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01

ある冬の日、俺は学校に行くため自転車を漕いでいた。今日は少し寝坊したため急いでいた。 道の途中信号にひっかかってしまいしかたなくブレーキをかけ止まる。俺はふと、彼女と出会った日を思いだす。彼女と出会ったのは高校受験の日だった。その日の彼女の言葉を思い出す。

「同じ高校に入れたらいいね」

その日以来彼女には会っていない。いま彼女はどこで何をしてるのだろうか。



「やっべぇ!もうこんな時間かよ!」

3月12日の今日は高校の二期選抜の受験日だ。それなのに俺は寝坊してしまった。幸い今から急げば間に合うはずだ。昨日夜遅くまで勉強していたのがたたったのだと思う。俺はベットから飛び起き猛スピード制服に着替え朝食をとる。朝食後急いで歯を磨き寝ぐせを直しカバンを持って玄関から出た。

「いってきまーす!」

今日も俺は愛用のチャリンコで受験会場に向かう。大抵の受験生は車で親に送ってもらうはずだが、うちは親が働いているから送ってはもらえない。ちなみにうちは親が離婚してしまったため父親と二人で生活している。せめて息子の受験日くらい休むかなにかして欲しい。

「これで遅刻したら絶対恨むわ!」

そんなことを叫びながら自転車を走らせた。


そう言えば名前を名乗っていなかったようだな。俺は、天城咲太、15歳だ。俺は特に変わったところのないただの男だ。そんな俺の物語を読んでくれるとありがたい。



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