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天鬼  作者: 赤い春巻き
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第1章

プロローグ

ある年のこと、この世界では後に「夢幻」と呼ばれる現象が起こった。

空が赤く染まり雷が落ちるだけだが近くに居たものは例外なく「世界から消える」。

誰が何のために生み出したのかは、、、おっと時間だ、急ですまないが

それでは私はこれで失礼するとしよう、、。

にしても、あの青年は上手くやっているかな、、、







第1章

「んにゃ~、あと5時間、、だけ、寝、、寝させ、、、て、、」

青年は誰も起こしてくれないことに気づく。

「って起こしてくれるような人もいないけどな、えっと、いま何時だ、、、」

あれ、おかしい、手に持ったスマホが音をたて地面に落ちる。

「って、ここ、どこだあああああぁぁぁ!!!!」

周りは明らかに、俺の住んでいたジャポンのおもかげもないような町だった。

一度落ち着き寝る前の記憶を思い出す。

確か、あれは、帰り道のこと、、、







「はぁ、今日も上手くいかなかったな、、、明日こそ出来るよな、彼女」

思ったことを口にだしてみる。ただいま25連敗中だ。

でも、俺は知っている。明日こそは彼女ができることを、、

「なぜなら俺は諦めないからだ!!」

ソシャゲと同じできるまでやれば100パーなのだ。そして周りの人に変な目で見られた( ;∀;)

まぁ、いい、にしても今日はやけに空が、、、あか、い?


そして目の前が暗くなった






普通だったら今頃ポケセンだろ?

なのになぜ、よく知らないまちに?

そういえば、自己紹介がまだだった。

「そう、ご存知のかたもいるかも知れないが、俺の名前は工藤 新一」

つっこみ役がいないことぐらい知っている。

「というのは嘘で、おれの名前は志人」

これ、なんて読むかしってる? 「こころざと」だぜ「こころざと」 大事なことなので2回

キラキラネームとも言えねえ変な名前だ。彼女が出来ないのはこれのせいだ、うん。

ちなみにイマジナリーフレンドを頭に飼っている。

だから独り言が多い。

「さて、ここはどこかがわからない限りなんもできないし聞き込みでもするか」

ここは探偵としてね。※彼は工藤新一でもなければ探偵でもありません

にしても、服の個性がみんな凄い。えっと、露出、多くね()

きっと気のせいだろう、うん、間違いない。

ではまずはあの人に、、、

「ぇっと、す、すす、すいません、いえ、な、なんでも、な、いです、、すいませんでした~ーー⤵️⤵️」

謝っておいた。礼儀ってやつだ

聞き込みが出来ないとなるとどうするべきか (おいこのコミュ障)

あ、あの人かわいいなあーって、こっちに来てね?!?!?!や、やべ、どうしよ

「えっと、さっきからキョロキョロ周りをみわたして、もしかして異世界の人ですか?」

えぇっと、いまこいつ、なんていった (こいつだなんてすいません、kawaiiは正義!!)

「異世界の人というのは?」

少し間が空き、彼女が喋る。

「はい、えっと、最近自分を別世界からきたと主張するひとがたくさんでてきて

それでお兄さんももしかしてそうかもっておもって、、、違いますかね?」

「その、とぉーりです、あなたがいったことはすべて正しい、もう正義、ズバリジャスティス」

「では、こちらに来てください」

俺は一歩踏み出す。

「はあぁーい」

ドゴッ!

「フフっ、5人目、意外と楽ですわ、、。」


これはヤバい、

もしかして、俺、死んだ?


次回こころざと死す。デュエルスタンバイ




第2章

「はっ、夢か!」

夢なわけがなかった。

「ここは、牢屋?」

と、思うにはいささか広すぎるな。

つうか、俺縛られてるし。どうしよう?

ん、後ろに気配が

「えっと、どちら様ですか?」

そして、相手が言った。 

「俺の名前は工藤新一」

その時、俺はこんな顔をしていたと思う。σ(´・д・`)

まさか、同じ自己紹介をするようなセンスに溢れた人がいるだなんて

俺はこう返した。

「いや、どこのキッズやねん」

エセ関西弁が出てしまった。

「いや、本名ですけど?」

え、!?!?!?嘘だろ?

「そんなに驚かないでくださいよ、こんな嘘で」

まあ、知ってたっすけど?驚いてなんかいませんよ?、、、本当ですからね!!

「まぁ、実際の名前は天鬼と言います。最初に嘘をついたのは僕と同じ世界からきた、

いわゆる異世界人かを見分けるためです。」

天鬼とかいて「あまき」と呼ぶなんてキラキラネームだなぁ、にしても頭良ッ!

