無色未来
明日を夢見ることが出来ない
ちょうどいい感じの棒を見つけることが出来ないように
ずっとずっと向こうに星々が誕生している
時間の単位は違うけど同じ空間にいるあの星々に
おめでとう 言いたい
もし自分の身体が見えるなら心臓が見たい
柔らかい心みたいだから
ドクドク 脈打つ
お母さんのお腹の中にいたときから聴いている音
安心したいのかな
明日を夢見ることが出来ない
少しずつなら摂取出来る
不幸も幸せも
一編にくると荒波の中もがく魚のようになる
宇宙から見る夜の地球は宇宙のようだ
異星人もそう思っているのかな
橋の上に立っているペットボトルみたい
風で倒されるのを待っている
たくさんの瞳がわたしを見つめている
まるで極彩色の光のように
明日を夢見ることが出来ないなら
細やかな今を見つめるしかないように




