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光り輝く空の下 ~人が怪物にかわっていく世界の中で、目覚めた超能力を使って戦い生き残る~  作者: よぎそーと
1章

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13 戦いながらしなければならない能力の機能確認

 勝ち目があるといっても確実に勝てるわけではない。

 勝機があるだけだ。

 不利なことに変わりはない。



 怪物の能力は人間より高い。

 勝ち目があっても楽に戦えるわけではない。

 手順を間違えれば確実に死ぬ。

 人間が化けた者達ですら、素手で人を殺せるのだ。



 死体から変化した怪物はそれらより大きな巨体を持ってる。

 体格に見合った体力を持ってるだろう。

 それが簡単に倒せると思えない。



 何より、一度死んでるのだ。

 死体から作り直された存在は、果たして死ぬのか?

 普通の生物ではないので予想が出来ない。



 ただ、体に浮かび上がってる点は見える。

 弱点を示すそれは攻撃すれば致命的な損傷を受ける部分だ。

 それがあるという事は、攻撃に効果があるという事だ。

 それを信じて戦っていく。



 とはいえ、効果が完全に分かってるわけではない。

 今日、怪物と戦ってから突然見えるようになったものだ。

 使い方はこれで正しいのかはっきりしない。

 ここが不安なところだ。

 色々試しながらやっていくしかない。

 それが殺し合いなのが悲惨なところだろう。



 それでもヒロキは目に見える弱点を狙っていく。

 同時に、事前にある程度分かる敵の動きを見て、体を動かしていく。



 襲いかかる怪物の攻撃を掻い潜り、懐に入り込んでいく。

 手の届くところにある急所を切り裂いていく。

 一発当てたらすぐに体を動かす。

 怪物の攻撃が当たらない位置に入り、安全を確保する。

 これをひたすら繰り返していく。



 楽な作業ではない。

 弱点の位置も、安全な場所も常に変わり続ける。

 ヒロキも怪物も常に動いてるのだ。

 固定された安全地帯など存在しない。

 ヒロキと怪物の動きによって常に変わっていく。



 その位置を常に見定め、安全な場所を確保していく。

 しかし、これが完全というわけでもない。

 動き方次第でより危険な場所に入る事もある。

 どうにか攻撃を避けても、次の瞬間には痛烈な攻撃を受ける可能性はある。

 安全なのは直後の一瞬だけ。

 その後がどうなるかはその時にならないと分からない。



 ヒロキにとっては危険極まる事だった。

 一撃でも攻撃を受けたら命にかかわるのだ。

 怪物の力はそれだけ強い。

 攻撃は常に避け続けねばならない。

 一発でも食らえば、それで死ぬかもしれない。

 即死は免れても、動けないくらいの重傷になりかねない。



 考えていかねばならない。

 勘を働かさせねばならない。

 動き続ける中で常に変わる最善の位置を即座に見つけねばならない。

 安全だった位置が次の瞬間に危険な場所になってる事もある。

 何でもなかった位置が最善になる事もある。

 何がいつどのように変化するのか分からない。

 分からない事から答えを見つけ出していかねばならない。



 ナイフで攻撃しながら動き続けていく。

 切りつけた所からは血が流れていく。

 死体から再生された怪物だが、一応は生物のような。

 しかし、切りつけた直後から塞がっていく。

 その再生速度はやはり一般的な動物などとは異なる。



 それでも切りつけ続けてるうちに怪物の動きが鈍っていく。

 傷が治るよりもヒロキが切りつける場所の方が多い。

 再生が追いつかなくなってる。



 ヒロキが狙ってるのは急所だ。

 攻撃を受けたら深手になる部分だ。

 そこを集中的に狙われれば、かなりの損害になる。

 一撃で倒れる事はなくても、攻撃が続けばただでは済まない。

 重なった傷が命を奪っていく。



 一度死んで再生した怪物。

 それは、着実に二度目の死へと向かっていく。

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