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光り輝く空の下 ~人が怪物にかわっていく世界の中で、目覚めた超能力を使って戦い生き残る~  作者: よぎそーと
2章

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32 大地との接触

 地球への呼びかけ。

 なかなかにオカルトめいた話だ。

 だが、研究そのものは真剣にされていたという。



「別にお話をしようとかそういうのじゃないですよ」

 マグマや地磁気の動き。

 その他様々な動き。

 これらに見られる、ある一定のパターン。

 まるで脳波や心電図のような動き。



 それを見て、ある者が考えたという。

 そこに意思のようなものがあるんじゃないかと。

 それらを読み取る事が出来れば、天気や災害などを事前に察知出来るのではと。



 最初はそういった理由で研究が進んでいたという。

 そして、研究を続ければ新発見もある。

 この研究も例外ではなかった。



 地球から発せられる様々なもの。

 人はそれらに影響を受けている。

 とはいえ、実感できるほど大きなものではない。

 たいていは無視してしまっている。



 しかし、中にはこれを感じ取る者もいる。 

 超能力というほど大したものではない。

 どこにいても方角が分かったり。

 直観的に誰かや何かがやってくる事を感じ取ったり。

 勘が鋭いといった程度で片付くものが大半だ。



 しかし、これらの中には地球のもたらす影響を受けた結果のものもある。

 そこに注目し、ならば能力を開発すれば地球の動きを検知出来るのでは、と考える者が出てきた。

 それも機材を使わずにだ。



 また、この研究が進むにつれ、ある考えが浮かび上がってきた。

 地球から発せられてる様々な影響力。

 脳波や心電図のような波を描くもの。

 波動と呼ばれるようになったそれらが地球の声だとするならばだ。

 同じように波動を発する事で地球に呼びかけられるのではないかと。



「それも目指して、超能力の開発は進んでいったんです」

 なんとも大きな話だ。

 すぐには信じられない。

 だが、そこに嘘は無い。

 ヒロキの直観はそう伝えてくる。



(けどなあ)

 自分の能力を信じつつも、どこかで疑ってしまう。

 ヒサトモの能力は、相手の考えや気持ちに干渉するものでもある。

 その能力でヒロキの直観をねじ曲げてるのではないかと考えてしまう。

 可能性としてありえるから、何とも言いようがない。

 だとしても、真偽を確かめる事も出来ないが。



(今は信じるしかないか)

 そう思って今は話を聞いていく。

 こんな考えもヒサトモには伝わってると思いながら。

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