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1日目 コネクト

連載第2弾です。

まだ至らぬ点も多々あると思いますが、温かい目で。

頑張っていきますのでよろしくお願いします!

「だぁぁぁ・・・分からねェ・・・」

俺は悩んでいた。

「この問題解けねぇ・・・」

キーンコーンカーンコーン

「テスト終了ー。後ろから回収しろー」


「はぁ・・・」

俺、速水 剣斗はこの陽炎日高校に通う普通の高校生だ。

陽炎日高校は公立で、すべての高校でも平均よりすこし下くらいの学力である。

俺が入れるくらいだからかなりレベルが低いのか?(オール3)

しかし、自由度が高く、頭のいい人でもここに志願する人が多い。


「まぁ、気分変えにパン注でも見に行くかな」

この学校ではパン注という普通ではあまり知られていない学食がある。

朝、専用の用紙に欲しいパンを書き込み、そのお金を一緒に付けて注文する、というのがパン注だ。

安い金額で美味しいパンが食べられるので人気になっている。


「それにしても」「おおーい!」「ん?」

向こうから走ってきたのは友人の渡瀬雄太だった。

「お前もパン注か?」

「ああ、まぁな。」

「よかった・・・俺もなんだけどさ、勇気無くてさ。」


・渡瀬 雄太。 1年3組。

俺と同じ中学校出身で実は同じ幼稚園にも居たという奇跡を持っていた。

学力はそれなりにあり、この学校にはギリギリで合格していた。

基本的におおらかでよくゲーム関係の話をする。

本人は「バイオハザード」というゲームをよく好んでやっている。(よく一緒にやる)

あだ名は「わたゆう」「ゆうた」。


「勇気無いって・・・たかがパン注だぜ?」

「いやーパン注でも勇気居るじゃんー」

「いやいらねぇよ。」

「そうか?」

「そうだろ。たかがパン注ごときで勇気必要だったら将来終わるぞ」


そんなことを言いながらクラスに戻ろうとしていると後ろから

「おおーい!剣斗ー!」

「おっ、あの声はシェフじゃね?」

そう、俺も同じことを思った。

「おい、シェフはやめろよ。」


・川越 弘人。 1年3組

こいつも俺と同じ中学校出身で仲良くしていた。

学力は俺より高く、この学校は余裕合格だった。

A型ということもあるのか、いろんなことに細かく、

スケジュールまでしっかり描く、という几帳面。

本人は否定しているが実はシェフにあこがれているのではないかという疑惑が。

あだ名は「ひろえもん」「シェフ」。(シェフはあのシェフである。)


「どう見ても」「シェフだろ」

「だから人を名字で判断するんじゃねぇよ。」

「だって」「苗字が」「川越」「だしねぇ」

「よし分かったお前殴る」

「よっしゃぁぁぁ戦闘だぁぁ!」「っしゃぁぁぁ」


5分後。

そこには倒れた3人が居た。


「おまえら何やってんだよ」

「ぬっ・・・その声はおかどさんかい?」

「岡田だよ、間違えないでほしいんだけどな」

「わざとだろ」ボソッ

「いや、分ってるよ?!だからあえて突っ込んだんだけどな?!」


・岡田 慎太。 1年3組

こいつも(以下ry

学力は俺と同じくらいあり、この学校も平均的に合格。

几帳面そうな外見をしているが、そこまで几帳面ではない。

絵をかくのがうまく、よく書いてもらってたりしている。

あだ名は「おかど」「監督」。


「つか、なんだかんだ言ってこの4人が集まるのは珍しいな」

「だな。」

「休み時間毎回会ってると思ったのは俺だけかい?」

「気にするな」

確かにこの3人とは仲がいいので休み時間はよくしゃべっている。


「つか、お前らのクラス次の時間テストじゃねぇ?」

「え?次は英語で映画見るって言ってたけどな」

「俺のクラスでそう期待してたら抜き打ちテスト来たぞ」

「( ゜Д゜)ハァ?聞いてねぇよ!」

「まじかよぉぉぉぉ!」「悪い、剣斗また後でな!」

ダッダッダッ


ったく、忙しいやつらである。

嵐のようにきて嵐のように去っていくとはこのことである。

頑張ってるなとは思うがほどほどに頑張ってほしいものである。

「待てよ・・・次の時間数学のテストじゃねぇか?」

時間割を確認すると確かに次の時間は数学だった。

それを悟る前にもう足は走り出していた。


「はい終わったーww」

全く分からない。ちょっとわかるとかそんなレベルではなくガチで分からない。

つかこれ高校2年生のレベルだろ。と思いつつやってみるが無理である。

というか問題の横に大学入試より抜粋と書いてある時点でもうおかしい。


「成績がた落ちだなこりゃ」

とつぶやきつつ掃除を終わらせ、帰宅。

そして眠りにつき次の日。


「今日は新しい副担任の先生を紹介するぞー」

そう言って担任はさがった。

ドアが開き、新しい大人の人が入ってきた。

20・・・くらいの女の先生だった。

クラスから「うわ、めっちゃきれいだ」「かわいいなぁ」

とかバカみたいな声が上がっていた。


その人は黒板に自分の名前を書いて自己紹介をした。

「平田 千夏です。よろしくおねがいします。」

その人はにっこり笑って自己紹介した。

だが、なぜかは分らないが、嫌な予感がしていた。

まさか、のちにその嫌な予感が的中するとは思いもせずに。

次回予定日は22日です。

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