21日目 真実の扉(後編)
どーも、作者です。
次が実質の最終話です。
21日目、全てが終わり、22日目(最終日)で終わった後の話を少し。
なんだかんだで長かったような・・・
( ゜д゜)<長くなったのはお前がうだっていたせいだ
とりあえず、完結します。とだけ言っておきます。
その後の話は最終話くらいで。
では、どーぞ。
突然の剣斗の発言で、空間は沈黙の状態になった。
「いや、難しいことじゃないだろ?お前は誰だって聞いてるんだ」
「・・・い、いやいやいや私は私だよ、平田千夏だよ!」
「嘘つけ。お前は平田千夏ではないってのはもう前回合った時に分かってんだよ」
「えぇ?前回合った時?どこで私が私じゃないって思ったの?」
「俺の呼び方と俺の質問に対する答え。」
「うぇ?!呼び方も質問も間違ってないでしょ?!」
「あのなぁ・・・俺は平田に一回でも名前で呼ばれたことはないんだよ」
「うそん?!」
「嘘でもないし事実だからどうしようもないんだよ。」
「え、呼んでたよね?き、きっと名前で呼んでたんだよ!」
「無理やり通そうとするな。」
「それと、もう一つ。お前、3人をどこにやった。」
「前にも言った気がするけど・・・渡瀬くんと河越くんと岡田くんでしょ?」
「それだよ。なぜ俺が3人と言っただけでその3人だと確信した?」
「へ?いや、だってどう見てもその3人だったし」
「お前、いつ渡瀬と河越と岡田に合ったんだ?」
「いや、廊下で・・・」
「廊下で自己紹介する奴がどこに居るんだよ」
「配られた名簿が」
「他のクラスの名簿まで渡すバカがどこに居る。この学校は1クラス1人制だぞ」
「ほかの子から聞いたんだよ」
「あの3人は他のクラスのやつとは基本話さないんだ。」
「・・・」
「諦めんのはえーよ」
「だ、だとしても私が平田千夏ではないっていう決定的証拠じゃないよ!」
「だろうな。ミステリー漫画とか刑事物で言うなら情況証拠ってやつだ。」
剣斗はそこで一拍置き、こう言い切った。
「お前が多重人格って話じゃなけりゃな」
「へ?」
「おいおい、自覚無いのか・・・」
剣斗はこんな話を切り出した。
「なぁ、知ってるか?多重人格者ってのはお互いの記憶はないそうだ。」
「へぇ・・・そんな話があるんだぁ・・・」
「お互いの記憶がないからこそ、新しく人格ができるんだと思うけどな」
「でも、最初から無いとそれはもう別の人間じゃない?」
「そりゃそうだ。人間が自分って思えるのは記憶のおかげだからな。」
「でしょ?じゃあやっぱり私は平田千夏だよ!」
「いや、まだ話は終わってない。お前、最初から無いとって言ったな?」
「う、うん」
「新しい人格ってのは嫌な出来事に合った時にできるそうだ。」
「うんうん、それで?」
「はぁ・・・そこでまだわからないのかよ。つまりは
新しい人格なんて最初からできるものじゃないんだよ」
「・・・うんうん」
「お前は平田千夏としての記憶はあるが、俺らの知ってる平田ではない。」
「だーかーらー!それは君の思い込みだってー!」
「本当にそうか?だって俺がさっき言ったこと全部嘘だぞ?」
「えっ?!」
「3人がほかのクラスと喋らないのは嘘だし、お前とも話したことあるぞ」
「ほ、ほら!」
「問題はお前がそれを信じた事だけどな」
「うっ・・・」
「記憶があるんだったらさっきの信じないって」
「くっ・・・」
「なおかつ、多重人格の話もあんまお前には関係ないと思ってる。」
「えぇ・・・」
「いや、その性格で多重人格ってのはありえないだろ・・・」
「どうして~!」
「脳天気・天然・バカの三拍子そろった上でストレスあんのかよ」
「あ、あるよ!こんな扱いされてストレス無い方が不思議だよ!」
「絶対無いのは今わかった」
「はぁ・・・しょうがない、認めるよ」
「認めるっていうか正体教えるの間違いだろ」
「そうだね。君と居るとなんかペース崩されるよ・・・」
「それはこっちのセリフなんだが」
「本当に君は容赦無いね・・・」
「同じ人類だと思ってないからな」
「酷いなぁ」
がっかりしたような声とともに、平田は姿を表した。
「やっぱりこの空間ではないんじゃねーか」
「いや、これは思念体みたいなものだよ!」
「お前、もう人間名乗るのやめろよ」
「にゃっ?!」
「あっと右手が勝手に」
思いっきり振りかぶって殴りかかった右手は平田をすり抜けて空を切った。
「マジで思念体かよ殴りたくても殴れないじゃんか」
「だから私は嘘ついて無いって。こう見えても大人だよ?」
「頭の中身は子供だけどな」
「ショボーン」
「それを口で言うから子供なんだよ」
「はあ、そろそろ話がグダってきてるからまじめに話していい?」
「お前がそれを言うとは思ってなかったなおい。どうぞ、進めてくれ」
「じゃあ私の正体から始めようか。」
「つか、さっさと話終わらせてくれ。
俺はこの異変を終わらせて皆で元の世界に帰りたいからな。」
「おっけー、私が知っていることを全て話して、君に1つだけ聞こうかな。」
「あれは、私がまだここに来る前だったかな」
「過去話持ちだすのかよ長くなるなこりゃ」
次回更新は10月20日です。




