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12日目 一方そのころ

どーも、作者です。

連続投稿2日目。

どーぞ。

時間は遡り・・・

剣斗が探索に出てから1時間ほど立ったころ。



「・・・ぐぅ」

「すかぁ・・・ぴぃ」

「・・・ったく、こいつらは本当に呑気だねぇ。」

熟睡する川越と渡瀬を尻目に、岡田は剣斗の帰還を待っていた。

なんだかんだ言って、剣斗を心配していたのである。


「にしても、遅いな。俺の計算通りならもう戻ってくると思うんだが・・・」

岡田は、手元に置いてある計算用紙を確認した。

「だって、全場所回るだけだろ?だったら・・・」

そう言おうとした時、後ろから

「岡田、やっぱりお前もそう思ってたか」


「なっ!誰っ?!」

「おいおい、焦りすぎだ」

そこには目を覚ましていた渡瀬が立っていた。

「いくらなんでもこんなに剣斗の帰りが遅かったら起きるって」

「熟睡してたから起きないと思ってたぜ」

他愛無い話を2人はした後、

「「じゃあ、探しに行くか。」」

と声を合わせていった。


「多分この様子だと剣斗に何かしらの事があったんだろう。」

「だな。その線が濃厚だ。」

「よし、じゃあ俺が出てくるから、川越のこと頼むよ。」

「あ?お前一人じゃ大変だろ。しかも危険だしな。」

「っていっても、川越を起こすわけには・・・」


と、岡田がつぶやいた途端、

「起きろオラァ!」

と渡瀬が川越を蹴っ飛ばした。

その蹴られた勢いで川越が壁にぶつかった。

あまりに突然のことだったことに加え、かなりの力だったのか、

川越は壁に密接したまま悶絶し始めた。


「ぬぁぁぁぁ!ぐわぁぁぁぁ!」

壁にぶつけた頭と蹴られた腹を抑えながら叫ぶ川越。

「さっさと起きないからだ、いくぞのろま」

その悶絶する川越を蹴ったにも関わらずわ悪びれない渡瀬。

「おいおい、やり過ぎだろ。」

悪びれない渡瀬に注意する岡田。

たった3人なのにものすごくカオスな空間が生まれた。


「っ・・・で、なんで俺は起こされたんだ?」

未だ頭を抑え続ける川越。まだ痛いようだった。

そんな川越を呆れた目で見ながら、渡瀬が

「お前まだ理解してないのか?ハァ・・・」

呆れた言い方で言った。

「そんな起こし方されて気がつくのもすごいと思うけどな。」

岡田も呆れたように言った。


岡田と渡瀬が現在の状況とこれからどうするかを説明すると、

川越は腑に落ちない顔をしながらも、納得してくれた。


「とりあえず、体育館に行こう。誰か居るかもしれないし。」

岡田はそう提案した。

その提案に、渡瀬が疑問を投げつけた。

「なぜ体育館なんだ?ほかにも職員室とかあるだろうに。」

横に居た川越もうんうんと頷いていた。

「今日物資を配ったのは体育館。」

と、岡田は自信満々に答えた。

渡瀬と川越は意味分からんと言う顔をしながら首を傾げた。

「つまり、この混乱している状況で安心できる場所でもある。」

渡瀬と川越はさらに訳の分からない顔をした。

「ま、まぁとにかく体育館に行こう。誰か居るかもしれない。」

渡瀬と川越は納得出来ないまま、体育館に向かった。


体育館につくと、川越と渡瀬はさっき岡田が言ってた言葉を理解した。

「なるほどね・・・」

「そういうことか」

渡瀬と川越が見た体育館内部には、30人ちょいの人が居た。

岡田が先陣を切って中に入ると全員がビクッと反応した。


「大丈夫だ、俺らはさっき物資を配布していた3人だ。」

そう岡田が言うと、安心したように30人は落ち着いた。

「さすがだな岡田、リーダーシップあんぜ」

「頭が回るのは伊達じゃねぇな」

「川越、言ってる意味わからないよ」


3人がそんな話をしていると、

「な、なんだあれは!」

4人グループを作っていたうちの1人が空を指さして叫んだ。

つられて全員が空を見上げると、光の玉みたいなものが浮かんでいた。

「ひぃぃぃぃ!」

「なにあれ怖い!」

「誰か、助けて!」


「おいおい、まずいぞ人数が少ないとはいえパニックになるのは・・・」

「わかってる!とりあえず30人を避難させて・・・」

そう言いながら岡田がドアに手を掛けた瞬間、

バチィ!と音を立てて手すりから電気が弾けた。

「あつっ!」

岡田はドアから弾けるように離れた。


「・・・?!」

遠くから見ていた川越がかなり驚いていた。

「・・・嘘だろ、なんでドアのてすりに電流が?」

「わからないけど、出させてくれるつもりは無さそうだね。」

岡田は冷静に言った。


「うわぁぁぁ!」

その声に驚いて後ろを見ると、白い玉が小さくなり始めていた。

だが、その動きは前にどこかで見たような動きだった。

「・・・この事件が起こった時の白い玉に似てる?」

そう、この事件が起こった時の玉に似ているのだ。


しかも、この縮み方は、理科の時間に見たことがあった。

「おい岡田、あれ、ビックバンに似てないか?」

「え?」

そう言われて岡田が白い玉を見ると、縮む動作が終わっていた。


「ビックバンに似ている?じゃあ、この後って・・・」

「なぁ、川越。想像は・・・余裕だよな?」

「考えたくない。つか、考えさせないでくれ。」


次の瞬間白い玉が弾けた。

その時にはもう3人の意識は飛んでいた。

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