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私の恋の行方 #1  作者: 星空かえで
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私の第一歩。

私はやっぱりあの人が好きだ。

今朝私は改めてそう感じた。昨夜までは告白してくれた友達と付き合ってもいいかななんて考えてた。でも、私には無理みたい。

私には小さい頃からの決まり。なのかな?そんなのがあって、自分が好きな人としか付き合わない。そう決めて今まで生きてきた。なのにここで自分で決めてた決まりを破ることになっていいのだろうか。

好きじゃない人と付き合って楽しいのだろうか。

私はこれが疑問でしかない。


この広い世界で付き合い始めたカップルは全員が両思いから始まってるなんて、そんな夢のような事は絶対ない。告白されたからとりあえず付き合う。むしろ、こっちの方が多いんじゃないかな。でも、やっぱり自分には合わないって思った時点でその二人の恋愛は終わる。 本当にそれでいいのだろうか。

私には理解不能だ。好きでもない人と付き合ってそこから気持ちは少しずつ。いや、どんどんどんどん付き合ってる人の方へ向けられていく。そう、人間は勘違いをする。それは、ただの思い込みだ。

好きにならなきゃいけない。そう思う力が強くなって自分は相手のことが好きなんだと思い込む。でも、それに気づかない人間たちは相手のことを好きになろうと必死で相手を観察する日々が始まる。まるで刑事ドラマのように、できるだけ知ろうと努力する。その観察は長くは絶対に続かない。いつか疲れて

「もう嫌だ。」

「もう付き合いたくない。」と思ってしまう。それなら初めから付き合わなければいい。

私はいつも友達に相談されたらこう言う。

「好きでもないのに付き合ってどうするの?」

「好きでもないのに付き合ってなにがしたいの?」

「本当にそれで楽しいの?」と。

でもそう言ってる自分自身でも、迷ってる。私はその言葉を自分自身にかけてほしいのかもしれない。

「好きでもないのに付き合ってどうするの?」

「本当にそれで楽しいの?」と。人に言っておいて、自分が迷ってるとか自分でも自分が今どーしたいのかも分からない。

でも、これが。これこそが恋なんじゃないかな。

諦めたくても簡単に諦められない恋は誰もがみんな人生に一度は経験すると思う。そんなときは、もう、諦めることをやめよう。諦めず粘り強く生きていこう。

それでも、それでも諦めなければならない恋も必ずある。その時は、みんなで前に向かって歩こう。自分自身の明るい未来へと。明るい未来の扉をあけよう。

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