3 初めての外とおいしい牛肉
あらすじ
ニックの夢の中に自称神改めてノエルがきたよ。
ニックはノエルにお礼を言ったよ。
ニックは2歳になったよ。
ニックは歴史書とモンスター図鑑を手に入れたよ。
どうやらニックの住んでる所はドラッヘン王国って名前らしいよ。
王様はいい人だけど女好きらしいよ。
以上だよ。
おはようございます、ニックです。先ほどまで隣の部屋でシャーリーのグレネードにゲルガーのビックマグナムで炸裂させてました。二人目も早いかな?
それは置いといてモンスター図鑑を読んでいきましょう。
「歴史の次はモンスターだ!、気になって仕方ない!(棒)、ん?、なんか書いてあるな。」
モンスターは種類によって強さが違います。なのでモンスターにはランクが付けられます。
ランクは低い順から、E、E+、D、D+、C、C+、B、B+、A、A+、S、S+、SS、の13種類があります。
「へぇ~なるほど、こんなのがあるんだ。」
「それよりゴブリンは何処だ?、………あった!」 (
ゴブリン、森は草原に生息し、繁殖力が非常に高く、集団で行動することが多く、知性は低い者も居れば賢い者と、バラバラである。
lv1〜lv3 E
lv4〜lv9 E+
lv10〜lv14 D
「lv?、レベルの概念があるのか!?」
俺は転生前はゲーム、主にRPGをよくやっていたので、驚いた。
「ゴブリン以外は何がいるかな?」ペラッ
ファットラット、通常のラットの約8倍の大きさ。草原などによくいる。毒を持っている個体も確認されている。
lv1〜lv5 E+
「毒か、怖いな…。」ペラッ
アンデッド、人間の死体に悪霊が取り憑いた者。光を浴びると溶けてしまう為、夜にしか出没しない。
lv10〜lv13 D
lv14〜lv15 D+
lv16 C
「ひえっ…恐ろしい…」ペラッ
レッドドラゴン、人間より遥かに大きな身体を持ち、口から火を吐く。長寿であり、体調は6メートル程。
lv35〜lv40 B+
lv40〜lv44 A
lv45 A+
「ドラゴンいるのか、…流石の強さだ。」
モンスター図鑑に夢中になっているとゲル
ガーが俺を呼んだ。
「何?、父さん。」
「実はな、ニックを外に連れて行こうかとおもってるだよ。」
「本当!?」
「あぁ、本当さ。」
俺は喜んだ。やっと外に出られると思うと、ドキドキとワクワクが止まらない。
「じゃあ行くぞ!」
「はい!、父さん。」
外に出てゲルガーと町を歩いてるとが色々な施設があった。鍛冶屋、武器防具屋、宿屋、雑貨屋、教会、酒場などがあった。周りの人は、俺が着ている服と変わらない服や獣の毛皮の服を着ている人がいて、腰や背中に剣や杖を掛けてる人もいた。
正にファンタジー世界だった。
ゲームでしか、見たことがない風景にテンションが上がった。
「ニック、今日は連れていきたい所がある。」
ゲルガーにそう言われ、俺はある所につれてかれた。
「ここは公園ですか?」
「そうだ、ニックはもう2歳だ、友達もそろそろ欲しい時期だろと思ってな。」
ゲルガー…、いいとこあるじゃねえか。見直したよ。
「ありがと父さん。」
「礼ならいい、さあ遊んで来い!。」
「分かった。」
俺は公園に向かって走った。
友達なんてずっといなかったからな…、どうしよう。
そう考えていると背中を叩かれた。
振り向くと、白髪でロングの女の子がいた。
「ねぇ、私とあそぼっ!。」
突然の誘いにだった。
え?、何この娘!?、すげぇかwai……イヤイヤ落ち着けニック!、気を高めるな! 俺なら出来る、「うん!遊ぼう」と言うんだ俺。
「……うん…」
「よーし、あっちのブランコであそぼっ!。」
「分かった…。」(だぁぁ俺!、どんだけ緊張してんの!)
ブランコに乗ると彼女が話しかけてきた。
「ねぇ、君の名前は?」
「俺?…ニックだよ。」
「ニックね!。私はシルヴィア、4歳だよ、よろしくね!」
「よろしく…。」
「元気ないね、どうしたの?」
「人と話すのがなれてなくて。」(君にドキドキしてるからなんて言えねぇ…)
「そうなの?」
「うん。」
「変わってるね、ニックは。」
「そう?」
「うん、なんか子供っぽくないから。」
「そうなのかな。」(そりゃあそうさ、なにせ精神年齢は20歳超えたおっさんなんだから。)
「ニックは何歳なの?」
「2歳だよ」
「え?、本当?」
「本当だよ。」
「ふうぅん。」
こっから1分沈黙が続いた。
どうしよ俺、何か言わないと。よし!、なんか言おう。
「シルヴィア。」
「何?)
「俺さ、初めての家族以外と喋ったんだ。」
「そうなの!?」
「だからさ、その記念に俺と友達になってよ。」(どんな記念だあぁぁ!!)
「うん!、いいよ。」
え?、まさかの成功!?
「お、おう、ありがと。」
「うん!」ニコッ
この後俺とシルヴィアは仲良く公園で遊んだ。
「じゃあね!、ニック!」
「じゃあな!、シルヴィア!」
シルヴィアは帰って行った。
「さて、俺も帰るか。」
すると背後から声が
「ニック、友達出来てよかったじゃないか。」
「はい!、父さん。」
その後、ゲルガーと一緒に家に帰った。
「ただいまー。」
「おかえり、ニック、ゲルガー。」
シャーリーは夕食の準備をしていた。
「シャーリー、今日は夕食はなんだ?」
「今日はエヴァニュー産の牛肉よ!」
「おお!、凄いなじゃないか!」
エヴァニュー?、国の名前か?
「ニック、今日の夕食は楽しみにしててね!。」
「うん、母さん。」
そして夕食が出来た。
「ニック、牛肉はどう?」
「おいしいです!、母さん。」
本当に美味しかった。異世界だからあんまり美味しくないと思っていたが、普通の肉とは全然ちがう。
何が違うかと言うとまずは味だ、文字どうり噛むとすぐとろけてしまうのだか、噛めば噛むほど味がよく出る。次は風味だ。口に入れた瞬間、肉が何枚も口に入ってるかの用に全体に広がり、一切れでもかなり満足感がある。そして舌触り。普通だと少しザラ付いているはずだが、これは違う。本当にツルツルなのだ。うどんみたいにチュルッと吸えるくらいツルツルなのだ。
「でしょう!、なにせエヴァニュー産の牛肉なんだから!」
「あいかわらず、エヴァニュー産の物は何でもおいしいな!」
エヴァニュー産の食品はおいしいのか。覚えておこう。
その後、俺はシルヴィアの事を考えていた。
「はぁ…可愛かったな…シルヴィア…。」
俺はシルヴィアに恋をしていた。え?、ロリコンだって?、だまらっしゃい。
「……明日も公園に行くか。」
そう決意した俺は明日に備え、眠った。
4話に続く
俺氏、妄想力がアップしたよ。
やったよ。