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異人  作者: 伊波光紀
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異世界の扉

自分の生きている世界とは違う、もう1つの世界があると聞けば、ほとんどの人は「馬鹿らしい」「なに言ってんだ」と答えるだろう。現代では魔法や錬金術と言ったものは幻想であり、創作や芸術の題材にされるだけの想像の産物であるという認識だからだ。

認識と言うよりも実際そんなものはこの世界に存在する事はなく、あり得るはずがないのだ。



この世界にとってはの話であるが。


俺達は今、魔法が生活の一部になっている世界にいた。

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