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お花屋さん ー夏ー  作者: ニケ
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わが愛しの田舎町

旅館の大きな会場で宴会が行われている。車椅子から降りた老人が用意した椅子にゆったりと座り穏やかな顔をして見守っていた。施設で暮らしている男達と杉崎がカラオケを楽しそうに歌っている。マイクを離さない杉崎をさつきが一発蹴りを入れて、簡単に引っ張っていく。何かを叫びながら舞台から遠ざかった。別の所では速水の会社の人達が男達と飲み比べをしていた。



「もっと飲みゆぅ、おっちゃん!情けないのう。こんげな喜ばしい日に飲まんとは、アホじゃき!!」



背中を原田から強く叩かれ上司が涙目になっている。その顔は真っ赤になってふらふらしていた。飲み過ぎだ。隣にいた速水はまあまあと原田を宥めた。速水も原田から酒を薦められ飲んではいるものの、表情は変わらない。自覚はないが、酒には強かったようだ。西森は原田から注いでもらった酒を飲み干すと少しぼんやりとしていて、酒はあまり得意ではないと以前話していたことを思い出した。



「西森。。無理するなよ。原田さん、俺が飲みますから、あんまり西森に薦めないでください」



速水は苦笑して上機嫌な原田に話しかける。原田はぽかんと速水の顔を見た。しばらくじっと見つめた後、にんまりと嬉しそうに顔を緩ませる。不思議そうな速水に原田は楽しげに口を開いた。



「速水!別嬪さんじゃのう。。おまんが本気で必死になるはずぜよ。あー、めでたい!めでたいのう!!おまんはようやったぜよ!!」



隣で上司が飲み過ぎでばったりと倒れた。とても痛々しい大きな音がしたが、原田は気にしていない。速水の肩を両手で掴みながら、ようやった!!と何度も繰り返している。原田は力が強い。体の丈夫な速水でも頭がくらくらしてくる。



「おまんにも。。春が来たんじゃなぁ!!素晴らしいぜよ!!良かった。。良かったのう。。」



先程まで満足げに飲んでいた原田が今度はおいおいと泣き出した。大きな体を縮こませて、下を向いて肩を震わせている。速水は少し慌てた。



速水のことを認めてくれたもう一人の兄のような人だ。亮太郎が年の近い兄なら、この原田は年の離れた兄貴分だった。血の繋がりがなくても、こんなに温かなものがある。見守られて助けられて、自分の心の奥底をちゃんと見てくれる。優しい兄だ。そんな兄貴分が自分のために心から泣いている。本気で泣く原田に速水は何とも切ない気持ちが溢れてきた。



原田のことを頭では信頼できるとわかっても、冷たい心は開いてはくれない。心を開けない自分が情けなくて申し訳なくて、焦る速水を何も言わず見守るように屈託なく笑っていた。亮太郎が亡くなった時も子供のように大泣きしていて、悲しい時は思いきり泣いていいんだと心が楽になった気がする。どうしても泣けない自分の代わりに原田はあんなに泣いていたのだなと最近になって気づいた。



感情がない自分とは正反対な、素直で温かくて己の心に真っ直ぐ正直で、速水のありのままの状態を温かく包み込んでくれた。



「ありがとうございます。原田さん。その、そんなに泣いてくれて。。」



心から溢れてきた感謝の気持ちを伝えたいのに、適切な言葉が思い付かばない。何とか伝えようとして小さくなる速水の声に原田は顔を勢いよく上げる。涙でひどい顔だ。幼い表情に速水は思わず穏やかに笑った。



「おまんは。。ええ男じゃき。俺が保証するぜよ」



仕事から帰ってきて待っている人などいなかった。それでいいと思いながらも心のどこかで寂しかった。何のために生きているのかわからなくなる。仕事から帰ったら、自分は一人なのだと思い知らさせるようで任された仕事は片っ端から引き受けた。自分は存在してはいけないのではないか。押し込んでいた恐怖と不安で頭がおかしくなりそうだった。



原田はなぜか幾度となく話しかけてきた。速水の心の叫びを不思議と察知しているようだった。部屋でぼんやりしていると電話がかかってきて、ご飯を食べにいこうと誘ってくる。家に帰ってから何も考えなくていいように、体を酷使していた速水を心配していたのかもしれない。事あるごとに速水へ話しかける。それは普段大雑把な原田には想像できないほど細やかなものだった。



「覚えとる?初めて俺がおまんのこと、ええ男じゃって言ったこと。間違っとらんかったじゃろ?おまんはいつも疑っとった。じゃから、俺がおまんを言いくるめたんじゃ。ほーれ、見んしゃい!隣の別嬪さんがおまんに惚れたじゃろ!俺の言うことがわかったか?」



