プリンに醤油をかけたらウニの味になるって言うじゃん?だから体育祭に夏祭りをプラスしたら新しい素晴らしいものができると思うんだ!←下ネタにしかならなかった
「なろうラジオ大賞4」応募作品です。
コメディー。
「さあ始まりました。夏祭り体育祭。実況は最後まで反対した常識人枠、教頭の下野です。よろしくお願いします。
解説は発案者の巽校長です。やりやがったなこの野郎。よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします」
「えー、初っぱなからりんご飴食い競争で混乱を極めましたね」
「おっきい上に滑りますからね。皆ペロペロして頑張ってましたね。
アツアツたこ焼き食い競争でも良かったですかね」
「それはそれで火傷する人が続出でしょうね。
まあ、何とか終わって良かったです。次の競技はなんでしょう?」
「続いての競技はスーパーボールすくい運びお面百メートル走ですね」
「……なんて?」
「スーパーボールすくい運びお面百メートル走です。あ、始まりましたね」
「……まず皆すくうのに苦戦してるのですが。しかもすくってもそのままポイを破かずに走らないといけないんですね。落としたらやり直しってキツくないですか?
ていうかお面いります? 皆視界が悪くてイライラして水に腕ごと突っ込んでますよ」
「最初は金魚で提案したんですが、スーパーボールで良かったですね」
「それは良かったです。いろんなところから怒られそうですからね。
それより一組目で小一時間かかってるんですが」
「長いですね。りんご飴でも食べて待ちますか」
「さて、二種目で午前が終わりましたが、次の競技はなんでしょう?」
「次は射的騎馬戦です」
「……なんか物騒な雰囲気ですね」
「騎手はエアガン所持。相手の騎手のどこに当てたかで得点が変わります。ちなみに男性のボールに当てたらボーナス得点が……」
「え? これ私いましたよね? こんな競技通しましたっけ?」
「十時間ぐらい会議してましたからね。どさくさに紛れてねじ込みました」
「……止めてきますね」
「……つ、次の競技は……?」
「下野さん、急に乱入したから特別ボーナスかと思われてボール乱射されてましたね。
次はですね。棒倒しです」
「夏祭り関係ないよね!?」
「ちなみに男性の……」
「言わせないよ!?」
「さ、下野さん。止めてきてください」
「やだ! 折られる!」




