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異世界で最強 ~転生と神の力~  作者: 富岡大二郎
第五章 新たなる舞台へ
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天神界より部下参上

 昼食時が過ぎて私とセリアは今後の予定を検討し合っていた。

 朝ここにいたリリアちゃんとオルシズさんは仕事へ向かい、アリスは剣の鍛錬をすると言ってどこかに行ってしまった。

 なので、別館には私とセリアとシャロルとノワールだけとなっている。

 しばらく会話を続けていると、城で仕事しているはずのリリアちゃんが息を切らしてやってきた。


「女王陛下!アイラさん!皆さん!今、兵士さんから報告が届いたんですけど、城門に女王陛下とアイラさんにお目通り願いたいと言っている人達が訪ねて来ているらしいです!」

「目的は?」

「ぜひこの国で働きたいと。兵士さんもかなり怪しんでます」


 リリアちゃんの説明を聞いてセリアが目的を問いたものの、怪しさ全開である。

 そしてそんな理由で、しかもこのタイミングでここを訪れたということは…。


「セリア、これは多分…」

「まぁ、おそらくそうだろうね」

「もしかして、天神界という所から降りてくるという方々が…」


 私とセリアはお互いに顔を見合わせ、シャロルがまさかという反応をする。


「とにかく対応をしなきゃね。リリア、来客達は謁見の間に通すよう兵には指示して。それとオルシズに対応をさせて、ある程度話を聞いた後面会室に連れて行くよう伝えて。あと、どっかにいるアリスに面会室へ向かうよう伝えて」

「はい!分かりました!」


 リリアちゃんはセリアからの指示を受け、バタバタと別館から走って行った。


「アイラ、私達も面会室に行こう。シャロルとノワールは悪いけど待機で」

「分かったわ。二人とも留守番してて」

「承知致しました。いってらっしゃいませ」

「お気を付けて」


 シャロルとノワールに留守を頼み、私とセリアは城の面会室へと移動した。








 セリアの指示通り来客達は謁見の間に通され、現在オルシズさんが対応にあたっている。

 私とセリアは面会室で待機中。


 セリアの話では、直接面会室へ通しても良かったらしいが、表向きな対応を何かとらないと城で働く他の人達に怪しまれる可能性があったため、わざと謁見の間へ向かわせたそうな。

 瞬時にこういった判断をするあたり、女王様っぽい。


 しばらくして、オルシズさんとアリスが来客者達を連れてきた。


「失礼します。指示通り、連れて参りました」

「陛下、お待たせ致しました。これより合流致します」


 オルシズさんはセリアの指示を忠実に熟したようだ。

 どこかにいたアリスもともにやってきて、セリアのもとに加わった。

 リリアちゃんがいないけど、通常の仕事に戻ったのかしら?


「二人ともご苦労さん。ようこそグレイシアへ。あんたらが神様の使い兼私とアイラの部下で間違いないんだね?」

「はい。我々はあなた様方の補助をするため、ハルクリーゼ様の指示により天神界より降りて参りました」


 セリアの質問に一人の女性が答える。

 にこやかで温厚そうな女性だ。


「あの、色々とサポートしてくださるのは助かります。よろしくお願いします」


 私は深々と頭を下げた。来てくれた以上、礼儀はきっちりしておかないと。


「アイラ様。そう畏まらなくても良いですよ。あなた様の方が立場は上なのですから。どうか気安く接してください」


 温厚そうな女性はにこやかに私の礼を拒んだ。

 やっぱり私とセリアはこの人達の上という事になるらしい。


「ご挨拶が遅れました。私はヘルメールと申します。農業、畜産、漁業の事ならお任せください」


 このヘルメールという人が、最初からずっと私とセリアの対応をしていた人だ。

 にこやかな表情でとても優しそうな印象の女性。

 深い緑色のフェーブのかかった髪を腰辺りまで伸ばしていて、上下白色の服を着ている。

 生産業系が得意分野みたい。セリアやったじゃん。


「次あたしね。あたしはスンテノ。髪の長さの調整とかヘアスタイル作ったりとかなら得意だから、必要だったら言ってね」


 スンテノと名乗った女性。彼女の言葉をざっくりまとめるなら、美容師。

 黒髪を肩より少し上辺りで毛先を切り揃えたヘアスタイル。

 服装が何故か忍者っぽい黒色メインの格好。露出多めでスタイルも良い。

 なんかセリアが作りそうな服。


「姉さん。いきなり髪の事言われても困ると思いますよ。私はエウリアと申します。よろしくお願いします。ほら、メリッサも自己紹介」


 スンテノの自己紹介にエウリアという女性が指摘をする。

 姉さんと言ったということは、二人は姉妹?

