第3話:久方ぶりの
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新しい話を投稿するの一年半ぶりくらいらしいです。
三人と一匹(?)はシュナイトの部屋に集まった。アルミネ家の皆々はアランフットの帰還を大いに喜び、そして歓迎した。彼らの目の前に並ぶ豪華な茶と菓子がそれを物語っていた。
「ここがシュナイトの部屋か。初めて来た」
五年前までは頻繁にアルミネ家を出入りしていたアランフットだが、当時の下落民という立場はアルミネ家にいる間も完全に払拭されることはなかった。いくら当主が平等主義者とはいえ、継嗣のパーソナルスペースに差別対象者を入れることに従者の多くが反感を持っていたのだ。そのためアルミネ家で三人で一緒に過ごしたのは公の開けた部屋だけであった。
下落民という最悪の立場を脱し、国の英雄ともなったアランフットだからこそシュナイトの自室に上がることができたのだ。
「それじゃあ、お互いの話をしようか」
カチャリ、と茶の入ったカップを置いてシュナイトが口火を切った。
「僕らは今コレジオの六回生、つまり最終学年だね。アランの知ってる僕らの同期が確か四十人近くいたと思うけど、今は十人くらいかな。もう少し少ないかもしれない」
「えっ!?なんでそんなに減ったんだ?」
「国王様が変わってから制度が変わってね。四回生の段階で進退を選べるようになったんだ。五回生六回生になる人は国の中枢の任に携わりたい人だし、厳しい試験も突破しなきゃいけないから残っているのは猛者ばかりだよ」
「今年は四眷属志望者が多いわ。私もシュナもだし、ウマートとたぶんシクルも。サリエリっていうアランがいなくなってから入ってきた子は何を目的にしてるかわからないけどめちゃくちゃ強い」
懐かしい名前が出てきたことに目を細めるアランフットだが、記憶している名前が出て来ていないことに気が付く。
「ユナとルーテはどうした?」
「ルーテは家を継ぐから四回生で辞めたのよ。ユナはね……」
「ユナは左遷されて「西宮」にいるよ」
「えっ……一族の汚名を払拭するために頑張るって言ってたのに……」
「僕ら貴族の立場は皆が考えるより脆いものなんだよ。国王様の機嫌を損なえばすぐに首が飛ぶ。シクルのラワジフ家とか僕のアルミネ家は歴史がかなり古いからまだマシだけど、ユナの家は過去に一度問題を起こした上に新しい国王とも折り合いがつかなくてすぐに飛ばされちゃったよ。けど「西宮」のコレジオにはいるはずだからまたすぐに会えるよ」
「そうなのか……」
格別に深い仲があるわけではないが一度友だちになった以上いなくなったものはやはり寂しい。アランフットは少し落ち込んだ様子だ。
「それでここからがちょっとした良い知らせというか、驚きの知らせなんだけどね」
シュナイトはラミと目を合わせ「あのことだよ」と頷く。
「僕らは五回生になってから四眷属の方々に師事してもらっているんだ。僕がエッダさんに……」
「私はプラズさん。同じ《火炎魔法》の使い手だからね」
「ええ!!プラズ!?」
アランフットはまたもや懐かしい名前が出てきたことよりも、二人が四眷属に弟子入りしていることよりも、プラズという人間が出てきたことに反応した。ラミには「さんを付けなさい!」と叱られるが意に介さない。
「エッダはともかく、プラズは俺より弱いだろ?そんな奴に何か教えてもらえることあんのか?」
「確かに五年前アランに負けたって話はよく聞くわ。でもあの時のプラズさんとは別人かなってくらい強くなってるはずよ。私は訓練中プラズさんに手も足も出ないもの」
「いや手は出るし、片足も出るな」とラミは訂正するが、プラズが相当実力を上げているという意見を覆す気はなさそうだ。
「あのプラズがねぇ……」
