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光り輝く空の下 ~人が怪物にかわっていく世界の中で、目覚めた超能力を使って戦い生き残る~  作者: よぎそーと
2章

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25 移動力と運搬力と物資集め

 散弾銃に拳銃、その他にも様々な道具。

 交番で手に入れたこれらのおかげで重量が結構なものになる。

 かさばるので手に持つのも難しい。

 車がどうしても欲しくなる。



 それに、食糧など必要なものをこれから集めねばならない。

 車が無いとどうにもならない。



 なので手にいれようと思うのだが、これが難しい。

 目に付く所にある車は大半が壊れてる。

 運転中に中にいた者が怪物になった場合と。

 怪物に襲われたものとがある。

 いずれももう使えないような状態になってる。



 路上駐車してるものは原型を保ってる。

 しかし、鍵が無いのでどうしようもない。



 しょうがないので、銃を持ったまま次の目的地へと向かう。

 多少重いがやむをえない。

 レベルが上がって体力がついたのか、さほど苦にならないのが救いだった。



 交番の次に向かったのはレンタカー屋。

 ここなら車も鍵も揃ってると考えてだ。

 ここも既に怪物があらわれたようで、人の姿は無い。

 ちぎれてバラバラになった衣服と、暴れて破壊された施設があるのみだ。

 そんな所で火事場泥棒を働いていく。

「最低だな」

 自分への自己評価をつけながら。



 車は荷物をのせられるように、ワンボックスのワゴンを。

 燃料が入ってる事を確認して動かしていく。

 かさばる散弾銃も助手席に置いて、重さから解放された。

 あとは必要な物を確保しにいくだけ。

 その前にガソリンスタンドによって、可能な限り燃料を確保する。



「本当に泥棒だな」

 ガソリンスタンドで勝手にガソリンを詰め込みながら呟く。

 ワゴンへだけではない。

 手に入れた専用容器にも入れていく。

 それを積み込めるだけワゴンに積み込む。



 荷台が一杯になったので一旦会社に向かう。

 燃料をおろして身軽にしてから、あらためて次の目的地へ。

 今度はスーパー。

 食糧などを出来るだけ確保していく。



 それから会社に戻って荷物を降ろして別の場所へ。

 そこで必要な物を確保して会社に戻り、また別の場所へ。

 これを何度も繰り返す。

 一日が終わる頃には結構な量の物資が集まった。



 夜になり、さすがに行動を控える。

 暗い中だと怪物に気づきににくくなる。

 大人しくしてるのが無難だった。



 一応、街灯はついている。

 まだ発電所は生きてるようだった。

 完全に暗闇というわけではない。

 それでも、光の届かない暗がりは多い。

 むやみに出歩くのは危険だった。



 それに、いつ途切れるか分からない。

 今はまだ点灯してるから良い。

 だが、夜間に動いてる最中にいきなり光が消えたらどうなるか?

 その状況で怪物に襲われたら?



 まだ今日は大丈夫かもしれない。

 だとしても、危険に踏みこむ気にはなれなかった。

 安全は可能な限り確保しておくに限る。



 それに、不安になる理由もあった。

 物を集めてる最中、怪物に遭遇しなかった。

 それは良い。

 だが、人間にも出会わなかった。

 これが不気味だった。

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