相互評価クラスタ問題の対策は、ユーザーから動こうという話
まず最初に、私の立ち位置を確認します。
「相互評価クラスタはNG」
これが大前提です。
相互評価クラスタの定義や相互評価クラスタが悪質であるという説明については他の方のエッセイでも読んでください。省略します。
私からはその対策についての考察を開陳してみたいと思います。
まずは状況の確認。
・ 相互評価クラスタは無くならない
残念ながら、相互評価クラスタは無くなりません。なぜなら、馬鹿はいつの時代にもいる物だし、駆除できないからです。
「小説家になろう」内部でのやり取りであれば会話記録を確認することもできますが、外部で活動されるとその限りではありません。今回の騒動では内部告発がありましたが、全てのケースに置いてそのような幸運を期待することは難しいです。
私や他の作家さんがスパイとして潜り込めば多少は風通しも良くなるでしょうが、私にその意思はないし、他の方に依頼する気もありません。そして全ての相互評価クラスタに関わる事が現実的でない以上、相互評価クラスタの存在を叩き潰すのは不可能と考えてよいでしょう。
・ 運営が相互評価クラスタに対してメタを張る事は現実的ではない
そして、「小説家になろう」から相互評価クラスタに参加している馬鹿を排除するのも難しい。
規約で弾くことも可能なのですが、線引きがどこまで、どのようになされるのかという問題です。
家族などにポイントを依頼するのはNGなのか。学校や職場で……サークルで……。記録に残らない依頼は、誰にでもできます。
記録に残るツイッターなどを使った依頼をNGとしても、そこまでは防げないんですよね。証拠もありませんし。
また、小説家としての技量を高めようとするサークル活動をしている人たちがいたとして、互いの作品を読み合い、感想を書き、評価ポイントを入れる。それは「駄目な事」でしょうか?
私はそうは思いません。
ですが、何も知らない人がそういった活動をしている人を見て「こいつらは相互評価クラスタだ」と思わない保証は無く、実際に排除される恐れがあります。
結論として、運営がそうとう頑張らないと公平公正な相互評価クラスタ排除は難しく、私見としては現実的ではないと考えています。
では、相互評価クラスタは無くならず、運営によって排除できないとした場合、どうすればいいのかを考えましょう。
というより、この段階で解決策は限られているのですが。
・ 読者による監視網
運営が出来ないなら、読者がするしかない。
運営よりも参加人数が多く、熱意のある方もいるでしょう。そういった方々にお願いするのが賢明です。運営に過度の期待をしてはいけません。費用対効果の面で調査をしてもらえないと考えていいでしょう。
幸いにも某大手掲示板でこういった事をやっている方々がいるので、彼らに感謝しつつ、あとは自分の判断を混ぜて相互評価クラスタ参加メンバーを切っていきましょう。
評価をしない、すでに評価ポイントを入れたならポイントを限りなく低くして、ブクマは外し、ブロックユーザーに指定する。
エサを与えてはいけません。メールを送らず感想欄への書き込みもしないのが大切です。馬鹿のためにご自身の品位を下げてはいけません。
こういった地道なネガティブキャンペーンも有効でしょう。
相互評価クラスタというものがある事を定期的に発信し、排除すべき悪という認識を共有し、「小説家になろう」から切り捨てる。
人間は忘れる生き物です。問題点は定期的に確認すべきです。
・ 運営への要望
運営に相互クラスタの排除を依頼できないのは前述した通り。しかし、一つだけお願いしたい内容があります。
それは「ブロックユーザーのランキング除外機能」です。
読者がブロックユーザーに指定している馬鹿のゴミを、ランキングから除外してもらうのです。
相互評価クラスタとか関係なく、ブロックするような相手のを読みたいと思う方は少ないと思います。
ですので、ランキングを確認する時にブロックした馬鹿の名前が出てこないようにすれば、正しいランキングが見れると思うのですよ。
例えばですが、ランキング300位の中に5人のゴミがあったとします。そのままでしたら5つの作品がランキング外に落ちるわけですが、ユーザー側がブロックすることでそのゴミ5つを取り除き、正しく評価されるべき5作品がランキング圏内に帰ってくるわけです。
これについては除外検索機能の応用で出来るはずです。技術的に難しかったりするわけではありません。
運営様には是非、検討していただきたい。
まとめ。
運営に何でもかんでも頼りすぎは良くありませんし、現実問題として対応していただけるか分かりません。
我々ユーザー側が個々の判断で相互評価クラスタ利用者を探し、認定すべきでしょう。
ただ、運営様にはブロックユーザーをランキングから除外できるようにしてもらいたいなと思います。
それまでは、みんなでスコップ片手に検索機能で良作探しを頑張りましょう。