それは信用できない話ではない。プラズが戦闘に対して如何に高いモチベーションを保ち快楽としているかは、実際に生死を分けるほどの戦いをしたアランフットが一番よくわかっている。プラズという人間ならあの日以来欠かさず訓練を続けていても不思議ではない。『ブラフマン』の改変を受け、今まで上がりきらなかった能力が上がっている可能性もある。
アランフットはこちらの『世界』に帰って来るまではかなり慢心していた。褒めて伸ばすタイプのケレスと一向にアランフットに勝てずに悔しがるソイとの三人の暮らしは良くも悪くも穏やかだった。自分が本当にこの世の人間で一番強いのではないかと錯覚してしまうほどには。
確かにアランフットの成長は驚異的なもので目を見張るものであったが、『ブラフマン』の改変を受けた今の『人間界』ではアランフットの立場は危うい。
「気を引き締めないとな」と、アランフットは表情を強張らせた。
「とまぁ、僕たちの生活の近況はこんな感じかな」
でもまだ終わりじゃないよと、シュナイトはアランフットが発言しようとするのを手で制した。
「次は今の国の状況なんだけどね、かなり緊迫しているんだ。最近隣国のナイヤチ共和国がかなり物騒な動きを繰り返していて、抗争も何回か起きている」
「なんでそんなこと……戦争になったら危ないのに」
「ナイヤチ共和国は国土は広いんだけど痩せてる土地が多いんだ。それと比べてこちらは、初代王の影響が大きいらしいんだけど、肥えてる土地が多い。単純にそれを狙っているからってのも一つ。あとはあちら側の何らかの思惑なのか、こちら側の何らかの思惑なのか……」
「エッダが絡んでるかもって話だな?」
やっぱりそうなのねと、ラミは小さくため息をついた。
「僕とラミはあの日アランにもケレスさんにも会っている。もちろんケレスさんを心底信用してしまうっていうのも僕らからしたら危ないことではあるんだけど、でも彼女は国王様を殺すようには思えないっていうのが僕らの感想なんだ」
「そうね。あの人なら殺すことすら面倒くさがりそうな雰囲気だったわ」
その批評を聞いてソイは笑った。
「たしかにあの人はなんでも面倒だって言いますからね。一回会っただけでそこまで見抜かれるとは母様も底が知れますね」
そう言った瞬間、ソイの姿は空中に生まれた歪みから出現した手によってその空間に引きずり込まれた。その行方は神のみぞ――否、ケレスのみぞ知る。
その光景を見たシュナイトとラミは焦ったようにアランフットの顔を見るが、アランフット自身は落ち着いた様子だ。
「気にしなくていいぞ。ケレスに連れていかれただけだ。じきに帰って来る」
そんなことよりも、この二人には話しておかなければならないことがある。
「エッダが敵だって、そう判断した二人は正しいよ。いや、正しくは俺の考え方からしたら敵だ。二人がどう思うかは俺の話を聞いてから判断してくれ。話を聞いたうえで俺と意見が食い違うならそれでいい。自分の生きる道を決めるのは自分だ。自分の決断を尊重してそれでも敵になるなら拳で語り合えばいいだけの話だ」
「まずはこの世界の成り立ちからだな」と、そう言ってアランフットは五年前の記憶を探りながら、ケレスに教えてもらった『人間界』の歴史について語った。(詳しくは第1章第15話:『ブラフマン』参照)
その誰も知るはずのない、濃い深い歴史に、知識欲の塊であるシュナイトだけでなくラミまでもが食い入るように話を聞いていた。
「なるほど。ケレスさんとユピテルの立場を異にする存在は理解した。……エッダさんが敵だというのはどういうことなんだい?」
「もう一回言うけど、ケレスは『人間界』で起こる事は基本的に全てそこに住む人たちだけで解決するべきだと考えてるんだ。それが最終的に『人間界』の守ることに繋がるからな。だけどユピテルは違う。ユピテルは真に平等な『人間界』を作り出すために天使と悪魔の関係する全ての人類を消し去る気なんだ。それも近々の話だ。どうやって何をするのかは俺にもケレスにもわからねェ。けど向こうは準備が整いつつあって、俺らがのんびり暮らしていたらいつの間にか死んでる、この『世界』が滅ぼされてる可能性があるんだ。そんなのは嫌だ。俺は死にたくねェ。だからユピテルは敵なんだ」
