名前・名称(第十章終了時点)
第十章での説明です。
ミンスマン
人魚族の族長補佐兼代理を務める男性人魚。スキュラの右腕的存在。
がたいが大きくスキンヘッドという一見圧のある見た目をしているが、性格は真面目で仕事も優秀。何事にも口が堅い事で知られている。
スキュラを除いた人魚族の中で、唯一ハルクリーゼやオリジンの存在を認識している。オリジンとは顔見知りでもある。
独身の印象で見られがちだが、実際は既婚者で子供もいる。
カリーナ
リュウグウ城で働く使用人の女性人魚。失敗が多く問題視されていた。
ゲルダの嫌がらせによって自信を失っていたが、アイラからの励ましとトンジットからの使用人指導のおかげで復活。その頑張りをスキュラに認められ、アイラの専属使用人に抜擢された。
ゲルダ
リュウグウ城で働いていた女性人魚。リュウグウ城で一番のトラブルメーカー。
気が強く自己中心的な性格で、頻繁に同僚等とトラブルを起こしていた。特にカリーナへの攻撃が多く、アイラが訪問していた時のトラブルでは、人魚族の長であるスキュラにすら反抗した。そしてこの出来事が原因でスキュラの怒りを買った上、アイラに一発殴られた。
その後彼女は正式に退職処分となり、彼女の両親に連れられるかたちで拘束されたまま城をあとにした。
アギト
豪快そうな印象を感じさせる男性人魚。ガブガ襲撃時の迎撃メンバーとしても参戦しており、終わった後にアイラにタメ口を聞いてスキュラに怒られた。
ゲルダの父親でもあり、ゲルダのトラブルを知った後、城の関係者達にお詫びしてまわった。
マチルダ
アギトの妻で、ゲルダの母親。
ゲルダのトラブルを聞いて、拘束状態だった自身の娘をフルボッコにした。
アキノ
カリーナの母親。故人。
元々はリュウグウ城で勤務していた優秀な使用人だったが、夫をガブガ襲撃で亡くした事がきっかけで体調が崩れ、病気によって亡くなった。
リュンカ・チュベイ
アテーナの元々の名前。
二千年前、生贄にされた時の記憶を心の底に沈めるために、オリジンがアテーナにこの名を名乗る事を禁じた。
現在もアテーナがパニックになることを避けるため、この名を誰かが口にする事は禁じられている。
ゼーユングファー
人魚族が住まう場所。海のどの辺りにあるのかは不明。
謎の古代装置が存在していたり、古くから続く独自の風習や考えがある、美しく不思議な場所。
リュウグウ城
ゼーユングファーにある城。人魚族の政治の中枢であり、スキュラの住まいでもある。
シンプルな造りで派手さがないが、品のある美しい見た目になっている。
パンゲア
シュバルラング龍帝国にある旧都市。
現在の龍帝国の都市から山を隔てた反対側にあり、龍帝国の歴史もここから始まっている。
500年程前に巨獣による死傷者の増加と度重なる損害による財政難を理由に、現在の場所へと移住した。現在のパンゲアは遺跡の状態で残っている。
闇界魔法
闇属性高位魔法の一つ。暗闇の中に居ても周囲が見えるようになる魔法。
真闇界能力
神力の一つ。内容は闇界魔法と変わらないが、真闇界能力の方が周囲を明るくハッキリ見渡せる。
光明魔法
光属性の高位魔法で、優れた魔法使いでも収得が難しいとされる難関魔法。発動者の周囲を明るく照らすことができる。
身体外跡滅魔法
無属性の高位魔法。対象者の肌表面にある傷跡や古傷までもきれいに消すことができる。
透視能力
神力の一つ。壁や扉の向こう側にいる者の姿、霧や煙の中にいる者の姿、箱や袋の中身、服のポケットの中や服に隠れる地肌等。ありとあらゆるものを透かして見ることができる能力。
真・透視能力
透視能力を収得したアイラが新規に開発した神力。機械の細部や生物の体内まで見ることが可能。
生命選別能力
神力の一つ。混戦状態時に敵味方を判別して攻撃をすることができる能力。
斬氷水力砲
アイラが開発した魔法で、光線型爆発魔法の兄弟魔法にあたる。
対象を水圧で行動不能にし、氷で斬り刻み、氷粒を爆発させて粉々にする強力な攻撃魔法。
人体擬態能力
アイラが新規に開発した神力。真・透視能力で対象の体内構造を透視し、それを自身の身体に再現する能力。神力によって神力を発動させるという高度能力。ただし人の身体をしている者が相手でないと発動不可能。
ハルクリーゼも挑戦しているが、未だに成功していない。
