第14章 大輔絶対絶命
大輔に運命の日が突然訪れた。朝から青空広がり、初夏の暖かい風が吹いて緑が生茂る木を揺らしていた。大輔は部屋の窓を開けてエレキギターを弾いていた。エリッククラプトンの【レイラ】を奏でていた。ギターを弾いていると門扉の前にパトカーが停まるのが見えた。インターホンが鳴った。「つくば警察署の高野義昌警部補です。先日の長野美奈子の事で連絡にきました。円城寺さんに実害が無かった事と反省しています。初犯という事で3年の執行猶予付きで懲役5年に決まりました。」高野は大輔の目を見つめた。「長野さんの顔の怪我に関しては正当防衛という事で白河由紀弁護士が処理いたしました。事件に関しては以上ですが、私にはあなたに恨みがあります。宝くじ当たったらしいじゃないですか僕に少しばかり補填していただけませんか?◯TTの件で株が暴落し、損をしたので宜しくお願いします。断ったら撃ちますよ。死んで貰います。」高野は上着の下から拳銃を出して大輔の身体に照準を合わせた。「断る!」大輔が高野の目を見つめた。それを聞いた高野は眉をピクピクさせて、拳銃のトリガーを引いた。大輔のお腹に銃弾が当たった。大輔は「痛!」一言だけ言うと床に倒れた。手で撃たれた所を押さえて手を見ると血だらけで「痛!なんで撃った。」大輔が高野を睨めつけた。「俺はお前と白河弁護士に殺害予告していた者だ。ザマァ!これで残りは、白河弁護士と婆さんだ!」高野は不適な笑いを浮かべ床に座りこんで苦痛の表情をみせながら冷や汗を流している大輔を睨んだ。その時、インターホンが鳴った。大輔は立ち上がりインターホンのテレビ前まで来た。テレビを覗くと桜ばあちゃんが立っていた。「先生、今の音何?」ばあちゃんは叫んでいた。「桜さん。刑事に撃たれた!救急車呼んで下さい。家に帰って下さい貴方も狙われてます。」大輔は怒鳴った。10分くらいで救急車が到着した。救急隊員が大輔の玄関を開けると高野は逃げる所だった。隊員と鉢合わせ救急隊員は大輔をストレッチャーに乗せると桜ばあちゃんが鍵を閉めて一緒に救急車に乗って病院まで付き添ってくれた。桜ばあちゃんは手続きをすべてしてくれた。緊急手術になった。ばあちゃんは美緒に電話で大輔が刑事に撃たれて筑波大学附属病院へ救急搬送されて今、手術している所だと連絡をしてくれた。美緒は白河由紀に電話した。美緒と由紀は取るものをとって筑波大学附属病院へ向かった。




