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異世界漫遊するおっさん  作者: 田舎老人唯爺
第一章 聖シルバーナ皇国 王都ルパーナ編
23/23

おっさんギルマスから依頼をされる

2ヶ月以上空いてしまいました。

謹んで謝罪申し上げます。

m(_ _)m

 おっさんはギルドマスターに呼び出された。

 おっさんには呼び出さる身に覚えはない。事も無い。

 ヴィシュマール辺境伯の話か小鬼迷宮(ゴブリンダンジョン)の件であろう。


 「よく来てくれた。 まあソファにでも掛けてくれ。」


 おっさんがギルマスの部屋を訪れ、中に通されるとバルバロッサと黒尽くめの副ギルマスのハインツがソファに座って待っていた。


 「早速でなんだが、本題に入れせてもらう。 南西のヴィシュマール辺境伯が治めるタファル領を調べてきて欲しい。 北で戦争の話が持ち上がっている時に南西方向にきな臭い話が出てきた。」


 バルバロッサは溜息をつき続ける。


 「タファル領の領都タファルファの冒険者ギルドから通信の魔道具で『ヴィシュマール辺境伯に反乱の兆しあり』と報告が来た。 厄介な事に()()であって、確定ではない。 現在タファルファの街のギルドにはヴィシュマール辺境伯の兵が監視のため頻繁に訪れている。 また冒険者を抱き込んでギルド併設の酒場に屯させて監視をしているようだ。 こちらも密偵を何人か送る。 注目され辛い人物、つまり名が売れておらずランクが低いにも関わらず相応の実力のあるという矛盾する者は中々いない。 悪いがタファルファに入り向こうのギルドマスターと合って色々動いて欲しい。 報酬なんだが働きに応じてと言う事にして欲しい。 どういう動きが必要か現地で変わるだろうからな。」


 おっさんは前から疑問に思っていたことを尋ねる。


 「冒険者ギルドは基本的には国に干渉されず、干渉もしないのが原則だと聞いていましたが今回の件では随分と国に関わっている様に思いますがこれは何故なんでしょうか?」

 「ギルドはこの世界ほぼ全ての街レベルに存在する。 しかし中には必ずしもギルドが必要では無い街も存在する。 交通の要衝ではあるが特に魔物が出る訳でも無く、護衛依頼や街中での雑用依頼位しか無い街もある。 そんな街ではギルドは成立しない。 つまり赤字になる。 しかし、街の利便性や冒険者のために潰す訳にも行かない部分がある。 だから、ギルド幹部は集めた情報や技術を街の領主や代官に売るのさ。 このギルドは国の首都にある。 だからここで稼いで赤字のギルドの補填に回さなきゃならない、これが今回の件に関わる理由なんだが納得行ったか?」

 「幹部では無い私が関わっていますが?」

 「通常、今回の様な場合なら商人に扮した密偵が指名依頼でタファルファ迄の護衛依頼を何チームかのパーティーに出す。 その後タファルファでギルド側から適当な依頼が出されると言う手順になる。 しかし、お前さんなら単独でも依頼をこなせる実力があり、信頼出来ると見込んだために今回の件を話したんだ。」

 「・・・了解しました。 光栄だと思っておきます。」

 「交通手段はこちらで用意してある。 明日、早朝に1週間程の野営可能な準備をしてギルドに来てくれ。」


 おっさんは了解した旨を伝えギルドマスターの執務室から辞去する。


 【なんか、儂の評価が高いみたいやな。 1週間の野営可能な準備やと色々買わなならんな。 忙しなりそうやで。】


 おっさんは準備のため商店へ繰り出すのだった。

誤字脱字有りましたらご報告下さい。


2019.11.5 文章後半を若干修整しました。

大きくは変化しておりません。

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