「ねぇアラン。私たちが聞いているのは何でエッダさんが敵かなの。それを教えてくれる?」
熱く語るアランフットにラミが水を差す。焼け石に水とはならない。
「ああそうだったな。……そのイカれた思想を持ってるユピテルに賛同してる連中がいるんだ。それが十二協会っていうなんともダサい組織なんだけどな……」
「十二協会……」
「そう。簡単に言えば明確な敵が十二人いるってことだ。その下に何人いるのかはわからねェけど。そのうちの一人がエッダってわけだ」
「つまりエッダさんは人間全滅の一端を担っていると……アランはそう睨んでるってわけだね」
「エッダが人類滅亡までを望んでるかどうかは知らねェけど、ユピテルに協力していることは確実だし、前国王の殺害のカギを握っていることも間違いない。そして俺がぶっ殺すことまで確定事項だ」
「それはなんで?」
「今日エッダは国王が殺された時ケレスに気絶させられてたって言ってたんだ。だけどケレスは前にその時エッダだけは見逃したって言ってた。その嘘だけであいつは黒だ。ユピテルに協力してる奴は生かしておけない」
なるほどねぇと、シュナイトとラミは椅子に深く座り直した。
まずアランフットが話したことは全て真実だろうというのが二人の感想だった。そして十二協会という悪の組織と、全人類滅亡に加担しているというエッダが排除するべき対象ということも理解はした。だが実感が湧かない。
「たしかに僕らはエッダさんが怪しいとは思った。だからわざわざ僕はエッダさんに弟子入りして、怪しまれないようにラミと一緒に同期を焚きつけて四眷属に弟子入りする流れを作ったんだ。でも今のところ怪しい動きは見えない」
「エッダのことケレスは『嘘つき』って呼んでた。何が信用出来て何が信用できないのか、その判断すら難しいぞ」
アランフットは椅子から立ち上がった。
「まあ今はわからなくてもいつかエッダが何をしようとしてるのかわかる時が来る。俺が話したことを頭に入れといてくれたら、あとはそれが起こった時に自分で判断すればいい。ただ俺は十二協会を俺の最大の敵とみなしているし、エッダのことは全く信用してない。俺シュナラミに危険を及ぼすその機会が来てしまったら俺は迷わずエッダを殺す。そのことだけ理解しといてくれ。別に賛同してくれなくたっていい。考え方は違くても友だちなのは変わんねェから」
そう言ってアランフットは部屋の扉へと歩いていく。
「どこに行くんだい?」
「えーと……他人の家で図々しいのはわかってるんだけどな……そろそろ腹が減ったから何か食えないかなぁと……」
「あはは。アランらしいね。大丈夫よ。準備が出来たらパパが呼びに来てくれるはずよ」
「そっか……ありがとう」
赤面して下を向くアランフット。そこに対してまだ羞恥心があったことにシュナイトは驚くが、アランフットも少しは大人になったということだろう。
「あ、そうだ」とシュナイトは何かを思い出して手を叩いた。
「血気盛んなアランフット君に耳寄りな情報があるんだった。ラミにもまだ言ってない国王様と貴族たちの会議で最終決定したばかりのことなんだけどね……」
シュナイトはわざとらしい咳払いをした。
「近々「西宮」でナイヤチ王国との共同訓練が開催される。疑似戦争ってやつさ」
「「ええええ!?!?」
アランフットとラミは驚きの声を上げた。アランフットはよくわからずに、ラミは事の重大性に気づいて。
「他国の人間と戦えるのかぁ。それは凄い楽しいことなんだろうなぁ。見てみてぇなぁ」
「もう本当にすぐそこまで戦争が迫っているのね……」
