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一生一緒にいてね

作者: マーク
掲載日:2026/05/21

神はいるか?


否。


絶対に、いない。


神とは、完全な存在だと言う。


なら、世界に苦しみがある現状を、そのままにしておくはずがない。


善悪がないというのなら。

そんなもの、神とは言わない。


人に量れないと言うのなら、それをありがたがる必要はどこにもない。

信仰する人しか救わないなら、神とは言わない。


だから。


もしいたとしても、それは私たちには関係のないことだ。


神は、死んだ。

どんな神だとしてもそれは、死んでいる。


神と呼ばれているだけの存在はごまんといるが。


そんな無責任の塊は、塵ほどの価値だって持っちゃいない。


神性?

そんなものは、この世に存在しちゃいない。

神であるだけのものに、神の資格はない。


馬鹿どもが。

神がなんたるかすらわからない馬鹿ども。


だから、人にさえなれないんだ。



楽しくなかった。

心が動かなかった。

共感も、何もできなかった。


どんな言葉も、歌も、作品も。

それは、私じゃない。


みんな、当たり前のように気持ちがわかるらしい。すごい。


私は、予測しか出来ない。


だから、自分に向けての言葉は、私にしか作れないんだと。


そう気付いて、心がスカスカなことに気付いた。


もしくは、歪な形をしているのか。

それとも、沈んでしまっているのか。


よく分からなかったけど。


描くなら何を描くか。

語るなら何を語るか。


性善説だとか、性悪説だとか。

そんなの、善と悪の定義が曖昧なんだから、議論するところまで行ってないだとか。


それが楽しいの?それが難しいの?

語る価値があるの?


結局わからない。


わかることと言えば、無知で馬鹿な自分だけだった。それだけが自覚できた。


掴んでいる気にすらなれなかった。

答えを聞かれても、何も言えなかった。


みんなが考えている間私は、その前の段階で足踏みしていたから。

どんどん進んでいく。


私はまだ、歩き出すことすら出来ちゃいない。


大抵の問題は解決しない。

問題じゃなくなるだけ。



私は一度も、救われちゃいない。


あんなことあったね、そうやって笑える日が来る。


そんな救いは求めちゃいない。


あれは最悪だった。

あれは辛かった。

あれは苦しかった。


でも、だから今がある。

そんなものは求めちゃいない。


意味が消えただけだろ。


後から付ける不可逆の暴力で、昔の私は泣いている。


あれはずっと、辛かったまま。


私だけはずっと、側にいてあげるよ。


美談になんかしないよ。


だから。


消えないでいてね。


あぁ。

小さな手だね、かわいいね。


見つめることしか、出来ないけれど。

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