多分見た目から俺より年下だろう。

「僕、大人だねぇってよく言われるんですよ。まだ11歳なのに」

あれ、思ったより年下だぞ。せめて中学生くらいだと思ってた。

「で、あなたの自己紹介がまだですよね?」

おっと、忘れてた。

「俺の名前は、、、、、




「ふーん、面白い名前ですね。で、これからどうします?」

どうしようか、俺の方が年上だからちゃんとしなければ、

「まずは協力してここから抜け出そう」

縄をどうほどこうかな

「もしかして、どう縄をほどくかって考えてます?こうすれば良いですよ。」

その刹那、少年の手からまばゆい光が、、、

「なんで、驚いてるんですか?もしかしてこういう能力もらってないんですか?」

縄は焼ききれていた。

、、、え?もしかして主人公?俺はモブA?

「ん、僕の方がもしかして優秀かな?さぁ、脱出しますよ!」

何はともあれここから抜け出せるならどうだっていい。

天鬼はこの牢屋の扉のピッキングをしている。どうやら工具を持ち歩いているようだ。

「えっと、僕はなにをすれば、、、」

「大丈夫だから、もう少し待ってて、、、よし、開いた。さあ、行きましょう」

俺は言われるがままついていった。

階段をあがると(どうやら地下だったらしい)宿屋のような場所に出た。

俺はあることに気づいた。

「誰もいない?」

天鬼も不思議そうにしている。

すると、外から人が来た。

「早く逃げてください、もうここは危険です!!」

かなり焦っているようだ。俺は状況を知るために言った。

「落ち着いてください、一度、話を聞かせてください」

しかし、落ち着く様子はなくこう言った。

「伝説とされていた幻獣、『イヌ』が目覚めてここら辺も、もうダメです。」

話を静かに聞いていた天鬼が言う。

「たかがイヌごとき、僕たちに任せてください。」

おい勝手になに言ってるんだよ、俺いやだよバケモノと戦うの、絶対俺の知ってる犬じゃない。

「もう、知りませんからねーー!!」

そういって、忠告してくれた人は『外に出ていった』

って、外、危なくね?

その瞬間、地面が揺れた。そしておたけびが、、、

「うにゃおーーーー!!」

少なくとも、俺の知ってる犬の鳴き声ではない。

というか、助けにいかなきゃ、、、

俺と天鬼は宿屋を出た。




、、、え?

俺はこの時まちがいなく天鬼と同じことを考えていたとおもう。

そして同時に声に出す。

「「猫やんけ。」」




次回、ヌッコの逆襲~Revolution ~




第3章

『その日人類は思い出した、ヌッコに支配されていた恐怖を・・・

ケージの中に囚われた屈辱を・・・・・・』

なぜ、急にこれがって?教えてやろう、なぜならば

「なんだ、この巨大なねこおおぉぉーー!?!?!?」

しかも、毛の色が黄色だ。暴れているがなぜだろう苦しそうにみえる。

天鬼が言う。

「僕に任せてください。このぐらいなら余裕ですよ。」

俺は知っているこれは確実に『負けフラグ』だと。

「おい、やめろおぉーー」

しかし、天鬼はもう行ってしまった。このままではまずい。

なんなら動物愛護団体にも怒られそうだ。

すると、天鬼が唱える


「天罰の光(傲慢)」

その瞬間まばゆい光に辺りが包まれた。一瞬で決着をつけにいったのだろう。

「あれ?僕ちゃん、もしかしてピンチ?」

だが、その猫にはダメージがみられない。やはり負けフラグは回収されるのだ。

、、、って、言ってる場合じゃねぇえええ

体が勝手に動いていた。気づけば地面に座り込んでいる天鬼の前にいた。

そして俺は笑いながらこう呟いた。

「人生で一度は彼女が欲しかったなぁ、、、少年よ、強く生きろよ」

「えっと、僕、女の子ですけど?」

※言い訳タイム

だって普通こんなに生意気だし、ガキとおもうでしょ。僕っ子とか、見たこと無かったし

声も男子小学生ならこんぐらいの高さかなと思うし、つうかこの子、女子にしてはちょっと声低めでイケボだし

なんか頼れるし、大人っぽいし、いいだろ、べつに勘違いしてても、これはしょうがないだろ、

俺がなにしたってんだ、多分もうすぐ殺されるのに最後の最後まで俺って気まずく生きていかなきゃいけないの?

もう自分が嫌だ、あぁ今まで楽しかった。



はぁ、俺って何のために生きてるんだろう?

あぁ、神様教えてくれよ、俺の存在意義を!!

