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桜ドロップ  作者: クラン
1/3

〜第1話1部〜 入学式!!期待に胸を膨らませる桜

初投稿とさせて頂きます!投稿主のクランです!

アドバイスなりなんなり、気軽にコメントしてくださると有難いです!

これから頑張りますのでよろしくお願い致します!


1


チリリ・・・

チリリリ・・・

チリリリリ・・・


猫の形をした置時計のアラームが鳴り響く。

布団をめくりあげ、“むくり・・・”と上半身を起こせば、左手で眠い目を擦り、右手で置時計のアラームボタンを押す。

ベットから降り、背伸びをする。

?「ふあぁ・・・さてと、今日から花の高校生!思いっきり充実させるぞ〜!」

この一際大きく明るげな声の少女の名は"花咲 桜"。華の高校1年生である。

パッチリと目を開ければ、茶色の瞳が鏡越しに写り、にっこりと笑顔の練習をする。

クローゼットへと足を運ばせ、ハンガーにかけてあるセーラー服を徐に取り出しベットに置き花柄の薄ピンク色をしているパジャマを脱ぐ。

“パサッ・・・”と上下セットのパジャマが床に落ちると、純白の上下の下着、スラリと伸びた肌色の手足。

165cmという高校1年生にしてみれば高い身長であろう・・・。

ベットに置いてあるスカートを着て、上半身の制服を着る。"ジー・・・"とスカートのチャックを下から上に上げ、スカートを2回ほど折り膝から15cmほどの丈の長さに合わせる。腰あたりまである赤紫色の髪の毛をふわっ…となびかせれば、ほんのりと香る香水を1回〜2回体に振りかける。

自室のドアをあけ、"トットットッ…"と音を立てながら階段を下る。

リビングのドアを開けると、そこには朝食を用意している母親の姿が見えた。テーブルにはいちごのジャムが塗ってあるパン1枚、牛乳、デザートにはヨーグルトが置いてある。

桜「お母さん、おはよう!」

私は、自身の母親を見て挨拶を交わした。

私の母親は私の方を見て-。

「おはよう桜。今日から高校生ね。頑張りなさい?」

茶色のミディアムの長さで小顔の母親"花咲薫"は軽く微笑みながらそう述べた。

桜「うん!頑張るね!朝ごはんはパンだけでいいや!行ってきますっ!」

いちごジャムが塗られたパンを口に咥え、玄関へと駆け足で向かった。履き馴れない茶色い新品の革靴を履くき、"トン…トン…"と靴を整え、「よしっ!」と気持ちを引き締めると同時に、右手で玄関のドアノブに手をかける-。

“ガチャッ”と勢いよくドアを開け、飛び出せば、クルッと右を向いて走り出す。

桜自身、小学校・中学校とバスケットボール部に所属していた為、運動神経はかなり良い。そう、かなり良い!!が・・・ありえない程にバカなのである。

急なカーブやカラーコーンがあるが、物凄いスピードでパンを食べ終わすと、軽やかな身体で障害物を避け走る。

家から学校まで歩いて20分なので、そう遠くはないが入学式ということで、かなり気合が入っているのである。

学園系物語系ではお馴染みの‘家の角からイケメンな男の子とぶつかって恋に落ちる!!’

なんてイベントも一切なく、入学式予定時間の9:00より40分も早く学校に着いたのである。

桜「はぁ〜あ・・・男子生徒とぶつかって〜!みたいな淡い展開も無しかぁ・・・」

なんて独り言を呟きながら校門を潜り抜け、校庭を歩いていく。

桜「っと校舎校舎・・・」

校庭を抜け、校舎らしき建物に着くと、そこにはクラス表が貼られてある。

自分のクラスがどこなのか探していると、桜の隣に背が高く、黒髪ショートの男の子が現れる。その子は、クールな顔立ちをしており、如何にもモテ男!・・・と言った感じである。

?「ん〜・・・俺のクラスは・・・1年3組か・・・っと、君も俺と同じクラス?よろしくな!」

黒い綺麗な瞳で桜の方を向く。少なくともそこは“ドキッ・・・”とする所なのだが、桜はそういう所に鈍感なのか、平然とした顔でこう述べた。

桜「あ、うん!今見たら1年3組って書いてあったし、同じクラスだね!」

桜は満面な笑みでそう答える。

直人「俺は軽宮直人。君は?」

直人は彼女の満面な笑みに少し“ドキッ”としたのか、少し頬が赤く染まる。

桜「私は花咲桜っていうの!よろしくね?」

桜は端的な返事で返すと、直人に向かって「時間まで暇だし、ベンチにでも座って待ってよっか!」と述べる。昇降口の位置からはそう遠くもなく、5mといったところか・・・。桜と直人はゆっくりと歩き、ベンチへと腰をかける。

桜「直人君ってスポーツ何してたの?」

自身の足と足を交わしたり、ブランブランと足を揺らしながら彼に問う。

直人「小学校の時は野球で、中学校の時はテニスかな」

直人もまた、彼女と同じように足をブランブランさせながら桜の問いに答えた。

そんな他愛もない会話をしていれば、あっという間に時間が過ぎ、9:00開始の入学式まで残り10分と迫っていた。時間を見た2人はベンチから立ち上がり、体育館へと足を運んだ。

入学式が始まり、総勢600人が体育館に集まっている。校長先生の挨拶、生徒会長の挨拶等が進められていく。

長い長い話が終わり、辺りの生徒達も起き始めている。桜はワクワクとドキドキを胸に、これからの高校生活を楽しみにしていることであろう。

期待に胸を膨らませこれからの高校生活に向けて張り切る桜であった。

うぅ〜ん…短かったかも…?

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