17日目 それが2人の条件ならば
どーも、作者です。
前回の前書きでも話した通り、
ストーリーがこの話から核心へと動き出します。
なぜ剣斗たちはこんな状況になってしまったのか。
なぜ剣斗たちは入れ替わらなかったのか。
剣斗たちを監視していた謎の男。
平田千夏という存在。
そしてその後ろに居る組織。
すべてがここから明らかになっていきます。
今までのは前編と後編。ここからクライマックスです。
ですがこの作者、シリアスは苦手!なのでいつも通りのスタイルです。
それと、話の構成の都合より、会話部分が多いです。
説明:会話 の比率が 2:8 くらいです。
読みづらくなってしまい申し訳ありません。
ではコネクトリンク最終章、どーぞ。
そして次の日の朝。
「くはぁ・・・よく寝たなぁ」
伸びをしながら剣斗は起き上がった。
「今朝の7時位か?」
自分の体内時計に頼りながら大体の時間を把握する。
「それにしても、俺布団引いたっけ?」
起きてそうそう自分の下にある布団に違和感を覚えた。
これは、無意識のうちにくせで剣斗自身がひいたものである。
剣斗はひいてあった布団に違和感を覚えながらも布団を片付けた。
そして、そのまま身支度をしながらあることを考えていた。
それは、平田千夏が言っていたある一言。
「そうだね、また2日後くらいに会おうね。」
「あれが本気の未来予知なら、また会えるってことか。」
剣斗はマイペースな平田の言動にしては、迫真な言葉だと感じた。
「信じることにしたが、その間何もしないってのもあれだな。」
身支度を終えた剣斗はふと思いついたある場所へ向かった。
「やっぱり、予想通りだ。居ると思ったぜ」
それはある人間に初めてあった場所、倉庫だ。
その倉庫の前に、人が立っていた。
「お前さん、最初にあった時から違和感を感じたよ。」
「そうか、気が付かれないと思ってたんだけどな。」
その倉庫の前に立っていた人間がこちらを向き、そう言った。
「お前さんも、この校内で入れ替わってなかったからな。」
「そういや、入れ替わって無いのは一部の人間だけだったな。」
「俺らを監視してたのもお前さんだろ?」
「なっ、気がついてたのか。」
「もちろん。やっぱりお前さんもグルか?」
「まぁ、そうなるだろうな。ったく、適当な仕事しやがって」
そいつは舌打ち混じりに愚痴った。
「手がかりがつかめた、話を聞かせてもらうぜ?雪道さんよ。」
「あぁ、そういう熱いやつあんま好きじゃないんだよなぁ。」
「そういうなよ、こっちだって熱くなる理由もあるさ」
「だいたい平田のせいだろ、俺に聞くなっつの」
「正論だが、明日にならないと教えてくれないものでね。」
「じゃあ明日まで待てよ。これだから熱い奴は・・・」
雪道と合うのがまだ2回目だというのにもうウザがられていた。
「さすがにそっちの情報知らずに合うのはちょっとな。」
「いいじゃん、どうせ平田のことだから開放してハイおしまいだろ」
「それだったら昨日の時点でさらう必要ないだろうが」
「くっ・・・確かにそうだが、ザ気まぐれの平田がんなことするかよ」
「気まぐれだからだろ?とりあえずそっちの情報くれよ。」
「無条件で教えられるほど俺も甘くはねぇな。」
「当たり前だろ、俺だって交換条件くらい用意してるよ」
「あ?今とりあえず教えろって」
「そんなんで情報くれるようなやつだったら楽だったんだけどな。」
「ちっ、ブラフかよ。まぁいい、交換条件次第では教えてやる。」
「そうだな、交換条件ってのはな・・・」
「・・・マジか?」
「おう、本気も本気、本気と書いてマジと読むくらい本気だ。」
「・・・てめぇおちょくってんのか」
「まぁまぁキレんなって、こっちは条件出してるだけなんだからさ。」
「くっ・・・だが、悪くはない条件だな。」
「だろ?」
「だが・・・それは果たして俺が信用できるレベルに確かなのか?」
その質問に対し、剣斗は自信たっぷりに言った。
「確かではないぜ。だが、俺にはそう確信がある。」
「は?確かじゃない情報なのに交換条件に出したのか?」
「ああ、そうだ。まだ良くわかってないこともあるしな。」
「つまり、お前の予想とか想像でしか無いと?」
「そのとおりだ。」
雪道は考えた。
そんな適当な理由で今言った交換条件を飲めるものか。
だが、話の筋は通っている。辻褄もあっていた。
一部が不確からしいことを除けばこれ以上ない条件だ。
さらに、その条件は今自分が一番欲しがっていた答えでもある。
「はっ、ははは」
「どうした、急に笑い出して?」
「いやいや、お前みたいに言うやつが居るんだなと思って。」
「何をだ?」
「不確かなことを自信たっぷりに言うことだよ。」
「ま、まぁな。それに自信たっぷりじゃないと信用無いだろ」
「自信たっぷりじゃなくても信用ねぇわ。」
「と、とにかく条件は飲むのか?」
「ああ、いいぜ。その条件を飲んでやる。」
「マジか!やった、これであいつらのことが少しわかる!」
「だが、俺は下っ端だ。知っているのもほんの一部だぜ?」
「何もないよりマシだ!」
「そ、そうか。じゃあこっちから言わせてもらうぜ。」
その後、剣斗と雪道はお互いの条件を飲み、話をした。
次回更新は8月25日です。




