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光り輝く空の下 ~人が怪物にかわっていく世界の中で、目覚めた超能力を使って戦い生き残る~  作者: よぎそーと
2章

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24 怪物相手に、隠れんぼと鬼ごっこ、そして武器の入手

 オーロラが不気味に揺れている。

 ほんの少しそれを見上げてから、必要な物を集めにいく。



『直観』と『探知・察知』を使って安全な場所を伝っていく。

 そこらの怪物よりレベルは上になったが、まだ圧倒するほどではない。

 大勢に押し寄せられたらどうしようもない。

 切り札の『錬気・操気』も消耗が激しく使いどころが難しい。

 となれば、どうしたって安全を優先していく。



(簡単にはいかねえよなあ)

 出て来る敵をバッタバッタとなぎ倒せればとは思う。

 しかし、現実はそんなに甘くは無かった。

 超能力が使えるといっても、隔絶した戦闘力を得られてるわけではない。

 正面切って戦えるような強さはもってないのだ。



 だが、安全に行動するならこれほど便利なものもない。

『直観』と『探知・察知』は危険がどこにあるのかを事前に教えてくれる。

 重要な何かがあれば、それも報せてくれる。

 戦いでは補助的な役割しか果たさないが、それ以外の部分ではとてつもなく役に立つ。



 おかげで目的の場所まで怪物に会わずに済んだ。

 少しだけ遠回りしたが、これは仕方が無い。



 まずは交番に到着。

 お巡りさんに助けを求めに来たわけではない。

 拳銃などを回収するために訪れた。

 こんな状況で必要なのは、まずは武器だ。



 幸い、交番にはちぎれた制服と拳銃などが落ちていた。

 状況から、怪物化した警察官が近くにいた同僚を襲ったのだろう。

 内側から破れて原型を留めてない制服が散らばっている。

 その近くに、外傷によって引きちぎられた制服もある。

 拳銃を抜く暇も無かったようで、銃弾が使われずに残っていた。



 ついでに装備一式もいただいていく。

 ここに放置していても無駄になるだけだ。

 他の誰かが拾ったら厄介だし、手に入るもの全部を持っていく。

 ついでに交番にもっと良いものが無いか探っていく。



「へえ」

 探ること数分。

 すぐに武装などをしまってるロッカーを見つける。

 鍵も難なく手に入れた。

『直観』と『探知・察知』でどこになにがあるのかがすぐ分かる。

「泥棒にはもってこいだな」

 あまり良いことではないと思いつつ、そんな事を呟く。



 そのロッカーの中にある散弾銃を手にする。

 弾丸もあるので、それももらっていく。

 他にも使えそうなものを鞄に放り込んでいく。

「ありがてえ」

 この状況では必需品とも言える武器が手に入っていく。



 また、防弾チョッキなども手に入る。

 怪物の攻撃をどこまで防ぐかは分からない。

 それでもあれば少しは安心できる。



「あとは……」

 荷物が多くなったところで次を考える。

「車だな」

 移動力に運搬力。

 それが必要になってきた。

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