表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説を書くため異世界に出発します  作者: みょん悟り
小説を書くため異世界に出発します
3/17

第3話 ゴブリンは雑魚かった

世間話をしながら馬車を走らせている。世間話をしてる途中。移動開始から約2時間

「ん?あれって!エルフだ!銭子!瀬乃華!少し止めるぞ!」

馬を引っ張り止めるサナ。どうやら男らしい。

「君、大丈夫?」

サナはエルフに呼びかける。

「?サナさん。この子に悪魔払い(エクソシスト)の聖水を!」

「うん」

サナが預かっていた聖水。いそいでエルフにかける。

「うーん。あ、ありがとうございます。これ、あげますよ」

渡されたのは鉢植えに植えられた草と耳栓。

「これ…はう、マンドラゴラですね」

瀬乃華は言う。

「マンドラゴラは犬が抜けばどうってことない。犬がいればいい」

「塩が取れますし、魔除けに使えますかね。持って行きましょう」

エルフは見えなくなりマンドラゴラを馬車に乗せ再び出発する。


「ここがその場所。ミル峠。魔獣や悪魔が好む場所。私はナイトメアってことで人間を救助するんだが、普通魔獣とかは奥地に潜む、ゴブリンが入り口に住み着いて入れない訳だ」

ゴブリンが住んでいる洞穴の入り口。とても広そうだ。

中は音が響く。奥からゴブリンの声がする。宴をしているのかもしれない。早速声を頼りに進む。マンドラゴラを持って。

「あれ?あ、サナさん!瀬乃華ちゃん!この先きっと倉庫だよ!」

途中の分岐ルート。二手に分かれている。

「さすが銭子」

「銭子ちゃん。気配はない?」

瀬乃華が聞く。銭子の答えはない。

「それじゃ、罠に気をつけて行ってきます!」

瀬乃華は壁を走りながら倉庫に進んでいく。

「瀬乃華もなかなかだ」

見とれるサナ。銭子は瀬乃華がドジらないか聞き耳を立て見ている。

「瀬乃華ちゃんは、お父さんが忍者で、その血が繋がっているんです。ドジることはあまりないですよ」

数秒して瀬乃華は帰ってくる。

「宝がいっぱいありましたよ。後で回収しましょう」

それから無言のまま進む。歩くこと3分。


「ついた!それじゃあ、銭子ちゃん。行くよ!」

二人で飛び込む。まずは瀬乃華が壁を蹴りながらクナイを投げる。銭子がそのクナイに火属性の魔法をかける。当たったゴブリンは即死。そこにボガードが現れる。ボガードを倒せば勝ち、早速的をボガードに変える。

「いくよ!」

銭子は地の魔法でボガードが立っている位置を崩し回避できないようにする。そこに瀬乃華はクナイを連続で5本投げる。うまく刺さり倒れたボガード。他のゴブリンは逃げ出した。

サナが出てくる。

「ありがとな。それじゃ約束通り持ち帰って売ったりしても構わない。まあドラゴンがまだいるけどな」

「ところで、マンドラゴラ、役に立ちませんでしたね」

サナが持っているマンドラゴラ。きっと次に使えるだろう。

「あのドラゴン。私の忍び足でも気がつく程耳が敏感なんだ。急いで抜けばいいだろう」

馬車に向かう途中、宝を貰っていき馬車に乗せる。

「もう遅いし、今日は野宿だ」

瀬乃華と銭子で交代しながら見張りをする。戦闘もあったが瀬乃華と銭子にかかれば簡単であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