「んっ?呼んだ、呼んだよねぇ、ワシのことを」

そこには美少女がいた。



「えっと、ここはどこですかね?もしかして僕、もう死にましたかね?」

すると少女が答える。

「大丈夫、ここは異空間的なやつじゃ、現実の時間は止めておる。」

なにもんだ、こいつ。

「というか、あなた誰ですか、まさか神様ですかね。」

何を思ったのか少し間をおいて答える。

「うむ、そのとおりじゃ、我は色欲をつかさどる神、その名をカラー・ルーツ。

神様研修生だから正確にはまだ神じゃないんだがな。で、お主がこの世界に呼び出された理由、それは、、、」

あわてて止めに入る、

「待ってください、神様研修ってなんですか、現実の僕は大丈夫なんですか?」

というか何の神様って言ってたっけ?まぁ気にするほどでもないだろう。

「まぁまぁ、落ち着きなされや、お主の身体は大丈夫じゃ、もうすぐ死ぬかも知れんけど、、、

気にすんなや。で、えっと、なんだったっけな、あぁ、そうだ、神様研修というのはな、

次世代の7体の神様を決めるための試験の一環じゃ、まあ、細かいことは気にしなくてえぇから。」

肝心なところがダメだなぁ、この神様、

「で、僕のこの世界に呼ばれた理由はたまたまですか?」

なにか、他の人にはないものが僕にはあるのかもしれない。

「たまたまじゃよ」

たまたまかぁ、まぁなんとなく知ってたけど、

「強いて言うなら名前が友達に似てたからかのう。」

軽いなぁ、、、

「どうして自分はここに呼ばれたんですか?」

とりあえず、今頃聞いてみた。

「神様研修じゃあ、研修相手を死なすわけにはいかんのじゃ、

だから、色欲の神としてお主に能力を授けようと思ってな。」

し、し、色欲だって、こんな大事なことなぜ早く言わなかったんだ?※言ってました

「ちなみにどんな能力が?」

一つの望みにかけ、聞いてみる。

「一言でいうと『モテる』」

そして俺のハーレムが確定

「正し、自分が好きと思っているもの以外からじゃ。なんなら他にも数多の条件が。」

するわけも無かった。

「ということはいまからあの猫からモテればいいの?」

「うむ、そういうことじゃ、ちなみにモテると言っても違いがあるから期待はしたらいかんぞ、

相手が『好意的』になるぐらいとおもっとれ、じゃあ、行ってこい。」

俺は決意を固め、胸をはり大声で言った。

「行ってきます。」




次回、目覚める猫の王その名は『プリン』



最終章

「うわあぁあぁー~ー」

どっと全身に痛みが、、、あれ、、?

ヤツからの攻撃がきてないことに気づく

どうやら間一髪避けれたのか?

「避けろぉ~ーー!!」

天鬼の声が響く

「えっ?」

そして俺は自分のすべきことを思い出した。

つうか、俺、あの間ずっと気絶してたのかよ!

どうやら漫画やアニメにありがちな「時間止まっとるやないかい」現象は起こらないようだ、、、

まぁ、とりあえず避けるか

「にゃおおぉ~ーー!!」

あの猫の怒号が響く

しかし相手の(ネコパンチ)が届くところにはもうすでに青年はいない

「こっちだ、この猫!!、カモン!!」

そして猫と向かい合うようになった。

どうやらあのキャッツは誘いこまれたことに気づいていないようだ。

俺にだってやれるんだ、、、いくぞ、、、必殺!!

「愛の♥️ラブリー✨萌え萌え♥️キュート✨パ・ン・チ♥️」

いま、確実に天鬼の視線が死んだのには気付いた。

その瞬間まばゆい光があたり一面に

そして、肝心の猫は、、、いない?

天鬼が走って猫がいた方へ向かう。

「ぎゃわええぇーー」

叫び声が聞こえてきた。

、、、いったい何が?

そこに行くとあの猫が子猫になっていた。

「にゃあおぅ?」

確かにかわいい、これが天使か。

猫がこっちに向かってきた

「おい、そこのガキ、わきまえろ」

ありゃ、、、?

「我の名はプリンだ!!」

天鬼が走ってこっちにきた。

「待て、猫ちゃん」

すると、プリンは

「にゃああーーー」

あれ、さっきのは気のせいか?

また、ヤツがこっちに向かってくる

「ねぇ、あの娘にプリンと呼ばせてほちいな」

こいつ、生意気だな、あっ、そうだ

「自分で言えば?」

プリンは黙りこむ

「お願いしますよー~ー」

すぐさま言ってやった。

「やだ」

「巨大化するぞ?」

「おーい、天鬼、この猫の名前はプリンだ、もうこれしかない、決まりだ」


こうして二人と一匹の旅がはじまった


(完)

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