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Task 1 結成

Task 1 結成


2060年 5月13日 

午前6時 座間駐屯地

「アメリカは我々を駒として使おうとしている。これは断じてならないことだ。

 我々は昔のようにただ戦うために兵士を作ってるわけではない。

 我々は国民を守るために作られたのだ。

 おそらく阿藤総理大臣がアメリカとの条約を破棄するだろう。

 そうなれば我々はアメリカを敵にするだろう。

 さらにヨーロッパも日本を欲しがってる。

 分かるか?今日本は世界を敵にしていると同然だ。」

 と冷酷にしゃべっている彼は防衛大臣の宮間 悟史。

 防衛大卒そしてそのまま自衛隊に入り出世コースに乗り、今の日本の軍事を変えようとしている男だ。

「我々はこの為に新たな部隊を編成した。」

 彼はここで言葉を止め立ちあがった。

「対他勢力部隊「大和」を用意した。大和は日本の技術を注ぎこみ、優秀な人材を集めた部隊だ。

 今ここにいる者はわかっているだろう。

 君たちは大和の隊員となる。」

 一部の者は驚いたような顔したがすぐに毅然とした顔に戻った。

 そうここにいるのは選び抜かれた精鋭の兵士しかいないのだ。

「今から各部隊に分ける。各部隊長の指示に従って行動せよ。」

 あらかじめ部隊長と指名された者は大臣からファイルを受け取り、その中に入ってるデータを元に隊員を集めた。

 


午前8時 座間駐屯地 ミーティング室A

「俺は来瀬、今からこの部隊「武蔵」の隊長を務める。よろしくたのむ」

 と、軽く自己紹介をして周りの様子を見る。

 が、集めた隊員は緊張のせいだろうかみな表情がこわばっていた。

「じゃぁとりあえず自己紹介だ。」

 すると一人の男が立ち上がった。

「自分の名前は武藤と申します。以後よろしくおねがいします!」

 武藤 漣 元空挺所属でありそのせいかかなり体が引き締まっている。

 ひげなどあまり見えず、髪型もソフトモヒカンといった典型的な兵士に見える。

 武藤が座ると今度はかわいらしい声が部屋を渡る。

「自分の名前は日向と言います。よろしくおねがいします!」

 日向 麻衣 元通信小隊所属であり兵士とは見えない小さな体系をしている。

「えっと・・じゃぁ熊谷君・・・」

 と小さくお辞儀をしながら座る日向。

「俺の名前は熊谷です。よろしく」

 熊谷 輌 元戦闘機パイロットだが戦車大隊にも所属していたとの記載もある。

 体系はふつうである、顔は目元が凛々しく女には受けがよさそうな顔している。

「じゃぁ最後」

「あい!俺の名前は鈴野っていうんだ!よろしく!」

鈴野 隼人 諜報部隊としてアメリカなどでも行動していた・・と。

だがこの陽気すぎる喋り方から他の諜報部隊の奴からは印象がよくない。

顔はこれまた人受けがよさそうな顔つきだ。

これが俺の部隊か・・・・

これから俺はこいつらを連れていくんだ・・・

来瀬は自分に隊長としての威厳を心に刻み体を震わせた。

「よし、自己紹介も終わったし早速任務についてミーティングを始める!」


誰も想像しなかっただろう、小さな国日本が世界の軍事情勢を全て変えてしまうことを。


Task 1 結成 end

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