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地名や人名のネーミングの話

 始めに語りたいのはずばりネーミングについて。

 この物語に登場する地名、人名、それから兵器の名前などは、ことごとく『酒』に関連したネーミングになっております。これは単に私が酒好きだから……というのももちろんありますが、ただ無作為に酒の名前を付けるだけというのも芸がない。どんな端役でも名前には何かしら意味を込めたい。そういうわけで、以下のような法則性を持ってネーミングを行いました。

・国名→酒の名前

・地方名→『所属する国名が表す酒』の商品名やブランド名をもじった名前

・人名→『所属する国名が表す酒』をベースとしたカクテルの名前

 例えばクローバークラブ大佐というジン帝国所属の憲兵が登場しましたが、彼のモチーフとなったカクテル『クローバークラブ』は『ジン』がベースのカクテルです。同じようにピニャコラーダはラムベースのカクテル、ブラッディメアリー(メアリー軍曹)はウォッカベースのカクテル……という具合。またジン帝国内の地名『ギルベイ市』『ビーフイート市』『サファイア市』は実在するジンの商品名をもじったものです。詳しい方ならピンとくるでしょう。こんな感じで、ネーミングを通して所属関係を示しているわけであります。

 加えて、花に花言葉があるように、カクテルにはカクテル言葉というものがありまして、登場人物一人一人にはその人間性を示す名前を与えております。例えば主人公のトニックくんは「強い意志」という如何にも主人公っぽいカクテル言葉の『ジントニック』がモチーフになっています。気になったキャラクターのカクテル言葉を調べていただけると面白いかもしれません。

 ここで無視できないのが、本名がボカされているキャラクターたち。名前を伏せる意図としては、所属関係をあいまいにするためだったり、商品名が絡むのでちょっと名を出すのがはばかられたり、まあ様々です。第二主人公でもあるアオツキ博士も終盤まで本名が伏せられていますね。アオツキという偽名から連想されるカクテルといえばまず、ジンベースの『ブルームーン』。しかしウォッカベースのカクテルに『ブルーマンデー』というものもあり、カクテル好きな人には「もしかして……」というちょっとした考察要素になるわけです(なおその真相は……)。

 ところで本編にはジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデーの6種をモチーフにした国名が出てきますが、これらは6大スピリッツと呼ばれるものです。スピリッツとは蒸留酒のことですが、蒸留酒が何か、という説明はここでは省きます。度数の高い酒、くらいに認識しておけばOKです。カクテルのベースとしてよく用いられるためネーミングの上で都合がよく、6大スピリッツを大国の名前として設定しました。本編には出てこないだけで、ワインやビールなどもあの世界では国名になっている……かもしれないですね。


 ……と、ここまではメタ的な話をしましたが、物語設定としても「なぜ国名が酒名なのか」は考えてあります。しかし長くなりそうですし他の話題にも絡む内容なので一旦ここで区切り!



 

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