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10日目 光と闇

どーも、作者です。


なんとなんと10話目。

こんなに続くとは思わなかったですよ。

(途中忙しさで諦めかけた作者が何を言うか)

これも見てくださってる皆さんのおかげです。

感謝感謝ですね。

では、どーぞ。

「ハァ・・・ハァ・・・!」

剣斗は息を切らしながら全力疾走していた。

「くっそ、調理室はまだか!」

えも言えぬ恐怖を感じながら、調理室まで走った。

廊下の端の角を曲がると、調理室がある。

剣斗は、そう考えながらとにかく走った。


「よし、ここの角を曲がればっ!」

角を急ターンで曲がったその先には、

「!」


また廊下があった。

「え・・・は・・・?」

そう、曲がった先にはまた廊下があったのである。

「なんで、なんでだよ!」

剣斗は廊下の向こう側に向かって叫んだが、もちろん返事はない。

「くっそ、なんでだ?道を間違えるわけがないし・・・」


剣斗は1年とはいえ、仕事で校内を回っているので場所は把握している。

なのに、この緊急事態で道を間違えるなどありえない。

「そうだ、ありえるはずかない・・・」

その時、剣斗は背中が凍るような感覚を覚えた。

「なっ、はっ?!」


剣斗が恐る恐る後ろを振り向くと、そこに闇があった。

「・・・気のせいでは、なさそうだな」

そう、今の今まで廊下を走っていたのに、今後ろにあるのは闇だ。

「すぐそこの保健室が見えないくらいの暗さ・・・」

保健室は目と鼻の先にあるはずだが、その姿は見えない。


「くっ・・・」

剣斗は身震いした。

今すぐ闇に背を向けて走れば、逃げられるかもしれない。

だが、何が出てくるかわからない闇に背を向けることが恐怖だった。

「どうする・・・考えろ・・・」

と、剣斗が考え始めたその時、


ブーッブーッ

「なんの音だ?」

突然、どこからともなく音が聞こえた。

ブーッブーッブーッブーッ

「・・・?」

突然聞こえ始めた音に、剣斗は戸惑いながらも音の出る場所を探した。


「まさか、これか?」

剣斗はポケットに入っていたスマホを取り出した。

「!そうだ、スマホがあるじゃないか!」

今のいままでなんで忘れていたんだ!と剣斗は後悔した。

着信画面には、『渡瀬』と出ていた。


剣斗は着信に応答するボタンを押した。

そのとたん、

「おい!大丈夫か!」

と、渡瀬の心配して叫ぶ声が聞こえた。

「渡瀬か?」

剣斗は確認するように返答した。


「俺以外に誰が掛けるっていうんだよ!それより、今どこだ!」

「それが、今どこかわからないんだ!」

「はぁ?!どういうことだよ!」

「実は、俺にもよくわからないんだ。」

「チッ、どうりで見つからないわけだ!」


「ちょっとまて、見つからないってどういうことだよ。」

「お前の帰りが遅いもんで、3人で探しに出たんだが」

その後、渡瀬は一呼吸置いて、

「校内のどこにもいないから、おかしいと思ったんだ!」

「校内のどこにもいない?!そんな馬鹿な!」


剣斗は確かに校内にいた。自分から校外に出た覚えも無い。

しかも、チェックしたのはそんな広範囲でも無かった。

じゃあいつ・・・?


「おい!剣斗!返事をしろ!」

考えに浸っていると渡瀬から叫び声に近い音量で呼ばれた。

「あ・・・ああ、悪い考え事してた」

「考え事してたぁ?!お前今の状況わかってるのか?!」

「わかってる。やばいこともな」

「そうか。じゃあさっさと合流しよう。」

「できたら苦労しないけどな!」

「馬鹿言うな、さっさとしろよ?」

「任せろ、余裕だ」


通話を切った後、剣斗は妙な気分だった。

「ははっ、やっぱりすげーよあいつら」

少し電話越しで話しただけなのに、安堵感があった。

「あいつらが頑張ってるのに俺が頑張んなくてどうすんだよ」

と、自問自答した。


今は1人かもしれないが、自分には仲間がいる。

こんな事になっても信じてくれる仲間がいる。

あいつらのためにも絶対に諦めてやるもんか。

ここで諦めたら面白く無いしな!


「よっし、こんなとこさっさと出るぞ!」

剣斗はそう自分自身に言い聞かせた。

気が付くと、すでに闇は跡形もなく消えていた。

「とりあえず状況把握だ!」


剣斗は元来た道を走って戻っていった。

私事の関係で、次回の更新が少し遅くなります。

その代わり、1日1話更新を3日連続でやります。

それでどうか勘弁して下さい(´・ω・`)


次回更新は5月25日です。

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