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さようならの明日へ conspire  作者: やましたゆずる
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第13章 大輔泥棒と対峙する

大輔は由紀とのピアノコンサートを成功させた一週間後、ユーチューブにその模様をアップすると相当数の再生回数を記録した。その日は美緒と大きな病院の産婦人科へ行き昼食は美緒とびっくりドンキーへと寄った。予定日は9月になるとの事。順調だそう。女の子であると判明した。写真を見るとまだ小さかった。ハンバーグを食べ終えて二人は店を出た。美緒が運転する車だったので大輔は家まで送ってもらって美緒は仕事だったので大輔を降ろすと会社へ向かった。「美緒、無理するなよ。気をつけて!」大輔は美緒の目を見つめて手を振って送り出した。大輔は4時から高校生の高橋香織のピアノレッスンがある。それまで新たに初めたエレキギターを弾いてエレキギターの音を堪能した。しばらくすると宅配の女性が荷物を持ってインターホンを鳴らした。「円城寺さん。荷持を届けにまいりました。」女性がインターホンのカメラに向かって言った。大輔は女性の顔ははっきり見えなかったが対応した。ギターのエフェクターを頼んでいた為疑わなかった。大輔は配達員を玄関へと入れて荷物を受け取ろうと手を出すと女性は荷物の下に隠し持っていたナイフを大輔に見せて「強盗だ金を出せ!先日、お前が宝くじ当たったの知っているんだ!キャシュカード出せや!出せば、このまま帰ってやる!暗証番号もカードに書け!」女は凄んだ。大輔は咄嗟に受け取った荷持を女の顔をめがけて投げつけた。中身は金属なので中々重かった。荷持は女の顔にモロにあたり怯んでナイフを床に落とした。女は「痛、覚えてろ」と叫んだ。大輔は女を取り押さえ帽子を取ると先日のカップルの女であった。「どうして、家がわかった?」大輔は痛さで歪んだ女の顔を見ると「あんた、インフルエンサーだろう?住所は調べればすぐわかる。10億円当てたんだろう?それを頂こうと思って狙っていたんだ!でも失敗した。簡単じゃないなぁ!」女は肩を落し静かに観念した。大輔は警察を呼ぶと直ぐにパトカーが来て女に手錠をかけて連れて行った。証拠の映像を警察へ提出し、凶器のナイフは警官へ渡した。箱を開けると石が入っていた。それも証拠として差し出した。大輔も怪我も取られた物もなく未遂で終わったが足と手は震えていた。警官が犯人は大学生だと聞いてショックを受けた。若いとは思っていたが大学生だとは。世知がない。長野美奈子という名前らしい。20歳だった。長野はつくば警察署の高野義昌刑事に取り調べを受けて大輔が宝くじ10億円を当てて金を持っていた事をゲロした。彼氏と計画を練った事もゲロし、彼氏の山口仁20歳大学生も一緒に逮捕された。二人は未遂に終わり初犯だったので執行猶予が付き釈放された。長野美奈子が顔に傷をつけられたと民事裁判をおこして賠償金要求突きつけたて大輔を訴えたが白河由紀弁護士が正当防衛を勝ち取ってくれた。長野美奈子は高野刑事の取り調べに協力的であり、長野から大輔が宝くじで10億円が当たった事を知る。そして、事件は起こる。


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