「まあ詳しいことは僕も知らないけど、コレジオに通っている生徒がそれに参加するらしいよ。向こうの国の同年代と戦う感じで」
そのシュナイトの一言で遠い眼をしていた二人とは打って変わって、その瞳は闘志の炎で燃え上がった。
「対象は俺たちかよ!!全員ぶっ倒してやる!!」
「燃えてきたぁぁ!!やっと私が最強だってことが世間に示せるわ!!」
驚くほどの興奮を見せた二人を、シュナイトは若干の引き笑いを含みつつ笑って見守っていた。
頭に大きなたんこぶをこしらえてソイが帰ってきたのはその少し後のことだった。
○○○
次の日、三人は一緒にコレジオに向かうこととなった。
久しぶりの再会にもかかわらずアランフットが一人で家に帰ってしまうのは味気ない。それに彼は新たなコレジオの場所を知らない。結局シュナイトの家に泊まるのが一番丸く収まるだろうということで話がまとまったからだ。
「準備できたなら早く行くわよー!」
相変わらず時間には厳しいラミが鈍間な男性陣に檄を飛ばす。しかしアランフットもシュナイトも何にてこずっているのか、なかなか部屋から出てこない。我慢の限界がやって来たラミはシュナイトの部屋の扉を叩いた。
「まーだー」
「……」
反応はない。せめて返事ぐらいはしてほしいものだが無いものは仕方がない。「いいかげんにして!!」と、ラミは勢いよく扉を開けた。そこで彼女が目にした光景とは――
「――――」
「……なんだよ」
そこにシュナイトはいなかった。部屋にいたのは今まさに服を着ようとしているアランフットだけ。
ラミの思考は停止した。心臓が早鐘のように激しく動いている。顔が火照っているのも自覚できている。恥ずかしさで今すぐこの場から逃げ出したいのだが、眼が、本能が、その場に足を留まらせていた。
「……っなに?用がないなら出て行けよ」
「お、お、お、遅いのよ!は、早くしてよねっ!」
ラミは勢いよく部屋の扉を閉め玄関まで走る。
(「アランがあんなかっこいいなんて聞いてないよ」)
頬を赤らめながら走る彼女の軌跡には爆風が生まれ他の従者たちが巻き込まれていったのは言うまでもない。
相変わらずアランフットに対してだけは阿呆なラミだった。
***
六回生のコレジオは右京二条に位置する。シュナイトの家は左京三条にあるため移動時間はかなり短い。
一回生の頃の教室には三回しか通っていないアランフットが四回目の登校にて六回生の教室に向かう。アランフットがが普通の人ならば、或いは下落民であるなら、この特別待遇に多くの批難が集まったことだろう。試験の結果によっては昇級したくてもできなかった子供もいるからだ。しかしアランフットは国の英雄だ。国王様がそう決めたのだ。ならばアランフットは国民全員で祝福するべき英雄なのだ。だからこの特別待遇に不満がある者は誰一人いない。この国はそういう国だ。
そういう類の話をラミから聞かされアランフットは身の毛がよだつ思いだったが、「気持ちわるっ」という感想は気力でなんとか飲み込んだ。
アランフットは幼い頃よりジンヤパ王国の体勢に好感を覚えたことがない。幸か不幸か、親と日常的に話すということが無かったため「国王の素晴らしさ」といったようなものを吹き込まれずに育った。
そしてコレジオ入学式、国王からアランフットへの圧力、親友への悪しき作為、そして妄信的に狂乱的に注がれる国王への眼差しを見て、アランフットはその制度そのものを疑問視するようになっていた。
絶対的な国王に従わなければいけない国。自らの意志で従うならまだしも、それを強制されるくらいならアランフットは反逆者で良い。
アランフットはエッダに対するものとはまた異なった不信感を国王にも抱いている。
「おいおい!そこにいるのはアランフットか!?」
聞き覚えのない声が背後から聞こえ、アランフットはすぐさま振り返った。シュナイトとラミ以外の場合、そこに悪意が含まれていることの方が多いからだ。
