5日目 配布計画
どーも、作者です。
時間が開いた→小説書くぞ→ネタがぁぁぁ!
の状態で書きました。
なので、すこし雑に仕上がってますが、ご了承ください。
では、どうぞ。
「さて、食料と雑貨を体育館まで運んできたはいいものの」
「どうやって配るか・・・」
「文句言ってないでさっさと分けてくれよ」
次々と愚痴を言う渡瀬と川越を後目に、せっせと岡田は物資を分けていた。
「なぁ、さすがにこの量配るとなると一斉には無理だぜ?」
「何せ1年生全員の分あるしな」
なんて文句を言いながらも3人は分ける作業を続けていた。
確かに、2人は正しい。
なにせ、1年生全員(約160人)分の食料と雑貨品があるのだ。
いくら広い体育館とはいえ、160人が一斉に来ればぎゅうぎゅう詰めだろう。
かといって、1人1人配っていれば時間が無くなってしまう。
クラス単位で呼べればベストなのだが、校内がパニック状態の今、
それは難しいだろう。
「っと・・・これで終わりか。」
「はぁ・・・疲れた」
「2人ともお疲れさん。」
3人は支給されたミネラルウォーターを飲みながら休憩していた。
「にしても、剣斗うまくやってるかな・・・」
「大丈夫だ、俺らが冷静なのは半分あいつのおかげでもあるからな。」
「っハァ・・・ハァ・・・」
息を切らしながらも、剣斗は校内を走っていた。
理由は、1年全員の人数チェックと校内設備の不備がないか、
さらに、クラスが今どんな状態なのか、どこから配り始めればいいか、
などを確認するためである。
「人数多すぎなんだよこの学校っ!」
そんな愚痴を言いつつ、階段を上がったり下がったり。
「っ、よし」
息が落ち着いた頃には、校内のチェックが終わっていた。
「設備の不備なし、人数は164人、欠席者0」
走りながら書いたメモを読み返す。
「1組、3組はパニックじゃない。おっけーだ!」
無事、チェック終了か。
と、体育館で待っている3人のところへ戻ろうとしたその時、
パリーンとガラスの割れる音がした。
「っなんだ?!」
音のする方へ剣斗は走っていった。
次回更新は3月20日前後の予定です。