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第3話 初めての友人も異世界人で

金曜日にモンスターハンターワイルズが発売しちゃうので全力で楽しむ為に前倒しさせて頂きます。

次回は未定です

マオとヒカリの道案内で、村に辿り着いた。

移動しながらヒカリとマオ、どちらも鑑定していた。

まずはヒカリ。

ヒカリ 6歳 lv12

魔力量 30/33 霊力量 51/51

呪力量 25/25

筋力 34

体力 55

持久力 40

敏捷 45

精神力 80

魔力 51

霊力 51

神聖力 80

呪力 25


言語理解 剣術 聖剣解放 体術 全属性耐性lv2 魔力急速回復 感覚強化 神聖剣 剣強化 神聖術 加速

……スキルに見覚えがある。前世のクラスメイト、翔太のものだ。

スキルって遺伝するのだろうか…、あいつ子供居たっけ。聞いてないんだが。

次にマオ

マオ 6歳 lv9

魔力量 800/800 霊力量 800/800

呪力量 58/58

筋力 8

体力 8

持久力 7

敏捷 5

精神力 90

魔力 800

霊力 8

神聖力 0

呪力 58


鑑定 無詠唱魔術 全属性魔術適正 特殊魔術適正 全属性耐性 複合詠唱


かなり強いな、こっち化け物じゃん。

と考え事をしているとマオが

「ついてきてくれ」

と言ってきたので、すぐついていく。

人気の無い場所に着くと、

「単刀直入に聞くがお主、前世の記憶あるじゃろ」

「え…」

なんでバレたんだ?

「儂も前世の記憶があっての。ある程度分かるから相談にいつでも乗ってやるぞ。ふふん、前世じゃ魔王やってたからの!」

「魔王?うっそだー!だってあの魔王さんはのじゃのじゃ言ってなかったよ?」

「ククク…かかりおったな。それを知っているのは儂の娘か、その婿か、あとは…部下だけのはずじゃがな?」

口が滑った。

てことはマオも転生者ってことなのね。しかも魔王とか。

後ろの方にヒカリがいるな。声大きいせいで聞こえそう。近付いてきてるから余計に。

マオさん話に夢中で気付いてないんですけど。あぁ絶対聞かれてる…!マオに伝えなきゃ!

「えっとねマオ」

「あんな失礼な事儂に言えるのはツナグだけじゃし…」

ヒカリにガッツリ聞かれた。バレるの速いよ。RTAレベルだよ。急展開過ぎて二つの鐘鳴らして獅子とお相撲さん戦ってるよ。

戦闘見て「まさか、お前…ツナグなのか…?」みたいなカッコいい展開でカッコ付けたかったのにドジして即バレである。

そんなことを考えていると、ヒカリが俺に向かって飛び込んできた。

「ツナグ!?ツナグなんだよね!あ、今はエレナか。ねぇマオ、それって本当!?」

「む、消去法じゃが。ヒカリはそやつの前世と知り合いだったか?」

「うん!ツナグはね、クラスメイトだったんだ。…今はエレナだったね。エレナ、覚えてるかな?私ね、前世は翔太なんだ。」

「混乱してるから整理させてもらっていいかな?」

えーと、まずはマオの前世は魔王で、翔太の前世はヒカリ…。あっ違うヒカリの前世が翔太だ。で、更に俺の前世は2人にバレた。魔王とは和平交渉しに行って娘のリアを任され、魔王の部下は一切殺していないし、時々遊びに行って書類仕事サボったりと、仲は悪くない…むしろ良いので無問題、翔太は俺の前世の姉に変な目向ける度に殴ったが無問題。

敵対関係とかでも無いし、いっそ全部話しちゃっても問題無いのでは?

「全部話すけど、他の人に喋ったりしない?」

ヒカリが答える。

「マオは口調と雰囲気のせいで同年代の子から喋りかけて貰えないからそもそも話せないから大丈夫。私も絶対に言わないよう頑張るよ。」

「今悪口言ったよな。儂聞き逃さんぞ!」

「追い付けないくせにー、私に追い付けるもんなら追い付いてみろ!」

「なっ、何を言うんじゃこのアマァ!【バインド】ッ!」

「魔法使うとか卑怯でしょ!」

俺は昔のように笑う翔太、いやヒカリを見て笑ってしまう。が、本題から逸れてしまっているのでバインドに成功し、ヒカリを煽るマオの後頭部をはたく。

「俺の話聞け、ひっぱたくよ」

「もう叩かれたんじゃが!?」

戯言をほざきなさる元魔王とミノムシみたいになってる元勇者をよそに説明を始める。

「まず俺は、何者かに魔術で狙撃されて死んだ。そこまではマオと一緒だよ。

その後、女神様と出会って『魔王が新たに10人出現するらしいからなんとかしてほしい』みたいなことお願いされた。色々質問してたら急に女神様が焦り出して『4年後に神託を行うからそれまでに王都に行け』って言われて、目覚めたら森に居た。ステータス確認したりしてたら虫に襲われてマオとヒカリに助けられた。そして今に至るってわけ」