 でも容姿が全然違う。銀髪のストレートヘアーに瞳が片方青色、片方赤色のオッドアイ。

 こっちも露出多い格好で、上は黒色の水着らしき物を身に着け、黒色の革製と思われるジャケットを羽織っている。下は黒色の短パン。

 スンテノの忍者っぽい格好とは違い、エウリアはロックな感じだ。

 そんなエウリアは、隣にいる少女に自己紹介をするよう促す。


「私、メリッサ。よろしく」


 短く自己紹介を終えた少女はメリッサというらしい。やりとりからするにこの子も多分姉妹だ。

 年はおそらくリリアちゃんと同じくらいだろうか?おとなしそうな美少女だ。

 エウリア同様銀髪ストレートヘアーなのだけど、かなりロングで多分私より長い。

 私よりも身長の低い彼女だけど、髪が床についてる。

 そして彼女の見た目で何よりも気になるのが瞳の色だ。

 メリッサの瞳は両目とも数秒単位で様々な色にゆっくり変化し続けている。一体どうなっているのやら。

 格好は白色のワイシャツに黒色の革製らしきジャケットで、下はピンクのスカート。

 エウリア同様、ロックな感じ。


「アテーナと申します。近距離戦闘はお任せください」


 アテーナと名乗った女性は近距離戦闘が得意らしい。

 青色のショートヘアーに、格好は肩周りや腕、へそ周りを露出させた黒色のドレス。

 そしてドレスのところどころに青色の装飾や、耳にも青色の宝石と思われるピアスをしている。

 大人っぽい雰囲気で格好から見ると、とても戦闘が出来る人とは思えないけど…。


「アルテミスです。あだ名でアルテと呼ばれています。遠距離戦闘なら自信あります。よろしくお願いします」


 アルテミスという女性は、アルテというニックネームがあるようだ。なら私もそう呼ばせてもらおう。

 明るめの茶髪を首辺りまで伸ばし、毛先を内側へカールさせてる。

 この人もオッドアイで、片方青色、片方緑色となっている。

 格好は緑色のワンピースっぽい物を着てるけど、何故か丈が胸辺りまでしかない。

 下は緑色の短パンで、その上下の上に濃い緑色のロングコートを着ている。

 アテーナ同様、大人っぽい雰囲気の女性で、戦闘する人には見えない。


「私はアプテです。お化粧は任せてくださいね」


 メイクが得意らしいアプテという女性は、明るい茶髪のポニーテールヘアー。

 でも灰色のワイシャツに灰色のロングスカートという、なんとも質素な格好だ。


「…へーパトスだ。よろしく頼む…」


 小さな声でへーパトスと名乗った男性は、いかにも寡黙な感じ。なんだか職人っぽい雰囲気。

 黒髭を生やし、白色のタオルを頭に乗せ、ボロボロになっている白色のワイシャツに黒色のジーパンっぽいズボンをはいている。

 靴もえらくボロボロだ。


「へーパトスは鍛冶職人だよ。武器防具から鎧、生活道具まで作るよ。あ、僕はへーメス。商談取引役や何かの交渉役なら得意だよ。よろしく」


 へーメスという男性は、へーパトスさんの得意分野を教えてくれた。

 この人は交渉全般得意らしい。ノリの軽そうな人だ。

 赤色の短髪でそれなりにイケメン。

 白色のワイシャツの上に赤色のブレザーを着用。下は灰色のスラックス。なんか学生服みたい。





 これで全員名乗り終えた。総勢9人が天神界から降りてきた。

 この人達みんな私とセリアの部下になるんだよね?

 2~3人くらいだと思ってたし、まさかこんなに早く降りてくるとは思わなかった。

 そもそも天神界は人手足りてるのかなぁ…?

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