あなたがくれた青春
「傷つけた」
「傷ついた」
「それでも、夢を見た」
おぼえたての歌を 歌って歩いた帰り道
一人きりの時も 独りじゃない気がした
おぼえたての歌で ごまかした心臓の音
震える声で 精いっぱいに強がってみたね
どこまでも深い夜が 明日まで飲み込もうとするから
どうしようもなく怖くて 目をつぶった日が
いつの間にか明けないでほしい夜に 形を変えた時に
「流行っていたから」じゃなくて
辛いのも 我慢して まぶたに閉じ込めた
ノートに潰れていた 書き覚えもないヘタな文字
「あぁそうだ。こうやって夢を見ていたっけな」
書いてあったのさ
あなたがくれた青春に
不安や臆病を言い訳にして太陽を隠す山にした
オレンジの街の片隅で泣いていた僕を隠すみたいに
空高くまで沈んでいった風船に詰め込んだ願いが
流れ星にたどり着くまで この足で歩かないとなのに
涙のない世界にも 夢を見た"キミ"がいた
ダレカによく似ていた 淋しそうな微笑み
それでもいい いつの日か いっぱいに あふれるまで
わらいあっていよう 思いっ切りに泣くために
約束じゃ頼りなくて 夜明けが連れてきた
「さよなら」を恨んだ それでも…
辛い時 我慢した 閉じ込めて 知らん顔
ノートに潰れていた いつかの下手くそな文字
「あぁそうだ。こうやって夢を見ていたんだな」
これが 僕として生きた証だ
書いてあったのさ
あなたがくれた青春に
あなたがくれた青春に
ありがとうございました。
https://youtu.be/27mjyej0xOU