風に乗る心地
僕の中にうごめく何か
奥の奥で、解放のときを待つ
それは広がる宇宙のように
誰にも止められぬ力
神秘さと親しさの子供のような
無邪気で綺麗なささやかさ
草原を駆ける蝶のように
靄に包まれた視界も
その暗がりを笑った人の
明るさなんかも破れるほどの
きらめく何かが躍り出て
ぱっと晴れ間につれてゆく
目がさえ、耳がさえ、
僕は本当にひろやかであった
それはまるで、
豊饒な雲の切れ間を羽ばたくような
とても切実で幸せな夢、
僕は仲間を探さなければならない
同期する人々、
明るい涙を混ぜあえる人たち、
夜星のように輝くであろう古き友、を