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どんな時間であっても、理不尽なことで説教を受ける。
例えば、「いじめられるのはあなたのせいです。私のせいだと周りに言って回るのも、泣いて帰ってくるのもやめなさい」
周りに悪口を言って回っている訳ではありませんでした。
この点だけは冤罪です。たぶん、泣き声を聞いた近隣の方々が噂していたのでしょう。
説教自体、理不尽としか言いようがありません。
ここで口答えなどすると、髪を引っ張られたり、お腹を殴られたり、風呂場の浴槽に頭を叩きつけられたりします。
時間は深夜です。説教の間でも眠たくて仕方がありません。
寝落ちもしばしばでした。
彼女の説教はとめどなく繰り返されます。私を愚痴のはけ口にしているだけです。
狸寝入りも試みましたが、三回目には起こされました。
それからは、説教が終わるまで何時間も聞かされ、眠気が起きれば、叩かれたり、蹴られるなどして聞かされ続けました。
ひどいときには、風呂場の浴槽に頭をぶつけさせられたり、壁にぶつけさせられたり、階段をのぼるときに後ろから押されたり。
そうだ。一晩を外で過ごしたこともありました。