「……ん?誰だお前?」
「げっ、なんであんたがいんのよ……」
やはりそこに立っている女性はアランフットの知る人物ではなかった。立ち姿的には同年代に見えるが、アランフットの知る同年代の女性はラミとユナのみだ。ユナは「西宮」にいるという話だったし、仮にユナだとしても雰囲気が変わりすぎていてもはや別人だ。
故にアランフットの一言は適切な表現だった。そして身を固くした。本当に敵意がある場合面倒臭い。
「あたしだよ!あ!た!し!」
だがそれを聞いた発言の張本人は心底心外だったようだ。一瞬でアランフットとの距離を詰め、アランフットの上半身に飛びついた。
その間、アランフットは身動きを取ることができなかった。瞬きをしたその一瞬で、そのくらいの速度で距離を縮めたその女性の動きに全く対応できていなかった。
「あたしを忘れたなんて言わさねぇぞ!!」
「もがぁ……もがぁ……」
「ちょっとサリエリ!!アランに抱き着くんじゃないわよ!!ぶっ飛ばすわよ!!」
サリエリ、その名前を聞いてアランフットはようやく思い出した。
だが彼の記憶にあるのは国王の陰に潜み、アランフットとプラズの戦いを妨害した少女の姿だ。この五年を経て成長した姿では、特に顔に押し付けられるものを前にしてアランフットは正常な判定ができない。
「アランも鼻の下を伸ばさないで!」
「あの女はうるさいな。どうだアランフット、コレジオには行かずあたしと一緒に楽しいことしないか?」
「だぁめに決まってるでしょ!殺されたくなければ今すぐアランから離れなさい!」
「これだから余裕のない小娘はいやだねぇ。あんたもあたしみたいに余裕のある女の方がいいでしょう?」
「あんたみたいな老人がいいわけないでしょ!」
「なんだと!?ずっとアランフットといるくせに何もないお前に言われたくないわ!」
「ぽっと出のあんたにどうこう言われる筋合いはないわっ!」
女の子同士の激しい言い合いにアランフットは目が回っていた。片や常に自分の親友として家族のように接してくれていたラミ、片や前に会った時は敵だったとはいえ今は惜しげもなく身体を自分に押し当ててくるサリエリ。
アランフットは今の状況を理解できるほど冷静ではいられない。
「シュナイト、貴様はまた朝から女をたぶらかしているのか」
そんなアランフットの耳に救いの声が届く。
「今日は僕じゃないよ。それに僕は誰もたぶらかしていない」
「あれはもしや……」
「シクルー!!」
ソイを呼び出し自身の代わり身とし(サリエリの束縛から抜け出しその空いた空間にソイを置いた)、アランフットは命からがらシュナイトとシクルの元に逃げ出してきた。
「久しぶりだなシクル!と、ウマートだなお前は」
「久しいなアランフット。もう二度と会うことは無いと思っていたぞ」
シクルは嬉しそうに顔を綻ばせるが、ウマートは表情を変えず静かに頭を下げただけだった。
「なんだなんだみんな強そうになっちゃって!一発やるかシクル?」
「それは魅力的な提案ではあるが……何のためにここにいるのかを忘れてはいないだろうな?」
「ん?」
アランフットは首を傾げた。
後方ではラミとサリエリが騒がしく喧嘩をしている。ウマートは沈黙、シュナイトは微笑み、シクルは怪訝そうな顔をしてアランフットを見ている。なんなんだ。この空間は何なんだ。この時間は何なんだ。そんな疑問がアランフットの頭によぎった。
「……コレジオに行くのだろう?そのためにここまで歩いてきているのだろう?」
「あー!!そうだった!!遅刻するぞ!!急げー!!」
目的を忘れていた三人は我に返り、全員で急いでコレジオへと駆けていった。
大学受験期から投稿を始めたましたがもう就活の時期になってしまいました。現実逃避をしたい時にしか書けないもんなんですかね。