溢れている涙は拭こうともせずに拗ねたような口振りで速水をちらりと横目で見ている。そんなこともあったなと速水は苦笑した。否定する速水を何度も励ましてくれた。原田とのいろんな思い出が急に甦って速水は懐かしい気持ちになる。本当に自分は人との繋がりに恵まれているなと改めて思った。



「だーかーらー!おまんがええ男じゃからって言うとるじゃろ!!そんげに信じられんなら、西森くんは俺のもんじゃき!!」



感謝の言葉を言おうとした速水に気づいたらしい。大きな体がいきなり機敏に動いて隣の西森の元へと動いた。酒に酔っていた西森を抱き寄せて、可愛ええのー!!と叫んでいる。西森は何が起きたかわからずぼんやりと原田を見上げていた。意識がはっきりしていない西森の頭を原田が優しく撫でている。原田と西森の姿が面白いほどお似合いで、速水の眉がピクリと動く。遠くにいた杉崎が目敏く見つけて走ってきた。



「あーーー!!西森さんが拉致された!!アキラ!!応戦だ!!」



先程まで散々カラオケを歌った上にさつきに軽く投げ飛ばされた。さつきは笑い上戸らしい。柔らかな優しい笑顔で杉崎をぶちのめすので、男達から喝采を浴びていた。たくさんの人達に酒を薦められ楽しそうに飲み干すさつきから開放されて杉崎は走ってきた。浴衣がひどく乱れている。中に着ていたTシャツが剥き出しで、何とも変な格好だ。雅也とのんびりご飯を食べていたアキラが不思議そうに見つめてやって来た。



「お兄ちゃん、捕まっているの?気持ち良さそうに眠っているよ?杉崎お兄ちゃんの勘違いなんじゃない?」



雅也は賢い。首を傾げて呟く雅也にアキラは笑ってそうじゃないんだと優しく告げた。



「ここは速水さんの心の問題なんだよ。西森さんが幸せそうにしているかどうかではないんだ。あーあ、この後って確か、速水さんと西森さん、二人で寝るんだよな。大丈夫かな」



速水お兄ちゃんの心?雅也にはまだ早い。アキラは穏やかに笑って雅也の頭を優しく撫でた。杉崎が原田を指差して宣戦布告をしている。



「こら!そこの酔っ払い!その手を離せ!!西森さんは速水さんの恋人だぞ!わかってるのかよ!」



杉崎が一生懸命原田の腕を剥がそうと掴んでいる。くすぐったいのう!原田は嬉しそうに笑っていた。杉崎に掴まれてもびくともしない。楽しげに西森を抱き締めていた。



「アキラ!!お前も応戦しろよ!!雅也もこっちに来い!!怪人酔っ払い魔神を倒すんだよ!」



変身だ!のんびりと見守るアキラと雅也に向かって高らかに宣言すると足元に落ちていたビール瓶を持ち上げる。杖のように使って何やら唱え出した。



「これはな!魔法の瓶なんだ!回して飛んだら変身できるからな!よっしゃ!!怪人酔っ払い魔神よ!覚悟しろよ!!」



杉崎曰く魔法の瓶をアキラは受け取る。杉崎の言葉に雅也がキラキラとした目で嬉しそうに笑って飛び上がった。



「僕も変身する!!怪人をやっつけるの!!」



はしゃいでいる雅也に苦笑しながらビール瓶を渡す。変身する時大きく飛んだ雅也にタイミングを合わせて高く持ち上げると、雅也は楽しそうに大きな歓声を上げた。



杉崎と雅也が原田に向かって攻撃を仕掛けている。どたばたと激しく畳を叩きながら何度も体当たりをする二人を原田は笑って受け止めていた。抱き締めていた西森を速水にそっと預ける。顔をしかめていた速水が急に驚いたように目を見開いた。



「おまんの大切なもんじゃな」



確認するように、優しく真剣な目で見つめている。不思議な迫力に気圧されながらも、しっかりと頷いた。原田の目がゆっくりと細くなっていく。わかったと伝えているようだ。



「俺はこいつらの挑戦を受けんといかん。おまんは西森を連れてさっさと行き!足止め食らったんじゃ。怪人も辛いぜよ」



原田は速水から背を向けると杉崎と雅也に向き合った。やっと離しましたね!!好戦的な目で杉崎は嬉しそうに笑っている。雅也もわくわくと楽しそうに笑っていた。



「そうぜよ~!おまんらの敵じゃあ!かかってきんしゃい」



両手を大きく広げて二人に向かっていった。真っ先に突っ込んだ杉崎は簡単に投げ飛ばされている。雅也は原田に捕まって高く持ち上げられていた。原田から肩車をしてもらい楽しそうだ。杉崎は何度も挑戦している。嬉しそうにじゃれ合っていた。アキラは近くで穏やかに見守っている。暴れながら楽しく遊んでいる三人の姿は何とも滑稽で面白い。穏やかに見ていた速水にアキラが優しく話しかけた。



