ネクタイを締めた猫
誤字や不自然な表現などがありましたら、教えていただけると助かります。
文章校正: AIMIさん、AI
僕は猫のネコジャラシ。賢い猫です。
父は長方形(見事な箱型ボディのぽっちゃり猫で)ユウスケといいます。母は上品で聡明な美猫カリンです。
ユウスケがどうやってカリンを口説いたのか、本当に不思議です。もしかしたら若い頃はイケメン猫だったのかもしれませんね。
僕たちは四つ子です。
長女のモモは恋愛脳で、僕より8時間早く生まれました。
長男のヒロキは筋肉質の猫で、僕より6時間早く生まれました。
次女のナナは天然ボケで、僕より3時間早く生まれました。
そして特別な僕、次男の猫・影子が、賢い猫です。(仲間はずれの名前ですが、好き〜)
きっと、僕がカリンのお腹の中にいた時、みんなの脳の栄養を独り占めしたんでしょう。
だからみんなはあんなにバカで、僕はこんなに賢いのです。
生後4ヶ月の時、僕はすでに優秀な子猫でした。
その頃、モモはまだ1+1=2を覚えられず、ヒロキは自分の名前すら書けませんでした(「ヒロシ」と書いちゃうんです)。ナナはね……まだ、その言うことを聞かない尻尾が自分のものだということを分かっていない。
その時、僕は気づきました。この家は僕が支えなければならない、と。
彼らはバカですが、それでも僕は彼らが大好きです。守ってあげなければなりません。
だから僕は決めました。自分にネクタイを締めよう、と。
これからは、ただ食べて遊んで寝るだけの猫ではありません。
今日から僕は、責任ある賢い猫になるのです。
ただ……ネクタイを締める時、つい首を締めすぎてしまうんだけど……このことは誰にも話していない。
僕は小さい頃から「猫影子」が好きでした。
あ、ここで言う「猫影子」は僕の名前のことではありません。もちろん自分のことも好きですよ。こんなに賢いんだから、嫌いなわけないでしょう。
ここで言う「猫影子」とは、猫猫村の方言で「ネコジャラシ」のことです。
実は、もし僕が猫学界のナンバーワンを目指していなかったら、農家猫になりたかったです。ネコジャラシを猫猫球いっぱいに育てたかったんです。
そうです、聞き間違いではありません。ネコジャラシです。マタタビじゃありません。マタタビは大嫌いです。
(野良猫になるのも、それはそれでかっこいいかもしれませんが。)
なぜネコジャラシが好きかというと、その花言葉が「忍耐強さ」「理解されない存在」だからです。
これはまさに僕のためにある草だと思いませんか!
僕の自由奔放な性格にぴったりです!
ネコジャラシはどんな過酷な環境でも育ちます。風砂にも、寒さにも、暑さにも負けません。
…ヒロキがこっそり窓辺に植えた僕のネコジャラシを抜いてしまったりしない限りは。
ネコジャラシの群れが風に揺れるのを見ると、強い感動を覚えます。孤独だけど幸せで、忍耐強くて自由な気分!
鈍感な人でも、ネコジャラシの大群が風に揺れる様子を見れば、きっと笑顔になるはずです!
猫猫村では、ほとんど誰もネコジャラシに注目しませんが、この村には僕がいます。僕の愛で、ネコジャラシたちは世界一幸せなネコジャラシになれました。
僕は本当に優しい猫なんです!僕のネクタイも超かっこいいです!
シリーズ《猫(MAO)一家の日常は今日も平和じゃない》を不定期連載中です。よろしければぜひご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
評価や感想、ブックマークなどいただけると、とても励みになります!




