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異世界で最強 ~転生と神の力~  作者: 富岡大二郎
第二章 学院生活
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大会リハーサル

 武術大会三日前。会場となる闘技場でリハーサルが行われた。リハーサルと言っても当日の流れを確認するだけ。


 日本で言うスタジアムのように客席がぐるっと一周している造りの闘技場だけど、その一部には武術大会のために実況席と特別席が設けられていた。

 当日実況席には実況担当の学院生と、解説兼コメンテーターとしてリベルト王子殿下と護衛のリィンが座る事になっている。

 特別席にはエルサレム国王陛下とシトラス王妃殿下、そしてグレイシア王国のグリセリア女王陛下が座る予定。


 別の話になるけど、私の神力制御問題は特訓をしまくった結果、だいぶ制御可能になってきた。さらに神力を込めた覇気と言うか殺気と言うか、そんなやつで威嚇いかくも出来るようになった。と言っても睨みつけるだけなんだけど。

 実際に特訓の一環として、シャロルに神力を込めた威嚇をしてみた。


「人によっては失神する方もいるかもしれません」


 と、顔を青くさせながら言っていた。かなりの恐怖を感じたらしく、感想を述べる声は震えていて身体も震えていた。ここまで恐怖に満ちたシャロルは見たことがない。

 シャロルいわく、シャロルに暗殺術を教えた人が持っていた殺気よりも遥か上の恐怖度だったらしい。…あんま多用するのはやめておこう。



 話を戻してリハーサル終了後、レイジがため息をついていた。ちょっと表情が真剣。


「けっこう緊張してきたな…。本番までに抑えないと」


 どうやら緊張でため息をついていたらしい。さすがに本番で緊張を抑えるのは無理だと思うよ?


「こんな大会など、真面目にやらずとも優勝は頂きますわ!」

「ではホウ。もしあなたが負けたら、あなたの髪の毛とその豊満な胸を引きちぎりますからね?」

「ひぃぃぃ!恐ろしい事言わないでくださいまし!真面目にやりますから~!」


 レイジとは反対側の私のとなりで大口を叩くホウと、その発言に対して圧のある笑顔で脅しをかけるティナ。引きちぎるとはまた恐い。


 そんな二人の定番のやりとりを見ながら大会不参加のメンバーとも合流し、下校のために校門へと向かった。校門前にはいつものようにシャロルが待機していた。


「お疲れ様でございました。お嬢様、皆様。ニコル、皆様にご迷惑かけていませんか?」

「大丈夫だってば~!お姉ちゃん、会うたびそればっか~」

「心配なんですよ。お姉ちゃんは」

「だからといっても、会うたびに聞いてこないでよ~。しつこすぎだって~」


 このバレスタイン姉妹の姉の心配性から始まるやりとりも、今や定番になっていた。

 最近ティナやホウ、この姉妹のやりとりを見ていると、どうしても神楽の事を思い出してしまう。でもどうする事も出来ないので、いつも無事を祈って強引に考えを消している。


 こんな事が続くのかと思っていた私だけど、神楽がどうなったのか、私はその事を大会前日に知ることになる。

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