった後ゆっくりと騎士に近づく。
「二人とも身を伏せてください<魔術 風の魔爆>」
フィースの言葉に続き翔太とジルも一緒に身を伏せる。小さくて強い風は騎士に近づいた時、それは爆弾のように弾ける。衝撃波と暴風が辺り一面暴れ狂い、その衝撃に耐えられなかったのか錆びた騎士はバラバラに崩れた。
「お、終わったのよね」
「フィース、狭い場所でのそれ禁止ね」
「す、すみません」
「まあまあ、勝ったんだしいいじゃない」
「だな、疲れたあ」
この戦いに勝って一安心した三人はその場で一旦その場に座り込む。ステータスを確認すると全員一律にレベルが上がっていた。
山根翔太 Lv.11
<体力> 160
<魔力> 59
<力> 102
<知力> 50
<俊敏> 72
武器 ブロードソード <スキル> 武器での防御力上昇(小)
ジル・アレクシア Lv.9
<体力> 93
<魔力> 57
<力> 48
<知力> 59
<俊敏> 82
武器 コンポジットボウ <スキル> 矢の装填速度が上がる(小)
Lv.9
<体力> 79
<魔力> 105
<力> 32
<知力> 80
<俊敏> 45
武器 魔術師の杖 <スキル>詠唱時間短縮(小)
「みんな、どうだった」
「1上がったわよ」
「同じくです」
「ん?これは?」
翔太はその場に落ちていた錆びた剣を拾う。
「この剣は先ほどの騎士が使った物ですね」
その剣は青く錆びついたものであり、まともに使う人は気が狂ったんじゃないかってほどに。そんな剣を彼はまじまじと見ている。
「これ鍛冶屋に持っていけば綺麗になるのかな」
「少々値が張りますができなくはないですよ」
「じゃ、持って帰るわ」
そう言い道具袋に剣を入れる。
「じゃ、かえ、ってええ」
翔太が立ち上がった時、この小さな部屋が大きく揺れる。立ち上がった彼もあまりの揺れの大きさに膝をつくが、一瞬で治まる。
「だい、じょうぶなのよね」
ホッとしたのも束の間だった。床が崩れ落ちてしまい、三人共また落下する。
「「あああああああ」」
「またかよおおおおおおおおおお」
錆びた直剣
それは凄く錆びついた剣。切れ味も悪く、この武器に命を預けることはできないだろう。だが、窮地に陥った時こそ、この武器は真の力を発揮するかもしれない。それは人も同じ。




