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さようならの明日へ conspire  作者: やましたゆずる
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第16章 裁判が始まる

元茨城県警つくば警察署刑事課高野義昌警部補による円城寺大輔の殺人容疑による裁判が水戸地方裁判所で8月29日に第一回冒頭手続きが法定で開かれお互い初顔合わせとなった。人定質問から入り被告の名前、高野義昌52歳、職業、茨城県警つくば警察署刑事課警部補、住所、つくば市花畑◯丁目◯番地◯号、本籍同様。裁判官より読み上げがあり、続いて、起訴状の朗読が始まった。2025年7月7日午後3時30分頃、被害者宅、円城寺大輔27歳。住所つくば市松代◯丁目◯番地◯号に被告は強盗事件の報告と見せかけ強盗より被害者が宝くじ10億円を当たった事を知るなりチャンスとばかり金を要求したが断られ逆上し、前々から被害者に株を暴落させられ損をさせされたと憎むようになり殺人予告までしていた恨みもあり迷わず持っていた警察貸与の拳銃スミス&ウェッソンsakura M360Jにて被害者の腹部に1発撃って被害者を殺害した。被告人、相違ありますか?被告人は「いいえ、ありません。」小さな声で言った。「弁護人は付け加える事ありますか?」裁判官は由紀を見た。「裁判官、計画的犯行という文言が抜けておりますので付け加えてください。以上です。」由紀はハキハキと裁判官の目に訴えた。「わかりました。付け加えましょう。」裁判官も由紀の目を見た。「本日の冒頭陳述はこれにて終了いたします。」裁判官が法定内を見渡し宣言をした。こうして、冒頭陳述は終了した。審理は約一カ月後に開かれると裁判所から通知が白河弁護士事務所へ届いた。由紀は水戸地方裁判所へ出向いた。審理が始まった、検察官、被告人と被告人弁護士も同席で証拠調べ手続きが早速始まった。由紀は、大輔の家の防犯カメラの映像を証拠として提出した。警察は高野の撃った銃弾を回収したにも関わらず隠蔽した。鑑識が銃弾を回収した映像もバッチリ映っていたにもかかわらず隠蔽した。拳銃も出さなかった。映像を見た検察官も口をアングリさせ、問い質した。被告人の弁護士が隠していたのであった。被告人達は映像が残っている事を知らなかった。被告人弁護士は逃げ切れない事を悟り拳銃と銃弾と線状痕の証拠をカバンから出して由紀と検察官と裁判官に頭を下げて謝った。目撃証言は救急隊員が大輔の家から出て行く、高野を見たと証言した。そのまま弁論手続きに入った。検察官が事実確認「被告人が全面自供をしている事と反省をしている事」は考慮いたしますが証拠を隠すなど悪質と考え刑法第199条殺人罪で死刑又は無期懲役もしくは5年以上の禁固刑相当にあたると考えます。すると由紀が手を挙げた。「被告人は人々の安全を守る立場でありながらお金の為に人を殺し自己中心的な態度と証拠を隠すなど非人道的と見なし弁護人は死刑相当だと考えます。被害者は結婚したばかりで9月には新しい命が産まれてくる所で幸せの絶頂期にいたのですよ。私は被害者の友達でした。ピアノを愛し音楽を愛し、良い人間でしたのよ。それを被告人が奪ったのよ。反省しなさい。」由紀は被告人の目を見つめ睨んだ。「なんだ!やっぱり、お前から殺せばよかった。」高野は由紀の目を睨んだ。「被告人、発言はゆるしていません。」裁判官が被告人に注意をした。これにて弁論は終了し、2週間後に裁判所へ呼ばれた。判決が出たのであった。この裁判は裁判官3人の合議体で行われていた。「主文被告人を死刑とする。」裁判長が呼び上げると傍聴人からため息が漏れた。「今回の裁判は合議体で行われ2名が死刑、1名が無期懲役を支持しました。死刑の理由といたしまして、警察官がおこした事件で本来なら人を守る職業に携わる人間がおこした事件だからで被害者の心情を考えるとこれから始まる人生を台無しにした被告人には死刑しかあてはまる刑はないと考えたからです。最後に被告人が弁護士に投げ捨てた言葉も感化されるものとは思いませんでした。後、全国29万人の警察官の信頼を無くした事件になりました。愚かな行為でした。」裁判長は判決を出して裁判は結審した。由紀は裁判長に頭を下げて検察官にも笑顔で頭を下げた被告人とは目を合わせなく退廷した。由紀は法廷を出ると記者に囲まれた。「白河弁護士何か一言。」記者からの問いに由紀は右手を顔の前に出して無言で足早にその場を立ち去った。

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