第2章
プロローグ
「おい、嘘だろ、、、」
きっと今日、俺は死ぬんだ
空が赤く染まっている、夕暮れの比じゃない
もし、やり直せたなら
あの頃に、、、
第1章
「ここはどこだ?」
どうやら、俺はまだ死んでないようだ
青い空に青い海、気分が良いぜ
「きっとリゾート地だろ、神様がいたとしたら感謝を言いたいね。」
まぁ、多分ここは無人島なんだろうけど
あまりにも砂浜が整備されていない、漂流物だらけだ
しかし、これだけの漂流物があればいかだでも作って脱出できるのでは
近くに大陸はないかを見てみる。
「あっ、まあまあ近くに別の島、、、あれ?」
見間違いでなければ、、、動いた?
多分気のせいだ、
「とりあえず、もしかしたら俺みたいなヤツがいるかもだから一周この島を探索するか」
一方、その頃、島の反対では、、、
「えっと、?」
あれ、さっきまで何してたっけ、、、思い出せない
、、、苦しい、苦しい。
「うっ、頭痛か?」
急に頭が痛んだ
、、、目指す先は夢の地。君にしかできないことがある
誰だ、お前は
「まずは少し休んで落ち着こう」
状況を考えるとどうやら何かしらの理由で遭難?したらしい
すぐそこには海がある。最悪、無人島かもしれない
浜辺がどこまで続いているか大体の距離を確認するため歩きだすことにした。
「あーるこー、あーるぅこー、あたしは元気!!」
少し幼児退行してみたが、何も変わらない。
ここは無人島だ、人は自分以外にはいなさそ、、、「うわあぁあ!!動いた!?」
残念なことに今のは僕の声では声の方に向かうことにした。
一方、場面は切り替わり島の裏側では、、、
「誰もいねぇーー」
まあまあ歩いたんだが誰もいねぇ
俺はこれからどうすればいいんだ、戻ろう。そして墓場でも探そう
えっと、あれはさっきの島?
でもここにあるはずがない、俺は結構移動したぞ?
誰もいないのはわかっている、だけどリアクションは必要だ
大声で叫ぶ
「うわあぁあ!!動いた!?」
その瞬間目の前が真っ暗になった。
次回「二人の出会い」
第2章
ここ辺りだよな、、、
とりあえず叫ぶ
「誰かいるんですかぁーーー!!いるなら返事をしてください!!」
返事がない、さっきのは聞き間違いか、きっと僕はもう頭がぱぁになったのかもしれないな
、、、休むか
とりあえず、流木に腰かけることにした。
さて、これからどうするか 、、、ケテ
まずは水分を獲得しなければいけない 、、、タスケテ
本で読んだことあるし 、、、タ、ス
にしてもこの流木は心地良いな
よし、計画通りに行動するとしましょうか 、、、イキガ、ク、クルシ
立ち上がったその瞬間、変な音がした。
、、、ヒヒイィィーー、スウウウウゥーー、ハアアアァーーーー
なんと、そこには今にも死にそうな人が
「大丈夫ですか?くそっ、いったい誰がこんなことを、、、許せない」
どうやら、息を止められていたようだ
「おい、あんた、ここで何があったんだ」
返事がない、ただの屍のようだ
死んでしまう前に助けなければ、そして犯人を見つけこの島から安全に脱出する!!
目標を定めたので行動に移すことにした
「まずは水だ、水があれば数日は生きれるとかなんとか」
そういえば川があったような
、、、あった!!
少し戻ったところに川を見つけたが安全かは分からない
飲む時は煮沸しなければ、、、対象が自分の場合は
「このままで大丈夫だろう」
倒れていた人を信じて煮沸せずに持っていくことにする(だつてめんどいし)
そこら辺に転がっていたビンの中に入れて持っていった。
「ぷはぁー!助かったよ、、、にしても他にも人がいたなんて、名前は?」
名を聞かれてしまった。そういえば自己紹介の時、毎回空気が凍っていたな、、、
「僕の名前は工藤新一です。よろしくお願いします」
軽いジョークから入ることにした。
「おぉ、よろしくな。ちなみに俺の名前は龍機だ。変な名前だけどよろしくな」
『りゅうき』と言うらしい、、、あれ?、、、何か違和感があるような?
「で、新一この島から脱出することについてだが、、、」
このままでは
「あの、待ってください!!」
「ん?どうした」
なんか、めっちゃピュアな目で見てくる。この人確実におっさんなのに
「いえ、なんでもありません」
面白そうなのでこのままでいくことにした。
「新一くん、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「どうかしたんですか?」
やべぇ、ばれたか、、、
「俺は、目覚めたらここにいたんだけど新一くんはどうなのかなって」
危ないとこだった、どうやら気づいていないらしい
、、、いや、僕は何もシテマセンケレドモ!!