「西森さん、疲れてますね。もう休ませた方がいいんじゃないですか?飲み潰れた何人かも部屋に運ばれて行きましたし」



アキラの提案が嬉しい。西森は速水の腕の中でゆっくりと穏やかに眠っている。爆睡されても困るんだけどな。速水は複雑な気持ちで西森の寝顔を見つめた。宴会場を改めて見渡してみると、とてもたくさんの人達が楽しそうに笑っていた。こんな賑やかで優しい場所には縁がないと思っていたのに。騒がしくて温かくて、これが自分の居場所なんだと速水は実感した。



「帰る場所があるっていいな。それが温かくて優しい場所なんだ。こんなに幸せな幸運はないよ」



穏やかに呟く速水に、アキラはそうですねと頷く。明るい宴会場がこれからの未来を現しているようで速水は嬉しくなって優しく笑った。



用意された部屋へと西森を連れていく。西森は完全に眠っていて正確には持ち上げて連れてきた。安心したあどけない表情に速水は何とも言えない気持ちが溢れてくる。嬉しいのだが物足りない。せっかく二人きりになったのに西森はぐっすりと眠っていた。



一つ大きな息を吐いて押し入れから布団を引っ張り出す。部屋に敷くと西森をゆっくりと寝かせた。風邪を引かないように肩までちゃんと掛けて電気を消す。穏やかに眠っている西森の寝顔をじっと見つめた。愛しい存在がゆっくりと眠っている姿は心が和む。お互い仕事優先だったので、のんびりとしたのは久しぶりだなと速水は笑った。西森と一緒にいると自分のペースを乱されっぱなしで、知らなかったものばかり突き付けられる。これが変わっていくということか。



「西森。。お前は人気者だな。原田さんがお前を離さないのを見ていたら、冷や汗をかいたよ。あの人には勝てる気がしないんだ」



原田は気に入ったものを離さない。原田が一目で西森のことを好きになったのだと速水にはわかった。ため息をついていると穏やかな寝息が聞こえる。柔らかな唇が視界に入って速水はそっと指で優しく撫でた。こんな無防備な姿を見せないでほしい。酒は当分西森には飲ませないようにしようと思う。飲んでも一杯だけだ。



「お前って、魔性なのかも。二人きりになったのに。お前が寝ていたらつまらないじゃないか」



西森を見ていると悪戯をしでかしそうで、速水は苦笑しながら背を向けた。寝込みを襲うなんて趣味じゃない。それも楽しいのかもしれないが、止めておこうと立ち上がる。宴会場でたくさんご飯を食べたからお腹は空かない。明日の仕事やこれからのことを考えようと速水は別の部屋へと向かった。



柔らかなものに包まれて西森は目を覚ました。ここはどこだろうと辺りを見回すと薄暗い。あんなに騒がしかった宴会が嘘のように静かになっている。西森は急に不安になった。今までのあの、優しくて穏やかな時間は夢ではなかったのか。自分は今も一人で花に没頭しているのではないか。怖い。大好きだった温もりがそばにいない。ただそれだけなのに心が痛くて苦しくて、嫌な予感がする。速水がいない。西森は布団から飛び出して襖を勢いよく開けた。



「。。。。?」



どこかで見た光景だ。速水が机の上でのんびりとお茶漬けを食べている。急に起きてきた西森をぼんやりと見つめていた。あの時と違うのは速水が予測していたように優しく目を細めていること。机の上にたくさんの花束が飾ってあること。不思議に思って部屋を見てみれば、たくさんの花束が置かれている。立派な焼酎瓶だったり、美味しそうな果物だったり。西森は驚きながらも花束に近寄っていった。ぼんやりと見つめる西森を優しい大きな温もりが包み込む。逃げられないように強く抱き締められた。



「やっと、起きたな」



耳元で囁かれる。低く深い響きにくすぐったくて西森は少し震えた。この花束や果物は何だろうと尋ねる前に速水が西森の頬に口づけを贈る。途端に熱くなる体と心に西森は戸惑った。先程まで穏やかに眠っていたじゃないか。急に落ち着かなくなるなんて恥ずかしい。何も言わない西森に速水は耳元で笑っていた。



「さてと。。西森。向こうに行こうか」



速水の声がいつもと違う。西森の何もかもを熱くさせる不思議な声。嬉しいよりも恥ずかしさが溢れてくるのにどうしようもなく心地よい。そわそわと落ち着かないのに心がゆっくりと解れていく。西森は眉を中央に寄せながら速水の方を向いた。格好いいこの男が憎たらしい。いつでも自分を振り回すこの男が。悔しくて切なくて、やっぱり愛しかった。



