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Game Over  作者: ねっとみん
1/3

序章 -サービス終了-

今、一つのネットゲームがサービス終了を迎えようとしていた。


「カオスオンライン」

プレイヤーは人類、亜人類、魔物の3つの勢力のどれかに属し、

他種族への侵攻や戦争によって領土の拡大を目的とするVRMMOだ。


サービス終了間際の今、復帰者を含む多くのプレイヤーが最後の戦争を繰り広げていた。

恐らく皆の目的は一緒だろう、最後の思い出作りという。


真っ赤に染まる空の下、人類の青年と亜人類の少女がそこにはいた。

遥か前方に聳え立つ魔物達の本拠地、通称「魔王城」を目の前にして。

周りでは多くのプレイヤーが戦闘を行っていて、各所で断末魔や爆発音が轟いていた


「アレ使うか、アレ」

「まだ使ってなかったの?サービス終了日まで使い所なかったなんて可哀想ね」

「うるせーな、こういうのは取っておくことに意味があんだよ」

「・・・どんな意味があるのかしらね」


青年はポケットから色取り取りの宝石を取り出し、ぼーっと眺めていた。

「これコンプするのに何万使ったんだっけな・・・」

「まさか今さらもったいないとか言うんじゃないでしょうね」

呆れ顔の少女はカバンに手を入れると、青年と同じような宝石を取り出した。

「あたしはウリエルが残っていたわ」

「俺は5大天使が全部・・・」

「全部一気に使ったら間違いなくあの城は吹き飛ぶわね」

「魔王軍の奴ら怒るだろうなぁ」

「もっと早く使っておけばこのゲームで英雄になれたのにね」

「別に英雄になりたかったわけじゃないからいいさ」

「・・・そう」


サービス終了まで後10秒程しかない


「じゃあ、使うわよ?」

「おう!せーのでやるぞ」

「はい、せーの!」

「え、ちょっ早!!!」


二人が宝石を空高く放り投げると、不気味な程真っ赤だった空が一面真っ白になった。

SS級の召還範囲魔法、一つでも周囲20kmを焼け野原にできる程の強力なアイテムだ。

なんで最後に魔王城を吹き飛ばさなくてはいけないのか、本人達もよくわからないが、

「まぁ、最後だからいっか」の精神で魔王城は粉々に砕け散っていった


「案外脆いわね」

「これで最後なんだなぁ・・・あぁ・・・楽しかったなぁ・・・」

「次のゲームがあるじゃない」

「それもそうだな」


-接続が切れました-

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