第3章 ピアノレッスン
まず、SNSで大輔がNTTの加入権問題にユーチューブで投げかけて世間の反応を見る作戦に出た。NTTの加入権問題を提起した、由紀も賛同しユーチューブで顔出しをした。それから桜ばあちゃんもユーチューブで問題を投げかけた。その後たくさんのインフルエンサーも賛同しはじめ、一般人も動画をアップさせた。SNSは大々的にバズり始めた。大きな海練になり始めて由紀と旦那の繁は裁判の作戦を練り始めて結論が出た。由紀のピアノレッスンの日が来た。由紀は大輔の家に着くと車を駐車場へ入れインターホンを押した。大輔はインターホンで由紀の顔を確認して「どうぞ!お入り下さい。」声をかけた。由紀が玄関をあけてレッスン室へ楽譜片手に入ってピアノの前に座った。「ご苦労さまです。エチュード木枯らし練習しましたか?」大輔は由紀の顔を見た。「はい。しました。聞いてください。」由紀は隣のピアノの前に座る大輔の横顔を見て鍵盤の上に手をかざし演奏を始めた。由紀の白く細い指がメロディーを奏で始めた。ミスもなく一通り曲の演奏を終えた。大輔は拍手をし二人は視線を合わせた。「上手い!練習しましたね?ここはこう表現するともっとエモくなるよ。大輔は楽譜を指しながらピアノを弾いて見せた。僕が一通り弾いてみるね。聞いて、違いを見つけて下さい。」大輔は由紀の顔を見て手を鍵盤の上にかざし演奏を始めた。演奏が終わると由紀は拍手をした。「先生の演奏から木枯らしの吹く様子が見えてきます。私にはその表現が足りなかったです。」由紀は大輔の目を見つめた。「そうだね。左手で寒さと風の強さを弾いて右手で風の吹く様子を弾くと言う事。それを理解して弾けば良い演奏になるよ。由紀ちゃんもう一度弾いて見て下さい。」大輔は由紀に演奏するように促した。由紀は鍵盤の上に手をかざし、演奏を始めた。大輔はゆっくり頷いた。演奏が終わると拍手をし、「良くなった!最高!なんかこの部屋に木枯らしが吹いているかのようだった。言った事すぐ理解してくれる。由紀ちゃん。腕あげたたな。言う事なし!もう一度弾いて下さい。」大輔は由紀にもう一度演奏するように促した。由紀は鍵盤の上に手をかざし演奏を始めた。大輔は腕を組んで頷いた。演奏が終わると拍手をし「2回目より良かった。良い演奏だった。これでエチュード木枯らしはオッケーだな!何処で披露しても恥ずかしくないぞ!これでエチュードは終わりにするか?」大輔は由紀の目を見つめた。「そうだな!エチュード【10-1,10-2】別れの曲【op10-3】エチュード【op10-4】黒鍵のエチュード【op10-5】【10-6から10-11】革命のエチュード【op10-12】エチュード25もエオリアンハープ【op25-1】から【25-2,25-3.25-4.25-5..】【25-6、25-7、25-8.】.蝶々【op25-9】【op25-10】木枯らし【op25-11】大洋【op25-12】新しいエチュードのDbop36.37.38も終わったし、ノクターンもやったし、ピアノソナタも終わったし、マズルカも夜想曲もロンドもやったし、次はポロネーズかな?」大輔は由紀の目を優しく見つめた。「先生、ショパン制覇ですね。それでは幻想のポロネーズでお願いします。英雄ポロネーズ、軍隊ポロネーズの3曲でお願いします。」由紀は大輔の目を見てニヤリ微笑んだ。「ポロネーズは16曲やらなくいいのか?」大輔は由紀の目を見て優しく微笑んだ。「いいです。3曲だけで。その後はベートーヴェンにします。」由紀は大輔の目を見つめた。「僕もベートーヴェンの方が好きかな?アハハ!でも由紀ちゃんにはドビュッシーの方が良いかな?ベルガマスク組曲の3曲で月の光とか2つのアラベスクとか喜びの島とか映像水の反映とか亜麻色の髪の乙女なんかな?」大輔は正直なとこを言って笑った。「幻想ポロネーズ弾いてみるから聞いて下さい。」大輔はそう言うと相変わらず楽譜なしで幻想ポロネーズを演奏した。演奏が終わると由紀は拍手をし笑顔で大輔を見た。「先生、素敵だわ!天才!次回のレッスンまでに私も練習してきます。」由紀は大輔の顔を見てニヤリ笑った。「忙しい所悪いな!例の話の反響凄い事になってるな?弁護士会からなんかあった?」大輔は由紀の目を見つめた。「ちょっとね。でも関係ないから気に入らないからと言って停職処分はないと思う。いろんな仲間から励ましの連絡があるから。みんな助けてくれるって!恐らく勝てそうよ。」由紀は大輔の目を見つめた。「僕も新しい動画アップします。本日はお疲れ様でした。また、来週、幻想ポロネーズ楽しみにしています。」大輔は由紀の目を優しく見て微笑んだ。「先生、有り難う御座いました。また、来週、練習して来ます。近い内、NTTも告訴します。沢山の返金希望者が集まりましたので!」由紀も笑顔で大輔の顔を見て玄関を出て行った。由紀にはピアノの先生でもあり、高校時代からダチで仲の良い異性であった。大輔も由紀と居ると楽しかった。ピアノの腕も段々良くなって来た。二人とも目指す物があったので恋人同士にはなる事はなかった。大輔は大学時代から付き合っている松本美緒と結婚式を半年後に控えていた。松本美緒は全国展開の有名な音楽教室の講師をしていた。