トンジットのタキシード
トンジットの普段着。実は服ではなく、トンジット自身の身体の一部。
アンプルデス山脈での実戦修行
ジーナが短期特訓のために発案した鍛錬案。アンプルデス山脈にて神獣や魔物相手に本気の戦闘を行うという自殺行為に等しい内容だった。
しかし賛成が得られなかった上に、アンプルデス山脈が全域で悪天候になっていたため、結局実行はされなかった。
リヴァイアサンの姿
トンジットのリヴァイアサンとしての本来の姿。水色で全身が鱗で覆われている巨大な姿。容姿は神龍に酷似している。
リヴァイアサンが泳ぐだけで、海中に振動が響き渡る。
スキュラとアテーナの関係
二千年前から続く関係。海で迷子になっていた若きスキュラと、一人で海辺にいた子供のアテーナという出会いから始まった。
アテーナの死によって一旦は終わってしまったものの、アイラの存在が影響して繋がりが再開した。
グウタラの塊・グウタラ女
スキュラが発言したハルクリーゼの事。
ドーム状の膜
ゼーユングファーを包むように張られている謎の膜。用途や存在理由は不明。
人魚の里ゼーユングファー
人魚族が住まう里。
人魚の体型均一
古くから続く人魚族の風習。男性はモデルのような体型で、女性はグラマラスボディとなっている。
これに異議を唱えた人魚もいたが、イジメや暴力というかたちで潰された。
不思議な部屋
リュウグウ城の各部屋の不思議な空間。入ると浮力が消えて重力が働く。何故なのかは不明。
ほうじ茶
人魚族が主に飲んでいる飲み物。どこから茶葉を持ち込み、出回っているのかは不明。
謎の光明持続装置
ゼーユングファー各所にある、光明魔法を吸収し、力を持続させることができる古代装置。
誰が作り、いつ設置されたのかは不明。
鱗を剥ぎ取る
ゲルダが周囲の人魚達への脅し文句として使った言葉。どういう意味なのかは不明。
巨獣
世界の各所に生息している巨大な獣。いつから存在しているのかも、普段どこにいるのかも分からない謎多き存在。
一頭だけでも非常に強力な力を持っており、相対する場合は最低でも二ヶ国分の軍事力を持って応戦しないと勝ち目はない。
精霊や神獣といった伝説的存在ですら制御不可となっている。
ガブガ
海に生息している巨獣の一種。これまでに何度か人魚達を襲撃し、犠牲者を出させている。
アイラが訪問している間に大群で襲来したが、マジギレしていたアイラによって返り討ちにされた。
メガロドン
アイラが前世を過ごした世界で、古代での生存の有無が議論されている巨大サメ。
ノンストップ模擬戦
ジーナが発案した鍛錬案の代替案として実行された短期特訓。休憩、食事、睡眠の全てを禁じて行われた。
まさに極限の状態で精霊や神獣と対決するというこの方法で、ジーナを一気に強者へ鍛え上げた。
しかしベヒモスの行動が原因で途中で中止となり、後にこれを知ったアイラに全員が怒られた。
眠らない人魚
睡眠を必要としない人魚の習性。
水中で書けるペンとメモ
水中で使用可能な不思議な筆記具。
肌に吸着する貝殻
肌に自然と吸着する不思議な貝殻。主に女性人魚が胸に着けている。
貝殻ビキニ
貝殻と紐で作られたビキニ。特に特殊な効果はない。
クラゲ紐
クラゲの切れた触手を編み込んで作られた紐。
エイの毒針
エイの毒針を原料に作られた毒針。
毒刺し
ガブガの歯を原料に作られたアイスピックのような凶器。毒を仕込む事が可能。
ムルムル貝
ゼーユングファー周辺で豊富に獲れる貝。地上では非常に高値で取引される。
欠片だけでも水揚げされれば奇跡と言われており、大きな貝殻でも上がれば、一国の国家予算並の価値が付く。
人魚の楽園
アイラがゼーユングファーに名付けた別名。
クソモグラ
エキドナが発言したベヒモスを指す呼び名。
大昔の巨大海洋生物
大昔に存在していた巨大魚。それなりな数がいたが、当時チンピラだったトンジットと喧嘩を繰り広げ、それが原因で絶滅した。
ジーナの変化
ノンストップ模擬戦をきっかけに起きたジーナの感情変化。
これまで活発的だった彼女の感情は、クールで冷静なものへと変わった。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回投稿より第十一章に入る予定です。
今後ともよろしくお願い致します。




