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指と掌に見合った幸福

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/05/12

 なんでしょうけど。

 ちいさなものは指の隙間から

 容易(たやす)(こぼ)れ落ちるし

 おおきなものは(てのひら)にも

 収まらずに転げ落ちる


 ひとはおのれの指と(てのひら)

 見合った寸尺のものを選んで

 望まなくてはならない

 ちいさすぎるものに囚われては

 指の隙間から(こぼ)れるたびに

 それを惜しんで(なげ)く羽目になるし

 おおきすぎるものに憧れては

 (てのひら)から転げ落とすたびに

 それを拾おうとして時を無為に過ごす


 (てのひら)に余らずにその(くぼ)みを満たして

 指を()じればその(なか)ばまでを(おお)うほど

 握り込むでもなく 掴み上げるでもなく

 おのれの指と(てのひら)に馴染む寸尺のものを

 選び望むべきなのだ


 おのれに見合った幸福はそこにこそあろう

 本気でそう思うかは別。

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― 新着の感想 ―
 後書きが正に人間の業ですよね。(苦笑)
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