「僕も、気づいたらここにいたって感じで、、、一緒で安心しました。
それで、おっさんは、、、」
「おっおお、お、おっさん!?、やめてよ~ー、もう」
話を遮るでない、ていうかこいつはJKか?
「あの!!おっさんは何か頭の中に直接語りかけられたりしませんでしたか?」
困った顔をしている。
「水分、取る?」
心配されてしまった
「いえ、なんでも、、、それより、脱出するための
なにかしらの手がかりがあればいいんですけどね」
どうしようか、、、あっ
「あのー、おっさん、気絶する前なにがありました?」
叫んでいた人はこの人で間違いないだろう、、、
「そういや、俺は動く島を見てからそっから意識を失ったんだよな。」
島?そんなのあったか
「ん?そんなの見てないって、、、あったと思うんだけどなぁ。あぁ、ちょうどあんなのだったな」
指された方向をむいたら、、、
アレハサスガニクジラダロ バーロー
次回、おっさんvsくじらんvsダークライ ⚠️ダークライは出てきません
最終章
「やべーよ、おっさん、絶対あれだろ。いいから逃げるぞ!!」
なんだあのバカデカイくじら、今いる島ぐらいあるんじゃねーか?
こっち向かってくんな!!つうかこっち見んな!!
どうする、ドゥスルー、スルー、、、これだ!!
「ちょっと新一君、俺全然体力ないんだけど」
そういやーこのおっさん30代くらいか?
どうすればいい、、、戦うか?
少しぐらいチート能力あってもいいだろ
「ここは任せろおっさん!!」
「えっ?新一君、少しでも逃げて島から脱出する準備をしようよ。」
ふっ、まぁ見とけ
「いくぞ、くじらやろう!!逃げるならいまのうちだぞ!!」
私の能力を見せてやろう
「はあぁ~ーぅぅっはあ!!」
何も出なかった、二分の一を外したか。
まぁ、おっさんが逃げてくれてるならいいか、、、ん、あれ?あの倒れてるのって
「「おっさんじゃねーか!!」」
おっさんを捕まえて逃げることにした。(思ったより軽い)
まさか、あのくじら、そういう技を使えるのか!!
「うぅ、腹が、、、」
ひっ!
「もういやあ~ーだれか助けてぇー!!」
、、、もう終わりか。
「私のことを呼んだ?まぁ、任せなって。」
親方、空から人が、、、
「閃尖響歌 鬼百合 」
その瞬間くじらの動きが止まった
「いけ、志人」
「おっしゃあぁ!使役 プリン そんで天鬼!その二人をのせて離れて!」
うにゃあーー
、、、怪獣大決戦か?
「そこの二人これに乗って!!」
この子は?にしても猫に乗るのか
「僕の名前は天鬼、よろしくね!!そして、この子を出したのが志人、んであのくじらを気絶させたのが椿パイセン」
少しの間に色々なことがありすぎて頭がパンクしそうだ。
「もう少し離れるよ、、、大丈夫あの二人がなんとかしてくれるから。」
あぁ、疲れた、一休みするとしようかな。この人達は悪い人じゃ無さそうだ。
、、、起きて、目を覚まして、、、おい志人なにしてんだ?やめとけって、、、私は知らないからな。
「ん~ー?」
なんかもしゃっとする?顔が濡れてる?
「んにゃあ、じゅるるるる、ぺろぺろ」
ヤバい、吸われる
「ヒャアぁ~ーーー!?」
そこには見覚えのある猫がいた、サイズが小さい。
「おっ、目覚めたね、私の名前は椿っていうんだ、よろしくね!!ん?聞いてるってそうか、なら良かったよ」
聞きたいことが山ほどあるがまずはこれだ。
「えっと皆さんはどなたですか?あとあのおっさんは?」
なぜ助けてくれたんだろうか?
「あぁ、あの人は食中毒で少しの間入院だよ、そして助けたのは私の恩師の遺言でしょうがなくだ。
それと君たちはどこから来たのかな?」
やばい、バレたらダメなパターンか?
「ちなみにここにいる人全員異世界からきたよ~ー」
あ、大丈夫なやつだ。
「僕の名前は工藤し、、、」
目付きが変わった、同じ世界で間違いないだろう
「げふんげふん、えっと僕の名前は夢幻です。よろしくお願いします。」
椿さんが答える
「あぁ、よろしく。もしかして最初に目覚めたのがあの島だったのかい?」
それ以前の記憶が無いがあの島で目覚めたということで間違いないだろう
「はい、そうです。いやぁ、これからどうするかなぁ~?」
椿さんが続ける
「そうか、なら一緒に来ないか?」
これからのことはまだ考えていないがあのおっさんとでは心細い
「ぜひ、よろしくお願いします!!」
ここに来た理由を知るため僕は冒険を始める。
(完)