第9章 白河弁護士への苦情
裁判が結審し、ネットでは白河弁護士に苦情の投稿が相次いでいた。苦情で一番多かったのが◯TTへの追求が中途半端であったと言う事だった。関与した政治家の名前や弁護士の名前やそのバックにいた国の追求が弱かったと言う事であった。真相を追求して欲しかった。後、加入金の総額が知りたかった。など。結構細かい所まで追求して欲しかった。白河弁護士はそれに関して、以下の声明を出した。今回の裁判はあくまでも加入金の返還の裁判であり、闇の部分を暴く裁判ではない。と述べた。後、依頼者から1000円ずつ貰って5000000円の依頼金を頂いた事に感謝を述べた。この一件で、白河弁護士は全国区になり、大から小のいろんな依頼を頂く事になった。大企業からの顧問弁護士の話も頂き嬉しいパニックが続いた。白河由紀にも殺害予告が届いていた。大輔と同じアカウントからだった。開示請求はしなかった。大輔も由紀も冷やかしだとたかをくくって放置した。後日それが意外な人物だとわかった時は少し遅かった。そんな時、つくば市に住む依頼者の中嶋夫妻から食事に誘われて大輔と白河夫妻と吉岡桜の6名で山水亭で食事をした。その時、大輔は結婚式に白河夫妻と吉岡桜と中嶋夫妻を招待した。一カ月先であった。由紀にピアノ演奏を頼んだ。音大の同級生のプロに頼まなく由紀を指名した。由紀は喜んで承諾してくれた。それと同時に二人のジョイントコンサートをやろうと誘った。中嶋夫妻と吉岡桜からこの度の裁判の勝利おめでとう御座います。有り難う御座いました。と挨拶があり、お酒も入って盛り上がった。「今回、勝てたのは私達のチカラではありません。皆様の協力があってこその勝利でした。」由紀は3人の顔を見て優しく微笑んだ。「依頼者5000人とネットの人達の声と証人の政治家や元◯TT職員の方、元弁護士の加藤さん。のチカラ添がなかったら勝てませんでした。」繁が皆の顔を見て付け加えた。「今回の5000人の依頼者から感謝の言葉を頂きました。まあ、債権持っていた方は返金されるの確実だったから心配なかったんだけれど、吉岡さんみたいに債権持っていても返金されるかわからなかった人もいるから全国の方に今回知っていただいて良かったけど期限付きだったからそれ過ぎちゃうと無効になっちゃうからね。でもなくても返金するって言ってくれたからそれだけでも良かったよね。これから固定電話解約しても安心だね。和解の文書貰ってあるから!向こうの弁護士は納得いってなかったけど!あの人私の後輩だったんだ。やっぱり東大法学部卒業の切れ者事務所もデカいしね。悔しかっただろう!東大法学部首席卒業の私に勝てば伯が付いただろうに。悪い事しちゃたな!」由紀は皆の目を見つめてニヤリ微笑んだ。「白河先生は東大法学部首席卒業なんですか?」吉岡桜ばあちゃんが由紀の顔を見て驚いた表情を見せた。「実はそうなんですよ。肩書は立派ですけど本人はこんな感じですからね。見えないでしょう?弁護士だなんて思わないでしょうね。ちょっと綺麗な姉ちゃんって感じかな?自分で言うのもなんですが?」由紀は照れ笑いを浮かべた。「大輔先生は高校時代からお友達だったんですよね?なんでこんな綺麗な女、好きにならなかったんですか?」吉岡桜ばあちゃんが大輔の目を見てニヤニヤした。「なんで付き合わなかったってか?綺麗で勉強も出来る高嶺の花だったから遠慮したんだ!僕なんか相手にしてくれそうにもなかったから、それに告白してフラレるの怖かったしね。だから友達のままで良いと思って過ごしていた。僕の弾くピアノが好きでいてくれただけで充分満足だった。」大輔は桜の顔を見た。「大輔先生の婚約者さん、綺麗な方ですよ。由紀先生に負けじ劣らずですね。優しそうな方でした。」桜は皆の顔を見て微笑んだ。「なんか会うの楽しみ先生!皆さん、今晩はこの辺でお開きにいたしますか?会計は私がします。」由紀が皆の顔を見た。「いえ、会計は家でします。白河先生!」中嶋さんが由紀の顔を見た。レジ前で揉めたが結局、由紀が払った。「先生ご馳走様でした。」皆、由紀に頭を下げた。全員タクシーで帰った。中嶋夫妻のタクシーと白河夫妻のタクシーに大輔と桜も乗り合わせた。




