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ヴァンパイヤ  作者: 天野 光
2章
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試験開始

 ラキュレスは元々、人間だった。リングと同じだ。しかし、リングとの違いはドラキュラになった時期だろう。

 ラキュレスの父親、カンレスがドラキュラになった時、ラキュレスはまだ3歳の子供だった。カンレスはラキュレスをもドラキュラにした。

 彼女は物心ついた時にはすでにドラキュラで、人殺しは普通だと思ってしまった。

 ラキュレスの心はずっと、子供のままなのだ。

「ラキュレス、いつになったらスカインの周りの地域まで支配を広げられるんだ!もう20年以上俺たちの領地は広がっていない。」

 ブツブツと愚痴られたところで、言い返せるわけもなかった。

 ラキュレスはドラキュラの王だ。しかし実際は、カンレスの操り人形だった。ドラキュラを裏で操っているのはカンレスなのだ。

「まあいい。ラキュレス、次は人里に潜入をして、狙いの人間を殺してこい。」

 そう言ってカンレスは帰ってしまった。



 みつきはワクワクしっぱなしだった。「暗殺集団」という言葉に興味を示しているのかは分からないが、楽しそうだった。

「暗殺集団ってどうゆうことするの?」

 みつきは子供のように、知りたいことをクロノスに聞いた。

 響の目は遥か遠くを見ているようだった。


「ほお、クロノスの紹介とは珍しい。しかもギャルを連れて来よった。」

 クロノスは目を丸くした。「ギャル」を連れて来た覚えはないからだ。

「それってもしかして、翔のお母さんのこと?ギャルっぽい格好だし、髪の毛茶色だし。」

 蓮は平然と話した。周りの人はみつきがギャルっぽいと気づかなかったのかと、バカにしているようにも見えた。

「私ギャルじゃないけど。」

 みつきは言い返した。蓮はバカにしたような目でみつきを見た。

「まあギャルの話は置いておいて、早速、俺たちの組織に入るための試験を受けてもらう。試験って言っても、生易しくないからな。」

 翔はやる気満々だった。だが、翔は子供だからと試験に参加させてもらえなかった。


「え?俺は子供の子守役?」

 クロノスは愕然とした。翔と蓮の子守役を任されたらしい。

「じゃあ、公園でも行くか。」

 クロノスは渋々子供たちと一緒に遊び始めた。


「ええと、響とみつき、だったな。お前たちはこれからレキラという女の暗殺をしてくるんだ。レキラはうちの組織の裏切り者だ。このレキラの暗殺がお前たちの試験だ。この試験に失敗したら、組織内には入れないと肝に銘じておけ。」

 みつきや響は心を決めていた。暗殺集団に入ることを。

 そして試験に挑んだ。


 まず、試験官からもらったレキラについての資料に目を通した。

 レキラは警察のスパイだった。暗殺集団に潜入をして情報を集めていたのだ。しかし、潜入していたと気づかれてしまった。だから暗殺を企てられてしまったのだ。

 みつきと響は作戦を立てた。


「ひったくりだ!」

 みつきは叫んだ。するとレキラが警官としてやって来た。ひったくりをしたのは響だった。

 レキラは響を逮捕した。

 もうすでに響とみつきの暗殺の計画の実行は始まっていた。

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