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光り輝く空の下 ~人が怪物にかわっていく世界の中で、目覚めた超能力を使って戦い生き残る~  作者: よぎそーと
2章

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46 生きてはいる、理想的な状況ではなくても

 ユウマの恋人。

 その居場所を見つけたヒロキ達は早速そちらに向かっていく。

 状況が予想通りに最悪だったからだ。



「怪物の中にいる」

 ユウマの恋人の居場所を見つけたすぐ後だ。

 ヒサトモが続けたその言葉に、ユウマの顔が険しくなる。

 ヒロキとコウシロウも「うわっ……」という顔をした。



「結構大きい。

 300くらいの数がいる」

 怪物だけでそれだけいる。

 人間もそれに応じて結構な数がいる。

 それを聞くだけでどういう状況か分かった。



 怪物は身のまわりの世話を人間にさせる傾向がある。

 例外もあるが、今まで潰した怪物の集団はたいていそういう事をしていた。

 規模の大きな集団ほどこういう傾向が強くなる。

 言ってしまえば、人間は奴隷だった。

 怪物を頂点とした階級社会が作られていた。



 そんな中にユウマの恋人がいる。

 それがどういう意味かはもう言わなくても察しがついた。

 怪物に捕まった人間が用途は性別で分かれる。

 男は労働用。

 女は娯楽用。

 娯楽には、性的という言葉が付く。



 今、ユウマの恋人がどういう状況にあるかは簡単に想像が出来る。

 写真で見た限りだが、割りと綺麗な女だった。

 そんな女を目にして、怪物が放っておくわけがない。

 生きてはいるが、最悪な状況と言える。



「行こう」

 それでもユウマはそう言う。

「怪物を潰そう」

 ヒロキ達に向かって決然とした顔を向ける。

 それを見て、ヒロキ達は「分かった」とだけ返した。

 他に何を言えば良いのか分からない。



 動き出した四人は、ヒサトモの案内で怪物がたむろしてる場所へと向かう。

 見たくもないものを見る覚悟をして。

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