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異世界漫遊するおっさん  作者: 田舎老人唯爺
第一章 聖シルバーナ皇国 王都ルパーナ編
13/23

おっさん鎧を手に入れる

ちょっと空きました。


H31.01.10 主人公パラメータ変更

 おっさんはギルドで小鬼(ゴブリン)から手に入れた小剣(ショートソード)5本と槍25本を引き取って貰い大銀貨200枚を手に入れた。 内訳は小剣(ショートソード)5本で大銀貨25枚、槍25本で大銀貨175枚だった。 どうせすぐ使用して崩してしまうので大銀貨で支払って貰った。

 その後受付カウンターに戻りマリーベルからギルドカードを受け取り「F」ランクに更新されているのを確認した。

 懐が暖かくなったおっさんは機嫌良く宿へと戻った。


 「ステータスオープン」


 宿に帰り着いたおっさんは久方ぶりにステータスを見ていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前  海東祐治

称号  召喚者

職業  療術師 大賢者 剣士

年齢  42

レベル 3


HP 891/891   MP 1271/1271

筋力 210  敏捷 189  器用 221

知力 518  耐久 254  幸運 175

物攻 398  物防 456

魔攻 609  魔防 694


スキル

鑑定 言語変換 空間魔術2

剣術3 抜刀術3 槍術1 小剣術1 杖術1

格闘術3 体術1 詠唱省略1(new)

土魔術10 水魔術10 火魔術10 風魔術10

光魔術10 闇魔術10 魔術の天賦10

毒魔術10 精霊魔術10 薬剤作成10

呪術の天賦10

回復魔術10 槌矛術10 慈愛の素養10

付与魔術10 防御魔術10

詠唱速度10 呪文効果10


加護

精霊の加護 神の息吹 異界神のお詫び

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 【あれ? 3つ目の職業があるがな。 療術師は現実の仕事が柔整師やったからあるんやろうし、大賢者はゲーム上でもそうやったから判る。 しかし、ゲームやったら転職で大賢者が剣士に書き換えられて、能力だけ残ったはずやのに職業自体が増えとるな・・・ 何でや? ・・・考えてもそう言う世界やと納得するしかあらへんか。 レベルが3になっとる。 ゲームと違ってレベルアップのアナウンスはやっぱり無いんやな。 他には[空間魔術]のレベルが上って、[詠唱省略]ってスキルが増えとるな。 [詠唱省略]ってスキルはゲームの中にはあらへんかったし、その内[無詠唱]になるんちゃうやろか? なんやかんやスキルが増えていくんかもしれんな。】


 おっさんは職業とスキルに関して考えていた。


 【そう言えば、この世界には[生活魔術]っていうもんがあるって神殿で習ったな。 なんや、火種を出したり、生活用水を出す呪文や掃除が出来たり、身体の清潔さを保つ呪文があるって聞いたけど習わんかったな・・・ この街で生活してる分には必要あらへんやろうけど、どっか行った際には居るんやろうな。 またギルドで聞いとこか。 この辺りは魔物が少ないから仕事が雑用系の方が多いみたいやから依頼料も安いし魔石みたいに副収入もあらへんから小銭溜まったら別の街行かんならんな。】


 暫くすれば日も落ちるのだが、大金を持っているおっさんは若干落ち着かず防具が気になっていたため、まったりしていた宿を出て防具を充実させる事にする。


 動き易さと防御力を重視し、対人戦も視野に入れ防具を揃えるつもりのおっさんであった。


 数件の防具屋等を見て歩いたおっさんであるが、硬性皮革鎧(ハードレザーアーマー)または鱗状鎧(スケイルアーマー)小礼鎧(ラメラーアーマー)かで悩んでいた。


 硬性皮革鎧(ハードレザーアーマー)は硬く加工した革鎧で動物の皮や魔獣の皮が使用される。 防御力は使用した革の性能に左右されるが概ねそこそこの強度である。 動きは若干阻害されやすい。


 鱗状鎧(スケイルアーマー)は革鎧や丈夫な服に魔獣の鱗や鉄片を縫い付けた鎧でそこそこの強度を持ち服の柔軟さもあるため動きが阻害されにくい。


 小礼鎧(ラメラーアーマー)は魔獣の鱗や鉄片等を糸や革等で繋ぎ合わせたもので鎧下が必要となる。 鱗状鎧(スケイルアーマー)同様に、そこそこの強度を持ちつつ柔軟性をも併せ持つが小礼の動きの制限によって動作への阻害が若干ある。


 値段や性能を考えると硬性皮革鎧(ハードレザーアーマー)鱗状鎧(スケイルアーマー)が良いのだろうが、小礼鎧(ラメラーアーマー)には所謂、武者鎧があったのである。

 大鎧と当世具足の2種があるのだが、防御力と見た目を考えると当世具足を選びたいおっさんではある。

 折角、刀を装備しているのだから鎧もと考えるが、見た目重視か、能力重視か悩む所である。


 考えながら別の防具屋に入ったおっさんは、真田信繁の赤備え当世具足が販売されているのを見つけ、その場で思わず即決してしまう。

 大銀貨150枚と思ったよりも安いのでおっさんはホクホクである。


 【真田信繁の赤備え手に入れたで〜。 格好ええな〜。 安くてありがたいわ〜】


 脂下がりながら喜ぶおっさんであった。


 これだけ刀や鎧、文化が伝わっているならば、脛切りで有名な柳剛流等が伝わって無いとも限らないため対人戦も視野に入れているおっさんは脛当や小手は必須だと考えていたのでありがたい鎧であった。


 気分良く鎧櫃を抱えて宿に帰るおっさんなのであった。

誤字脱字ありましたらご連絡下さい。

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