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小説を書くため異世界に出発します  作者: みょん悟り
小説を書くため異世界に出発します
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第6話 支配された国

前回の報酬で馬車を運転してもらう。2人は中で2時間程下調べしていた。残りの3時間は瀬乃華が持ってきた漫画や小説(自分で書いたものも)を読んでいた。

「すごい量を持ってきたね。だからアタッシュケースなんか持ってきたんだ」

「こうなることを思ってだよ」

度々雑談もして5時間の旅は終わった。ちなみに読んだのは5000冊中2人合わせて50冊。

「ナチウヒカンの国。世界一平和とされる国なんだ。この国の向こうが縁結びの神殿だよ。それではね」

馬車を運転していた男性は馬車を運転し帰っていく。

「すいません。宿を知りませんか?」

通りかかった男性に声をかける。

「ここをまっすぐ行って10つ目の角を曲がると見えるよ」

「ありがとうございます」

瀬乃華と銭子が行こうとすると。

「おや、もしかして君たち他の国から来たのかい?ならまず城に行くといいよ」

男性はそれだけ言って去ってしまった。

「…じゃあ、城に行こうかな?」

「それがいいね」


門番を過ぎまっすぐいけば王の部屋。2人は間違えて牢屋に行ってしまったが兵士の道案内でなんとか王の部屋に行けた。

「ん?」

王女だ。右に姫。左には誰もいない椅子がある。

「こんにちは女王さん。他世界から来た瀬乃華です」

「銭子です」

同時に礼をする。姫が立ち上がる。

「それでは縁結びの神殿に?」

姫が言う。心配してるだろう。

「はい、村に住んでいた少女の依頼です」

「まずはこの国になれることをお勧めします。道に関しては見回りをしている兵士に聞けばいいですよ」

「ありがとうございます」

姫が手を振り瀬乃華達は城から出る。


まずはと宿屋を目指す。国の人々はとても優しく「ようこそ」や「こんにちは」を言ってくれた。

「ねえ、この国なにかおかしいよ?」

銭子は言う。たしかにお金もいらない、城にだって普通に牢屋に行けたのに行けない部屋があった。それに王女は一言も喋らなかった。

「私、王女の椅子に鎖があったのが見えたんだけど」

左側にいたので見えた。クッションとクッションの間に鎖が続いているのが見えたという。

「あと…姫さん。私達のことを馬鹿にしてるようにみえた。舞歌さんから教わった心理学で」

あの時心配しているだろうと見えたのは、実は心配していない。

「じゃあ一旦、宿屋はやめて誰もいなさそうなところに行こう。瀬乃華ちゃん。この間転送魔法覚えたからそれで行くよ!」

誰にも聞かれていないその声。転送魔法はうまくいく。

「ねえ、あの子達って面白いわよね」

瀬乃華と銭子がいた場所。その人は空に囁いていた。


転送したのは村。縁結びの神殿の隣の村のある家の中。とても広くまだ綺麗な部屋もある。

「ここを仮拠点にしよ。あの国、きっと今回の魔物騒動で」

そこで銭子は言葉を切る。瀬乃華は感情を察し銭子の手を掴む。

「国を救いに行こう?」

銭子は笑顔を見せる。2人は転送魔法を使い、再び国に向かう。

おまけ

2人はよくハロウィンではクトゥルフ神話のホラー小説をよく書いています。

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