うーん、簡単に説明出来ちゃった。ここまで1話に集約させてしまってもいいかもしれない…………。

「あれ?俺が魔術で狙撃されて女神様と会話して〜とかの記憶無いな…。これが突如脳内に溢れ出した存在しない記憶って奴か???」

記憶の整理をしよう。

俺の前世は異世界で一般的な学生生活を送っていて、彼女は居ないが理想的な姉が二人、母が居るが父親は蒸発、学校でご飯食べていたら召喚に巻き込まれて…、そして……

なんやかんやあって魔王と和平条約結んで式典やってる所で狙撃食らって死亡。

女神から「魔王沢山湧くからもっかい世界救ってね!テヘペロ!」って言われて、森林でスポーンして…ここに至る。

なんやかんやあっての所が大事だろうが、そこだけ記憶が吹っ飛んでいるがまあいいだろう。

書かれていないということはきっと本編に一切関係してこない情報か過去編やり出すか雑な伏線かの3択である。

「王都か、確か私も神託貰って王都行けって言われたなぁ。で、エレナのステータスはどんくらいだったの。あとバインド解いて。」

言いたくねぇ…

「儂の完全下位互換じゃの」

ついイラついて俺も言い返してしまう

「はー???剣術とか聖剣解放とかありますが???完全下位互換ではないんですが???」

「でもヒカリの下位互換じゃろ」

「それは否定出来ません」

ぐぅぅぅ、と誰かのお腹が鳴った。

「ぐむぅ〜、まずは腹ごしらえじゃ。」

「来る途中に拾っていた果物食べる?」

「お、ええのか?ありがとな」

「ヒカリもどうぞ」

「サンキュ、エレナは優しいなー。バインド解かない奴と違っ…ふごっ!」

みずみずしく、食感をシャキシャキとしていてとても美味しい。サイズがイチゴぐらいのリンゴって感じだ。横のミノムシには適当に口に突っ込む。

「そうじゃんね、じゃあお言葉に甘えちゃいます。あ、果物のおかわりいる?」

そうだ、魔術である程度凍らせてから…あ、取られた。

「お、アイスみたいでいいね。それはそれとしてエレナ。一人称固定しない?『俺』か『私』かどっちかにしよう」

確かに女の子の一人称が「俺」は珍しい。

「そうだね、今後は私って言うことにするよ。でも、2人の前だと俺って言うからね。」

男であることを忘れない為の意地だ。

俺は男だ…男なんだ…!

凍らせた果物をモクモクと食べていたマオが一言。

「エレナ、寝るとこどうするんじゃ?」

…。

「村の外で、木の上に葉っぱ敷いて寝るよ。」

まぁ、木の上って安全だし…。

「近くでフェンリル見たって」

「木の上はスパイクビートルが沢山おるからオススメせんぞ。」

…スパイクビートルって何?…虫、沢山。

あっ、イヤ

「寝るとこってどこかあるかな…?」

「儂の家来るか?」

「私と寝る?」

考える必要も無い。

「マオで」

「うむ、任せておくといい」

ヒカリは前世の話になるが、修学旅行に行った際、翔太と同じ部屋になったことがあるのだが、寝相がめちゃくちゃ悪い。殺されるかと思ったものだ。

姉二人も寝相悪かったな…と思い出す。

どうしようもなく姉達に会いたい。会えないことぐらい分かってるのに…。

「エレナ、儂についてきてくれ」

それはそれとして

「ごめんマオ。ヒカリへのバインド解いてあげて?」

「「あっ」」

ひょっとしてヒカリも忘れてた?

最後までお読みいただきありがとうございます。誤字・脱字報告、感想お待ちしています。



ヒカリ「姉の話出るってことは千歌音さんとか出る伏線じゃね?メインヒロインって千歌音さんだったかー。」

マオ「メインヒロインはワシの娘のリアじゃぞ、賭けてもいいんじゃが?」

エレナ「メインヒロインはリアでもチカ姉でも無いんだけど」

喜多音(未登場)「メインヒロイン参上ッ!」

エレナ「帰れ」

喜多音(未登場)「ちょっと待って!?(未登場)って書いてあるんだけど!?ねぇ!!」

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