手を強く引かれてそのまま反転する。速水はあっという間に西森を持ち上げた。閉じていた襖を足で器用に開けて布団の上に西森を寝かせる。覆い被さるように動きを封じた速水を西森は少し睨みながら見上げる。力の差を見せつけられたようで面白くないと訴えながら激しく波打つ鼓動を誤魔化した。



速水は楽しげに笑っている。西森を抱き締めて小さな息を吐いた。速水の体の熱さや抱き締める腕の強さに西森は高鳴る胸の音が聞こえるのではないかとドキリとする。速水とはもう何度も深く繋がっているが、始まりはいつも慣れない。恥ずかしくて熱くて。血が騒ぐように速水を求めて、知らない自分が叫んでいるようだ。



愛しい。嬉しい。幸せ。



自分の心の声なのに聞いていておかしくなる。顔を真っ赤にしながら睨み付ける西森の視線を速水は穏やかに受け止めながらそっと口づけを贈った。速水の優しい目がゆっくりと妖しく艶やかに煌めいていく。その不思議な光に絡み取られて、西森は身動きがとれなかった。



朝が来たようだ。辺りが明るい。いつも設定している目覚ましの音が鳴らなくて、西森は不思議に思った。心地よい布団から体を動かしてみると全く動かない。驚いてもう一度力を入れてみてもびくともしなかった。なぜだろう。焦った西森が何とか動かせる所はないかともがく。上の方で楽しげな笑い声が聞こえてきた。



「西森、そう暴れるな。元気だな」



速水の温かな声が聞こえてくる。西森は嬉しくなって心が弾んでいるのを感じた。そうか。速水がいるのか。動けなくて不安だった気持ちがあっという間に落ち着いていった。もう少し眠りたい。穏やかにやって来た睡魔に身を委せようと目を閉じた。



「しかし。。思ったよりも元気だな。。はぁ、もっと激しくてもよかったのか。しまった。無意識に加減してしたのか」



速水の残念そうな呟きに西森は穏やかな睡魔を一旦意識的に飛ばした。速水はまた西森が眠ったと勘違いしているらしく、のんびりと呟いている。



「もう少し見たかったなぁ。今度二人きりの時に酒を飲ませてみよう」



西森はムッとして体を動かした。速水は驚いたように体を固くした後、抱き締めている腕に力を入れてくる。落ち着けと何度も頭を撫でているが言うことを聞く西森ではない。せめてもの抵抗とばかりに速水の腕の中で暴れた。



「あはは!西森!起きてたか!バレたのなら、しょうがないな。原田さんから一升瓶も貰ったし、酒盛りでもやるか」



二人きりでな!屈託なく笑う速水が憎たらしい。しかもその笑顔は目を奪われるほど爽やかで西森は嫌になってくる。酒を薦めたのが原田だと聞いて西森は目眩がした。



「西森」



速水が西森の上の方で名前を呼ぶ。良からぬことを考えているなと西森は勢いよく声の方を見ようと決めた。できる限りの不機嫌な顔でありったけの睨みを効かせた目で見つめた先には速水の優しい笑顔がある。思わぬ展開に驚いて固まる西森に速水が静かに口づけを贈る。柔らかくて優しい唇の余韻に西森は急に頬が熱くなってきた。



「愛って良いものだな」



速水の目には優しい何とも言えない強い光が宿っている。熱くて穏やかで、燃えるような目。この人を冷たいだなんて誰が感じるだろう。本当は情熱に溢れた強い心の持ち主なのだと西森は思った。



頷くことも忘れて見つめる西森を速水がもう一度強く抱き締める。体中の血が激しくざわめく。心から何か熱くて優しいものが溢れてくる。これが大好きな人の温もり。速水なんだ。西森は感じたことのない大きな力に目を静かに閉じて身を委せていた。



この田舎町で生きていく。愛する人と、大切な人達と。抱き締め合う二人の隣の部屋には、それを祝福するかのようにたくさんの花束と贈り物が所狭しと楽しげに寄り添っていた。



お花屋さん ー夏ー 完結

皆様、こんにちは(*^^*)いかがお過ごしでしょうか?

完結しました!ここまで来れたのも読んでくださっている皆様のお陰です!ほんとにいつもありがとうございます(*^^*)

終わることができて、ほっとしました。これからも西森くんと速水くんは仲良く暮らしていくでしょう。うんうん。

次は秋ですね。秋は静子さんの手紙や、田舎町の風景と日常を書いていこうと思います。日々の暮らしの中で西森くんはいろんなことを思うのです。またお付きあい頂いたら嬉しいです。

ではでは皆様、これからも素敵な時間をお過ごしくださいね(*^^*)

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