水が飲みたくて飲みたくて仕方がない人のお話
喉渇いたなーって思って書き始めたらこんな作品になりました。
やっと終わったので水飲めます!(苦しさを理解するために飲んでなかった)
水だ…水が飲みたい。
あの透明な液体が飲みたい。
バンッ…ガンッ
荒々しく、冷えた灰色を開けるもそれらしき物は見つからない。黒色はあったが、全く興味がそそられない。
大急ぎで灰色に身を包み、同じ色の物を持って、同じ色の物に乗り込んだ。青色を通り越して、赤色で止まり、黄色を駆け抜けると赤い建物に着いた。たしか、この赤は止まらなくてもよかったはずだ。
中に入るとすぐに肌色に向かってこう言った。
「水だ…水が買いたい」
「それでしたら、こちらの道をまっすぐ行かれ…」
そう聞くなり、全速力で駆け出した。
あと少しだ…あと少しで水が飲める………
バンッ…ガンッ
突然大きな赤色にぶつかった。
「チッ…あぶねぇなー……っておじさんかよ。
いい歳して何してんのマジで。」
さらに何か言っていたが、話が長くなりそうだったので、持ってきていた灰色で刺した。赤色が飛び散り、ドサッと同じ色が倒れた。たしか、この赤色たちも止まらなくて良かったはずだ。
ゴクッゴクッゴクッ
水を見つけると、我慢できずに飲んでしまった。店の物を勝手に飲むなんて…後で謝って、お金を多めに払おう。そうしたら許してくれるはずだ。
両手に2リットルの水を抱え、スキップしながらレジへ向かっている時、さっき刺した人が応急処置されているところを見た。あまり上手ではなかったが、あの様子だとおそらく助かるだろう。私は心の底から安堵した。
レジに着くと、お金はいらないと言われた。この店の人たちは、本当に優しい人ばかりだ。この恩は絶対に忘れない。
心身ともに満たされ、なんだか眠くなってきていたので急いで車に乗り込みエンジンをかけた。
あっ!
改めて自分の姿を見ると、ジャージの前後が逆になっていた。今日はやけに変な視線を感じるなと思っていたので、理由が分かり、恥ずかしくなったが少し安心した。
家に帰ったら冷蔵庫のコーヒーを飲んで仕事をしよう。そんなことを考えていると
キキィィーーー
「危なっ、この赤色は止まらなきゃ行けないんだった!」
[懺悔]
終わった後普通にお茶飲みました。